2015年4月8日水曜日

恥骨で呼吸してみよう

恥骨

恥骨で呼吸すると、骨盤と背骨のゆがみを直せます。


あお向けに寝て、両膝を直角に曲げます。

かかとを坐骨の一直線上にもってきます。

上前腸骨棘(腰骨)の上に両手を置いて、静かにゆったりと息を吸います。

全身から力を抜いて、完全脱力します。

息を吸いきったら、静かにゆったりと息を吐き出します。

このとき、恥骨が上に吊り上げられるような感じで持ち上げます。

恥骨の押し出しですね。

静かにゆったりと息を吸いながら、恥骨を元の位置に戻します。


12呼吸ほどやると、呼吸が楽になってくるはずです。

立ち上がって姿勢をチェックしてみると、改善されているのがわかると思います。

2015年4月7日火曜日

股関節の機能軸と解剖軸

今日の大手門指導者育成講座で、股関節の機能軸と解剖軸のお話をしました。

股関節の機能軸と解剖軸

これがわかると、股関節からの前屈・後屈が捗ります。

わかっていないと、ケガが絶えません。

健康のためにと無理矢理運動しても、脳は健康にならないようです。他人に言われてやる運動はダメかもですね。

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方

出版社からのコメント

●「運動で脳が甦った!」──驚きのエピソードが満載
●「こんな運動をしよう」──各章ごとに最適な運動を解説

「脳を活かす~」式の本が巷に溢れていますが、最新の脳科学が証明する身も蓋もない事実はズバリ──「運動すれば脳はよくなる」のです! しかもさまざまな面で。運動は、体のためよりもまず第一に脳のため。これは、あなたの人生を変える一冊です!

カスタマーレビュー

興味深い内容満載の本だが、私が特に興味深かったことは、下記のこと。

 ネズミの実験で

 ・回し車で、たくさん運動したネズミほど、枝(シナプス)が増えていた。
 ・運動をやめると、枝(シナプス)は減った。
 ・運動をしたネズミに迷路などの遊び場(学習の場)を与えると、枝(シナプス)は減らずに、生き残った。
 ・無理矢理運動させたネズミは、枝(シナプス)は増えなかった。

 要は、運動で脳のシナプスは増えるが、その後の学習でしか、シナプスは定着しないということ。


運動で精神疾患が治る……という事実はあまりにも知られていません。また実際に効果があったとしても、飲むだけという薬物療法に流れてしまうのは人の性なのかもしれませんね。ただ、やはり根本的に治すためには『運動』は必要なことだと感じます。

 かくいう自分もパニック障害を持ち、一時は社会的に生活するのが困難なレベルまでこじらせてしまいました。「社会は私に優しくない」と、そういったネガティブな思考が頭にこびりついて離れませんでした。

 ですが、それは『脳内の分泌物バランスの問題』なのだということを知り、運動療法を開始しました。そうして克服した今、私は起業し、社長として日々を忙しく過ごしています。

 現代社会では一度社会に出てしまうと、体を動かすことがどうしても少なくなってしまいます。
しかし、人間の身体にはつい最近まで農業を中心とした、身体を動かす生活を営んでいたわけです。そう考えると社会のあり方と身体のあり方がいまだマッチしていない今の世代というのは、多かれ少なかれ精神疾患を患う可能性が高いのです。

『脳を鍛える=頭がよくなる』という意味で捉えられがちではありますが、『脳の機能を正常化する』といった意味で捉えるほうがしっくりくるかもしれません。

引用ココマデ


多くの人が経験していることだと思いますが、自分からすすんで運動すると心が健康になります。

無理矢理運動させられた場合は、心が健康になりません。

なので、安部塾では運動を強制しません。

やりたいからやるという姿勢でないと、効果がまるで出ないからです。


すぐ予約

すぐ入金

すぐ運動

という連鎖の継続ができている時点で、心が健康なんですけどね。


心が健康でないと、運動が継続できません。

楽しめませんからね。

楽しく運動を継続すれば、脳機能が正常になるわけですが、ここがネックかもですね。

そんな理由で、安部塾では運動を強制しません。


大切なことなので、2回書きました(笑)。


まずは、塾生自身が楽しく動くこと。

それが、安部塾の基本です。

楽しく動いて心が健康になってくれば、集客が不要になります。

心が健康であれば、人は集まってきますから。


心が不健康なときに集まってくる人たちは似たもの同士です。

動きたがらない人たちを集めても、身体操作のクラスはつくれません。

動きたい人たちを集めるためには、自分が楽しく動いていればいいのです。

自分が無理矢理動いていると、無理矢理動く人たちが集まって、ケガの巣窟に(怖)。


正確無比な身体操作をすれば、楽しく動けます。

なので安部塾では、身体操作の基本をみっちり練習してもらっています。

継続できた人たちは、心の状態が良くなってます。

FBで紹介しましたが、心は動きでつくられるのです。


動きが心をつくる──身体心理学への招待

2015年4月6日月曜日

ふとももの後ろ側(ハムストリングス)を伸ばす

立位体前屈を安全に練習するコツ。

股関節を軸に骨盤が前方回旋する感じです。

立位体前屈

・ふくらはぎの上部から坐骨を遠ざける(ふとももの後ろ=ハムストリングスの伸張)。

・坐骨と頭頂部を遠ざける(軸伸展・背中の伸張)

