2022年7月6日水曜日

脊柱の動きをやわらかくする(椎骨をひとつずつ動かす~アーティキュレーション)基本のエクササイズ。ペルヴィックカールの解説。腰痛の方はぜひ。

 

ペルビックカール(ブリッジング)

 ペルビックカール(ブリッジング)は、脊柱を目覚めさせて下背部に効く、基本的なエクササイズです。

①床にあおむけに寝て、両足を平行にし、坐骨の幅にひらき、膝を90°に曲げる。腕は脇に伸ばす。

②息を吐きながら、骨盤底筋、腹筋群、臀筋を使って、ゆっくりと脊柱の椎骨をひとつずつマットからはがして、膝と同じラインになるまでお尻をあげていく。

③息を吸いながら、身体を静止させて、姿勢を保つ。

④息を吐きながら、腹筋群を使って、ゆっくりと脊柱をロールダウンさせて元の姿勢に戻る。椎骨をひとつずつマットにつけていくつもりで行う。お尻は最後におろし、すぐに落ちてこないようにする。

④10回繰り返す。

 息の吐きはじめで、骨盤底筋を引きあげながら、腹壁を脊柱に引きつける。腹横筋を使ってから、他の腹筋を使う。そうすると、骨盤を後傾させて脊柱をマットからあげていくときに脊椎をひとつずつ動かせる。ふとももの後ろ側の筋肉(ハムストリングス)を意識的に使う。

 息を吸ってお尻をあげている間、腹部のコンロールを維持し、鎖骨の間をひらき、手指をかかとのほうへ伸ばしながら、肩甲骨を下方にすべらせる。

 息を吐きながらお尻をおろすときは、坐骨を膝の後方に向けておき、腹筋群の収縮を深めておく。

 よく見かける間違った動かし方は、脊柱が固い棒のように動いてしまうこと。脊柱が大きな塊のように見える。背中が平らなまま動いてしまい、ぎくしゃくした動きとなる。

 理想的な動かし方は、椎骨がひとつずつ精密に連続的に動くこと。脊柱の分節ごとに完全な動きになること。これを、アーティキュレーションという。

 今月のワークショップで解説いたします。

☆新宮校ワークショップ(平日)

 7月4日(月)→ 詳細 

☆東京ワークショップ

 7月8・9・10日(金・土・日)→ 詳細

☆大手門ワークショップ

 7月18日(月・祝)→ 詳細

☆大阪ワークショップ

 7月21日(木)→ 詳細

☆名古屋ワークショップ

 7月22日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ

 7月23日(土)→ 詳細

☆新宮校ワークショップ(休日)

 7月24日(日)→ 詳細