2019年7月8日月曜日

殴るということ(The Art of Striking)

昨日の下関集中講座の締めは『ミット打ち』。






殴るのは本能なので、だんだん楽しくなってきます。

いまは見る影もありませんが、私はその昔、ストライカー(打撃の人)でした。

攻撃用の筋力を落としたので、現在の攻撃力はほぼありません。

代わりにというか、防御力は当時を遥かに凌ぎます。


専守防衛(せんしゅぼうえい= Exclusively Defense-Oriented Policy)。

戦略守勢。

相手の攻撃を受けてから初めて力を行使する。

その程度は自衛に必要最低限の範囲にとどめる。


というわけで、ミットで相手の突きを受けるのは、よい訓練になります。

圧倒的な防御力があると、相手の攻撃を余裕をもって受け止めることができます。

相手は心ゆくまで殴ることで、本能的欲求を満たすことができます。

身体操作指導者は、相手を倒すための練習ではなく、受け止めるための練習をすべきだと考えています。


現代の日本では、オーバーキル(相手へ必要以上の攻撃=過剰攻撃・過剰殺戮)は犯罪です。

自制できなかった格闘技の猛者が、人生を狂わせて転落していくのを見てきました。

必要以上の強さは、エンターテイメント以外では必要とされていないのです。

戦略守勢の能力を高めるのが、格闘系身体操作指導者の平和な人生の礎となる気がします。


フレディ・ローチ氏のミットテクニックは、何度見ても見事だと感じます。

パンチの捕り方が神懸っていて、すごいなと。







7月19・20・21日の東京集中講座
7月25日(木)の大阪集中講座
7月27日(土)の神戸集中講座

軽くミット打ちの時間をとります。

ミット打ちしてみたい参加者は、軍手をご用意ください。