2021年6月17日木曜日

一発逆転を狙って派手に散ってしまうより、方法論ができあがったものを淡々とこなす。

枯れた技術』より引用いたします。

   枯れた技術とは、経験豊富なおじいちゃん状態になっている技術のこと。もう少し具体的に書くと、古いけど、既にいっぱい使われて、問題とかもいろいろ起こって、良い感じにこなれた技術のこと。歴史が長くて、問題もいろいろ起こり、それらが改善されて安定している、言わば「経験豊富なおじいちゃん状態」の技術を指す呼称が「枯れた技術(カレタギジュツ)」です。

枯れた技術を使うメリットは、

1.(いろいろ問題が出尽くしているので)安定感がある

2.(一般に普及しているので)安い

3.(たくさん使われたから)ノウハウが蓄積されている

引用ここまで

 「枯れた技術」とは「最先端ではないが、すでに広く使われて、ノウハウも固まり不具合も出し尽くして安定して使える技術」のことです。長年、使い続けられてきたからこその、安定していて信頼性が高い技術を、淡々と積み上げていくのが安部塾の基本姿勢となります。自分の感覚を信用せず、感じるままに動かず、修正に次ぐ修正を繰り返します。

 感覚は誤りやすいものです。誤った感覚を正しい感覚だと思い込んで動けば、当然の結果として破綻します。なので、常に「自分の感覚のどこがどうおかしいのか?」を詳細にチェックするという行為を繰り返す必要があります。

自動思考ってなーに?』より引用

「現実の受け取り方」や「ものの見方」を“認知”と言います。

 認知には何かの出来事があったときに瞬間的に浮かぶ考えやイメージがあり、これが「自動思考」です。「自動思考」の多くは経験や環境の中で知らず知らずに身につけています。「自動思考」が極端なものになっていると物事の捉え方が偏り不都合な気分の増強やメンタル症状に繋がります。

 「自動思考」は、知らず知らずに持っている考え方の癖です。

 もしも今「考え方の癖なんて変わらないわ」と考えたとしたら、それも「自動思考」に基づく「認知」です。そして「考え方の癖も少しずつなら変えられるかもしれない」と思い直したら、それはもう認知を修正できています。

引用ここまで

 私は、感覚にも同じことが言えると考えております。感じ方の癖がさまざまな問題の原因となるように思います。そして、一発逆転を狙う思考癖の持ち主の多くが、誤った感覚評価を正しいと信じ込んでいるような気がいたします。自分の感じていることや思考していることを疑い、常に修正をかけ続けることが肝要だと思います。

 誤った感覚評価について、各地の集中講座で解説いたします。


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