2019年1月23日水曜日

前屈で床に手がつかない問題(ふともも裏の筋肉が伸びないだけじゃない)

腰椎骨盤リズム~腸腰筋解放で腰痛が軽くなる仕組み のつづきです。

筋骨格系のキネシオロジー,原著者:Donald A.Neumann,
監訳者:嶋田智明 ,有馬慶美,医歯薬出版株式会社


ハムストリングス(ふともも裏)が短縮していると、股関節が屈曲しにくくなります。

しかし、ハムストリングスをゆるめても、股関節が屈曲しない人もいます。

固まった関節包による制限が原因です。

関節包は関節を包む結合組織で、外側は線維性の膜、内側は滑膜の二重構造になっています。


股関節が屈曲するとき、大腿骨頭は後方へ滑ります(健全な場合)。

関節包による可動制限で骨頭が滑らない→股関節が屈曲できないのです。


よく、ふともも裏が引きちぎれるほど無理矢理伸ばしているのにやわらかくならない人がいます。

関節包の機能不全なので、ハムストリングスをいくら伸ばしても効果がないのです。


明日の大阪集中講座・土曜日の神戸集中講座で解説します。