「自分ならできる」「なんとかなりそうだ」と思える心の状態を指し、単なる自信(自己肯定感)とは異なり、具体的な課題や行動に対する自信という側面が強いのが特徴です。
自己効力感を構成する4つの要素
バンデューラは、自己効力感を高めるためには以下の4つの情報源が重要であると説いています。
①遂行行動達成
実際に成功した体験を持つこと(最も強力) 「以前も同じような課題をクリアできた」
②代理経験
他人が成功している様子を見ること 「自分と似た状況の同僚ができたなら、私にもできるはず」
③言語的説得
他者から励まされたり、自分に言い聞かせたりすること 「君なら大丈夫だ」と言われる、アファメーションなど
④生理的情緒的高揚
心身の状態をポジティブに捉えること 適度
自己効力感が高いことによるメリット
自己効力感が高まると、行動や結果に以下のようなポジティブな影響が現れます。
■困難への挑戦
難しい課題に直面しても、諦めずに粘り強く取り組めるようになります。
■行動の選択
「できない」と決めつけず、新しいチャンスに飛び込む勇気が持てます。
■ストレス耐性
失敗を「能力の欠如」ではなく「努力不足や戦略ミス」と捉え、立ち直りが早くなります。
■学習効率の向上
「自分は習得できる」と信じているため、集中力が増し、結果としてスキルアップが早まります。
自己効力感を高めるための第一歩
最も効果的なのは、「小さな成功体験(スモールステップ)」を積み重ねることです。
いきなり大きな目標を立てるのではなく、確実に達成できるごく小さな目標をクリアし、「できた!」という感覚を脳に覚え込ませることが、確固たる自己効力感の土台となります。