2018年8月17日金曜日

呼吸と動きは、感情と結びついています。機能的な呼吸が、良好な人間関係をつくります。

昨日の薬院校で、呼吸と動きと感情の結びつきのお話をしました。

呼吸と動きの基本原則

呼吸と動きには、基本原則があります。

■吸う
あげる・伸びる・ひろがる~上方への動き

■吐く
さげる・縮む・せばまる・ねじる・折れ曲がる~下方への動き

基本原則がわかっていると、動きが安全安心に美しくなります。


で、呼吸と感情は強く結びついています。

落ち着いているときには、呼吸はなめらかで深いものになります。

イラついているときには、呼吸はせわしない浅いものになります。

敵意を隠している人(心配する・嫉妬する・クレームをつける)の呼吸は乱れています。


普段している呼吸の通りに、体型が変化します。

体型には感情があらわれる=呼吸が体型をつくるなのです。

言うまでもありませんが、感情が人間関係をつくります。

機能的な呼吸が良好な人間関係づくりの基本であるということです。


今日から東京で解説する「太陽のシークエンス」「太陽礼拝」「上を向いた祈り」のポーズは、呼吸と動きを改善し、感情を安定させる効果がある内容です。

数名空きがありますので、参加して学んでください → 8月東京集中講座

2018年8月16日木曜日

呼吸は身体の動きと感情に結びつきます

落ち着いているときの呼吸とイライラしているときの呼吸は違います。

他人を受けいれているときの呼吸と拒絶しているときの呼吸は違います。

動作が呼吸の原則に従っていないと、感情が乱れます。

……なんて解説を、塾生講座でしています。

2018年8月15日水曜日

「手技による筋ほぐし」を9月15・16・17日薬院校集中講座でやります

9月15・16・17日(土・日・祝)の薬院校集中講座は、「手技による筋ほぐし」やります。

→ 詳細

■手技による筋ほぐしの解説と実技

過剰緊張状態にある筋肉に対して掌(手のひら)で快圧(軽圧)を加え、適正な状態に導きます。1ケ所につき4秒間ずつ緩圧法を行います。圧を加える方向は相手の身体の中心に向かうようにし、つねに垂直圧の原則を守るように心がけます。圧法を行う場所の間隔はおおよそ3~5㎝で、中央から末梢(まっしょう)へと向かうようにします。
 ・片手掌圧~力が分散しないように手指をそろえ、手のひら全体で圧を加えます。
・両手重ね掌圧~片手掌圧をする手の甲にもう一方の手を重ねて圧を加えます。
・両手波状掌圧~左右の母指の橈側が接するように並べて圧を加え、そこから四指を術者側に引き寄せた後、手根部を用いて圧し戻します。


私の活動の原点は、「手技による筋ほぐし」です。

17歳の頃から研究を始め、22歳でボディワークの活動を始めました。

徐々にエクササイズ中心の活動になり、現在に至ります。

身体構造を理解するためには、他者の身体に触れるのがいちばんです。


今回は、心身のバランスをとるのに有効な「掌圧」について学びます。

御参加、お待ちしております。


今日は、薬院校お盆集中講座ファイナルです。

想い出に残る一日にします。

2018年8月9日木曜日

お尻ほぐしとヨガストラップ

9月13日大阪集中講座・29日神戸集中講座の内容についての追加記事です。

大阪集中講座で「お尻ほぐし」の解説を、

神戸集中講座で「ヨガストラップの使い方」の解説をすることになりました。

お尻のトリガーポイント

やわらかくて美しいお尻は、しあわせの源です。

ヨガストラップ(半分の橋のポーズ)

ヨガストラップを使うことで、安全に効果を得ることができます。


来月の関西も、盛りだくさんです。

2018年8月8日水曜日

9月13日大阪集中講座・29日神戸集中講座の内容について

関西のおっぱいさんから、9月の関西の内容を告知するように脅されお願いされたので。

関西のおっぱいさん

■9月13日(木) 大阪集中講座 「肋骨と骨盤のアイソレーション」

 アイソレーションとは、身体の各部分を単独で動かすトレーニングです。人間の通常の動作では、身体のひとつの部分だけを動かしているつもりでも身体のほかの部分がつられて動いてしまいます。それを意識して分離してゆきます。顔、首、肩、腕、手、指、胸、腰、足、さまざまな部分の切り離しが可能です。アイソレーションの訓練によって、空間上の固定された部分=空間固定点(英: fixed point)を作り出すことができます。そしてこの応用によって、精密な運動連鎖のコントロールが可能になります。

 肋骨と骨盤のアイソレーションを学ぶことで、安定性の高い美しい動作が可能になります。基本となる運動は以下の通りです。
・胸郭の上下運動
・胸郭の前後運動
・胸郭の左右運動
・胸郭の円運動
・骨盤の前傾・後傾運動
・骨盤の挙上・下制運動
・骨盤の右回旋・左回旋運動
それぞれの動きについて機能的な解説後、実際の動きの練習をします。

