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| オメガ6脂肪酸の炎症促進メカニズム |
オメガ6脂肪酸、特にリノール酸が「炎症を促進する」と言われる理由は、体内で代謝される過程で炎症の材料となる物質に変化するためです。
1. 炎症を促進するメカニズム
オメガ6(リノール酸)を摂取すると、体内でいくつかの段階を経てアラキドン酸という物質に変わります。このアラキドン酸が酵素の働きを受けると、炎症を引き起こすスイッチのような物質(生理活性物質)が生成されます。
プロスタグランジン(E2): 痛みや腫れ、発熱を引き起こす。
ロイコトリエン: 血管を収縮させたり、白血球を集めたりして炎症反応を強める。
2. オメガ3との「ブレーキとアクセル」の関係
重要なのは、オメガ6が「悪」というわけではない点です。炎症は、細菌と戦ったり傷を治したりするために体に必要な「防御反応(アクセル)」です。
一方で、オメガ3脂肪酸(えごま油や魚の油)は、逆に炎症を抑える「ブレーキ」の役割を果たします。
オメガ6: 促進(攻撃モード)
オメガ3: 抑制(鎮静モード)
現代の食生活では、サラダ油や加工食品、外食などでオメガ6を過剰に摂取しがちです。この「アクセル」ばかりが踏まれた状態が続くと、体内で慢性的な炎症が起きやすくなり、アレルギー疾患や生活習慣病のリスクが高まると考えられています。
3. 理想的なバランス
厚生労働省などは、オメガ6とオメガ3の比率を 「4:1」 程度にすることを推奨していますが、現代人は 「10:1」〜「20:1」 ほどオメガ6に偏っていると言われています。
注意すべき主な食品(オメガ6が多いもの)
リノール酸を多く含む油: サラダ油、コーン油、大豆油、ひまわり油
加工食品: カップ麺、スナック菓子、市販のドレッシング、マヨネーズ
まとめ:どう向き合うべきか?
オメガ6も体に必要な「必須脂肪酸」ですが、意識せずとも十分に摂れているのが現状です。
オメガ6を「減らす」: 揚げ物や加工食品を控えめにする。
オメガ3を「増やす」: 青魚を食べたり、加熱しない料理に「えごま油」や「アマニ油」を取り入れる。
このように、両者のバランスを整えることが、体内の炎症をコントロールする鍵となります。
