2019年4月27日土曜日

「構え」をつくる~状況に対応できるように姿勢や態度を整える~中心を据える

「構え」とは、「即座に有効な動きができるように整えた、身体の格好」。

状況に対応できるように姿勢や態度を整えること。


今日から、ゴールデンウイーク集中講座前期が始まる。

「コアスタビライゼーション(安定)と効果的な運動のためのエクササイズ」がテーマ。

コアスタビリティとは、運動連鎖の中で四肢末端に最適な力と動きの産生・伝達・制御を可能とする骨盤~体幹の位置と動きを制御する能力と定義され、コアスタビリティ機能の低下は他分節に影響し、動作能力の低下をもたらす。


今日、4月27日(土)は、

・背臥位:腰椎と骨盤の中間位
・背臥位:腰椎の平坦化
・伏臥位
・上側下肢のための側臥位 
・四つ這い位
・コントロールされた呼吸

を、解説する。

まさに、「構え」をつくる日だ。


「幸運の女神には前髪しかない」

レオナルド・ダ・ヴィンチの言葉らしい。


チャンスの女神には前髪しかない。

なので、向かってくるときにつかまなければならない。

通り過ぎてから慌ててつかまえようとしても、後ろ髪がないのでつかむことができない。

構えていない人は、目の前にチャンスが来たことすら気づけない。


最近、身体操作を教えていて「構えることができない人はダメだ」と感じることが多い。

動きが粗雑な人は、構えができていない。

基本的な肢位がつくれていない状態で動くので、その後の動きは滅茶苦茶になる。

圧倒的な安定性(スタビリティ)なくして、微細な動きはできない。


スタビリティは、「据(す)わり」。

どっしりと安定している感じ。

外乱に対して、無駄な動き・ふらつき・浮き上がった感じなどがなく、速やかに収束する。

外乱の影響を受けにくく、十分な手応えや剛性がある。


構えがつくれない人は、日常生活も安定しない。

無駄な動きが多く、浮いた行動を重ねる。

「楽して~」「サクッと~」と、できていないのにできている風の自演を重ねる。

必要な努力ができないので、破綻する。


コアとは、 「核心・芯・中心部・中核」 。

中心が据わっている人は魅力的だ。

魅力的になりたいのなら、迷わずコアスタビライゼーションを学ぶことだ。

破綻しない安定性が、人生を力強く支えてくれる。


たいしたこともできないくせに、謎の上から目線で説教したがる人は据わりが悪い。

外乱の影響を受けやすく、いつも不安定だ。

コアがないので、身体の外殻をカチカチに固めている。

カチカチの外殻をまとって、自らの動きを破壊していく。


コアがない状態で生きていくのは無謀だと思う。


腰椎~骨盤アライメント不良は、コアユニット機能の低下をもたらす。

胸郭には上半身重心が存在し、胸郭のアライメント異常は様々な機能不全をもたらす。

胸郭の各関節が円滑に動くことが、コアスタビリティ機能及び静的バランス・運動機
能の向上につながる。

引用元 胸郭柔軟性障害がコアスタビリティと身体機能に及ぼす影響


そう。コアがない人は胸が硬くてひらかない。

慢性的な愛の欠乏状態に陥る。

胸郭の関節の機能は、「依存や他者をコントロールしたいというエゴを手放し、自他共に愛し愛される」だ。

支配服従や依存といった問題は、胸が硬くてコアがないことに起因する。


ヨガ的には、「身体と魂魄(たましひ)の共存」という感じ。

胸郭の関節機能が円滑に働くことが、心身の統合の要とされる理由だ。


身体運動学が深まるにつれ、コアの重要性がよく知られるようになってきた。

心の安定と身体の安定はイコールなのだという理解が広まっている。

先人たちが積み重ねてきた努力が結実しつつある。

今日の開講の挨拶で、熱くそのことを語りたい。