■9月29日(土) 神戸集中講座 「掌圧法による筋ほぐし(手当て)」

 過剰緊張状態にある筋肉に対して掌(手のひら)で快圧(軽圧)を加え、適正な状態に導きます。1ケ所につき4秒間ずつ緩圧法を行います。圧を加える方向は相手の身体の中心に向かうようにし、つねに垂直圧の原則を守るように心がけます。圧法を行う場所の間隔はおおよそ3~5㎝で、中央から末梢(まっしょう)へと向かうようにします。

・片手掌圧~力が分散しないように手指をそろえ、手のひら全体で圧を加えます。
・両手重ね掌圧~片手掌圧をする手の甲にもう一方の手を重ねて圧を加えます。
・両手波状掌圧~左右の母指の橈側が接するように並べて圧を加え、そこから四指を術者側に引き寄せた後、手根部を用いて圧し戻します。


大阪・神戸ともに、常連参加者によるリクエスト応答内容です。

アイソレーションも掌圧法も、どちらも気持ちがいいんですよね。

詳細が決まったら、告知いたします。

2018年8月7日火曜日

眼と舌の使い方

今日の大手門塾生講座は「眼と舌の使い方」。

うちの爬虫類に実演してもらいましたw

中西ひふみ+ヤモリ~眼と舌の使い方

某ヨガの基本テクニックですが、これがなかなかに効果的です。

眼筋→後頭下筋群→棘筋→身体全体の連鎖の要ですから。

今日は、棘間筋と横突間筋の解説も加えました。

背筋ネタで、腰方形筋まで。

笑いが絶えませんでした。


8月11~15日のお盆集中講座と、8月17~19日の東京集中講座で、詳細解説予定です。

2018年7月28日土曜日

姿勢制御と眼の機能~薬院校お盆集中講座で、眼球の輻輳(ふくそう)運動眼筋と開散(かいさん)運動の解説をします。

今日は、飯塚での仕事の前にアイックスへ。

小冊子「メガネにまつわる5つの誤解」を、50冊受けとりました。

アイックス 小冊子「メガネにまつわる5つの誤解」

塾生の早苗さんと舞さんが写真掲載されています。

姿勢制御はエクササイズだけでは完成しません。

パーソナルグラス(各個人のために最適化された完全矯正メガネ)が不可欠です。

その理由は……この小冊子に書いてあります(笑)。


今回の飯塚で熱く解説したのですが、姿勢制御には眼球の運動が必要です。

・輻輳(ふくそう)運動=近くを見るときに、眼球が内転する=内側に寄る動き

・開散(かいさん)運動=遠くを見るときに、眼球が外転する=外側にひろがる動き

脳機能との関係は、こちらが面白いです → 輻輳開散運動


小松社長が、「内斜の輻輳不全と顎(あご)があがる現象」について話してくれました。

最近、「内斜なのに目が寄らない人」の姿勢についての知見があったのでタイムリーでした。

薬院校お盆集中講座までに情報を整理して、解説します。

御存じのように、この半年の安部塾の内容進化はケタ違いです。

視知覚についての知識が乏しかった3年前とは比較になりません。

皮肉なことに、現在の安部塾の内容が必要な人ほど、遠ざかってしまいましたが。


メガネにしてもシューズにしても、聡明でないと使いこなすことはできません。

高精度な道具だからです。

人類の進化とは、「道具を使いこなした者が生き残ってきた歴史」そのものです。

高精度なメガネやシューズにこだわることこそ、正常進化なのです。


眼球の輻輳開散運動ひとつとっても、できる人とできない人の見ている世界は違います。

見えている世界が違い過ぎて、お互いに理解をすることが難しいといえます。

小松先生が普及されているビジョントレーニングの真の価値は「お互いを理解すること」にあります。

視機能が高い者同士のコミュニケーションは円滑です。

視知覚の発達は、しあわせなコミュニケーションに欠かせないのです。


眼球輻輳運動ができないということは、相手の表情の微妙な変化を読みとれないということです。

それはすなわち、相手の表情にあらわれている本音がわからないということです。

立体的に見えていないのですから当然です。

結果、表情を偽るという愚かな行為をとってしまうことになります。


逆に、眼筋の機能が低いことで、表情筋が影響を受けてしまうこともあります。

表情筋フィードバックで、感情が不安定になります。

この理由で、斜位別に「不安定になる感情」が違います。

それはすなわち、斜位別に「過剰緊張になる筋肉が変わる」ことを意味します。


なんのアセスメントもなく身体を動かす時代は終わります。

身体によいつもりでやっている運動が、実は真逆の努力=破壊行為であることが多いのです。


安部塾塾生憲章「自ら考え、自ら行動する」を成すためには健全な視知覚が不可欠です。

正常な眼球の輻輳開散運動なく考える=きちんと視えていない状態で考えるのは愚行です。

一番最初の情報入力でつまづけば、その後にどんな修正を加えても正解には辿り着けません。

きちんと視えているということが、正しく考えるための第一歩となるのです。


ただ……情報量が膨大過ぎて、これを限られた時間でどう伝えたらいいものかと思案中です(笑)。