2019年8月11日日曜日

肩甲骨を動かして首のまわりを良くする~肩甲挙筋。

昨日の新宮校集中講座の余談で『肩甲挙筋』の解説をしました。

今日の大牟田集中講座でも、お話をします。

肩甲挙筋は、頸椎の椎体第1~4の横突起より起始し、肩甲骨の上角と内側縁の上部1/3に停止しています。


頭部と固定すると、肩甲骨上角を上方に引き上げることで、関節窩を下方に向けます。

肩をすくめる動作をイメージするとわかりやすいと思います。

肩を固定すると、首を肩に引きつけます。

首をかしげる動作ですね。


肩甲挙筋は、様々な頭痛を引き起こすことがあります。

また、眼球を動かす筋肉である内眼筋・外眼筋と連動しています。

集中して同じものを見続けていると、内眼筋・外眼筋が過緊張に陥ります。

内眼筋・外眼筋の過緊張状態に連動して、肩甲挙筋も過緊張状態に陥ります。


小松式ビジョントレーニングで肩甲挙筋の機能がよくなる理由のひとつです。

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ちなみに、肩甲挙筋が疲労すると、連動して眼の動きが悪くなります。


肩甲挙筋が過緊張状態になると、筋肉連鎖によって、肩甲骨が外に動きにくくなります。

肩甲骨の動き

ストレッチングのフォームはこんな感じです。

肩甲骨のストレッチング

①右腕のひじを曲げて、背中へまわす。
②首から上を45°くらい左側へ向ける。
③背中を伸ばして、あごを引いて、やや下を見ます。
④左手で後頭部を保持して、45°下に向かって軽く引きます。
⑤深い呼吸を、5秒×3セット繰り返します。。
⑥同様の手順で、反対側も行います。


鍛える場合、肩甲挙筋は、僧帽筋と比較すると筋力がないことを考える必要があります。

僧帽筋と肩甲挙筋の比較
なので、いわゆる『脱力系身体操作』を使うのがよいかと思います。

やり方は、今日の大牟田で録画して、オンライン講座にアップしたいと思います。


トリガーポイントはこんな感じです。

肩甲挙筋

うまくほぐれると、首のまわりがよくなります。