2019年9月15日日曜日

関節を極める動作は、技や骨格の理解を求められる。ケガをしない身体操作のために、関節技を学ぶのが効果的。

私、18~20歳は某所で徒手格闘に明け暮れておりました。

I班長に教えていただいた知識と技で、現在の仕事をすることができています。

徒手格闘術

当時は、一日中、人体を効率的に破壊することばかりを考えていました。

そこから180°方向転換して、関節を壊さない効率的な身体操作を教えるようになりました。


当時は、相手の関節を逆に曲げたり、ねじったりする関節技を得意にしていました。

関節技

関節技(かんせつわざ)は、格闘技、武術、武道などに見える人間の関節可動部の動きを封じる技である。靭帯を損傷して捻挫、脱臼させることも可能な危険な技でもあり、軍隊格闘術にも用いられる。

絞め技など、相手の関節を極めない技を含める場合、サブミッションホールドと呼ぶこともある。技がしっかり形に入り、脱出が不可能になり、かつ関節などに破壊の危機が迫っている、堪え難い痛みがある状態になることを極まる(きまる)と表現する

関節技は技がかかれば、梃子の原理で、かなりの体格差や体力の差があっても有効である。また、痛みが生じる程度の力を掛けるだけでは、それを解放すれば無傷である技が多いため、相手を無傷で制圧しやすい。そのため、護身術や逮捕術などでも重宝される。

極める動作は、殴る、倒すといった本能的な動作よりも技や骨格の理解を求められる。こういったフィジカルよりもテクニックが優先される傾向から、関節技を主体としたブラジリアン柔術は、ボクシングやレスリングといった他の格闘技と比べて運動量が少ない。そのため、ここ十年で大きく競技人口を伸ばしている。

ただし、関節に無理な力が掛かって治癒しにくい靭帯が断裂する(「関節が折れる」と言うが実際には靭帯が引き千切れて折れ曲がったり脱臼したりする)事で後遺症として関節が不安定になって正しく動作しなくなり、その結果軟骨が傷ついて変形性関節症や半月板損傷を引き起こしたり反復性脱臼に陥るリスクがあり、関節骨折や脱臼を起こした場合は骨の変形や壊死、軟骨や神経の損傷などで障害を遺す危険がある。特に頸椎や脊椎を極める技は重度の後遺症を与えかねないため、多くの競技で禁止されている。2006年2月11日にはアームロックで腕を骨折させ死亡させる事件が起きた(死因は敗血症という血液内に細菌が入り繁殖した状態であるから、骨折とは別に皮膚に傷がありそこから細菌が入りこんだ、と考えられる)。

引用ここまで


この仕事を始めた当初、『自分で自分の逆関節を極め、痛がっている人』がたくさんいて驚きました。

いちばんよく観察されるのが、肩関節(肩甲上腕関節)を内旋させながら外転させてる人たちです。

「痛くて腕があがらない」と言いながら、おかしな動きを普通にしているのです。

そんな動作を続けていたら、どんな猛者でも関節を壊してしまいますよ的な。


薬院校を5年間やってみて、しみじみ思っていることがあります。

「やはり、関節技の理を理解しないと、本当の意味で骨格についてわかったとは言えない」

……というわけで、10月から関節技の講座を始めることにしました。

すでに、打撃(突き・蹴り)の講座は始めています(笑)。


9月28日の神戸集中講座で、元修斗ファイターの米田さんと技の写真とか撮りたいなと考え中です。

まだ、打診しておりませんが(笑)。


技としてエグいのは、中国拳法の擒拿術(きんなじゅつ)です。

相手をつかんでとらえ、てこの原理を用いた技法で、四肢や頚部の関節を挫きます。

現代競技では、ほとんどが禁止技となっています。

ただし、痛みを感じる直前のレベルでかけると、関節機能を改善させる効果大です。


神戸は中国拳法の拳士たちが参加されているので、意外と盛り上がるかもしれません。


詳細が決まったら、御案内させていただきます。