優しい人ほど突然いなくなる |
その人の理想はその人の押しつけでしかありません。その押しつけを受け入れようとした優しい人は我慢することを強いられます。
優しい人は、我慢に我慢を重ねた結果として、ある日塗油全限界が来て連絡を取らなくなります。優しい人が「いいですよ」って言って付き合ってくれているのは、「本当は嫌なんだけどだけど、これくらいは我慢しよう」という意味での「いいですよ」なので、限界まで我慢する中で、少しずつストレスが蓄積していき、黙っていなくなるということになります。ある時に突然、何かがプツンと切れたような感じがしてしまうのです。
この時に、優しい人が感じているのは、怒りではなく虚無感です。
優しい人は、相手に原因を求めるということをあまりしません。なので、相手に原因を求める人にしつこく、「お前のせいだとちゃんとやれ」と責められると虚無感を感じるのです。なので、特に理由を言うこともなくその人間関係から離れます。突然連絡を絶つのは、他の選択肢が思いつかないからです。
相手の気持ちとかわからない自己中心的な発想な人は、離れていく方が酷いとか言って文句を言います。そんな人は、いろんな人たちからも離れていかれたり大切にされていないと思います。相手に原因を求めるが故に。いなくなるとは思わないで自分のことばかりで相手を責めたりしていつも許されると思っている人の末路です。最初から相手にされないか後から去られるかの違いはあれ、結局まわりから優しい人がいなくなる運命です。
別れた後で「自分に非があったから去られた」と心底反省できる人は変われるかもしれません。周りからも見放されてる人をギリギリまで面倒見て忠告もして、それでもダメだから虚無を感じて去られたわけで、実は突然ではなく繰り返し忠告ぐらいはされていたはずです。相手の話を全然聴いていなかったのです。
被害者意識からの被害者ムーブを繰り返している限り、どんなコミュニティに入ろうとしても居場所はないし、自分とよく似た酷い人にしかいなくなります。
そして、「みんながおかしい」という主張を繰り返すことになるわけですが、それが嫌なのならまわりの人たちの優しさを搾取している自分に気がつく必要があります。