ハムストリングスを伸ばすポイント
痛くなければ、うまくできてると思います♪

大腿四頭筋がうまく働かないと膝関節過伸展=反張膝が起きる理由

膝関節過伸展シリーズのラスト記事です。

膝関節


前もも≒大腿四頭筋がうまく働かないと、どうなるでしょう?

膝関節の機能が崩壊して、膝折れ(膝崩れ)が起きます。

かかとが着地した瞬間に、急激に膝関節が曲がります。

大腿四頭筋が脛骨に大腿骨をくっつけておくことができないからです。

健全な大腿四頭筋と膝関節の伸展

大腿四頭筋が働かない状態でも、無理矢理に歩くことは可能です。

大殿筋・大内転筋・ヒラメ筋などを使えば、膝を伸ばしながら歩けるからです。

でも、このやり方で歩くと、膝関節が逆方向に曲がります=膝関節過伸展。

膝関節過伸展=反張膝で歩くと、身体機能が崩壊します。

大腿四頭筋働かない

膝関節過伸展を理解するために、膝関節への理解を深めてみましょう。

膝関節の構造より

反張膝の原因

1)足関節の底屈拘縮(尖足)
2)大腿四頭筋の弱化及び痙性麻痺
3)ハムストリングス弱化
4)反対側の股関節・膝関節屈曲拘縮
5)膝関節包、靱帯の弛緩

膝関節

大腿骨と脛骨、膝蓋骨との間の関節である。腓骨は直接関与していないが膝関節にかかわる靭帯や筋の付着部として重要である。膝関節は、人体でもっとも大きな関節。安定性は靭帯を中心とした軟部支持機構

運動

屈曲・伸展に伴って大腿骨関節面と脛骨関節面がころがり・すべり運動をする
最終伸展時には脛骨は大腿骨に対し外旋する。Screw home movement
外旋することによって膝関節は最も安定した位置に導かれる

歩行時に膝関節にかかる荷重はFTJで体重の3倍、PFJで0.5倍
走行や階段昇降で著明に増加するが
特にPFJでは階段昇降時には平地走行時の7倍(体重の3.3倍)に増加する。

膝関節屈曲 knee flexion

・運動範囲
0から145度

・制限因子
大腿四頭筋の緊張
ふくらはぎと大腿後面との衝突

・主動作筋
大腿二頭筋 長頭
大腿二頭筋 短頭
半腱様筋
半膜様筋

膝関節伸展 knee extension

・運動範囲
145度から0度

・制限因子
斜膝窩靭帯
膝十字靭帯
側副靭帯の緊張
膝屈筋の緊張

・主動作筋
大腿直筋
中間広筋
内側広筋
外側広筋

膝の自動回旋

完全伸展位からの屈曲初期に脛骨が大腿骨に対して内旋し、屈曲位から伸展していくときには外旋する運動のこと。これらは不随意に起こる自動的な運動である。

locking mechanism

いわゆる「膝をしめる」こと。すなわち膝関節伸展時に脛骨が大腿骨に対して
外旋することで完全伸展を成立させ、筋力に頼ることなく立位を長時間に渡りとらせ、膝関節伸展を維持するのを助けるメカニズム。安定性増加する。

引用ココマデ

膝関節まわりの筋肉

安部塾では、膝関節伸展時に脛骨が大腿骨に対して外旋する型を練習します。

結果、安定した状態で『立つ』「歩く」ができるようになります。

練習後に、歩いて確認してもらうと、割と高い確率で良い変化が起きます。

自覚的には、軽々と脚が上がって振り抜ける感覚になります。


4月のレッスンで、みっちりやり込みますよ~

膝関節の過伸展とふくらはぎ(腓腹筋)の筋力低下

腓腹筋・ヒラメ筋

膝の過伸展といえば、ふくらはぎ(腓腹筋)の筋力低下です。

膝関節過伸展
腓腹筋

■起始

内側頭 大腿骨内側上顆

外側頭 大腿骨外側上顆

■停止

アキレス腱として踵骨隆起

■作用

足関節を底屈(つま先を下に下げる)・膝関節を屈曲

腓腹筋の作用

膝関節を屈曲できなくなるので、膝関節が過伸展するわけです。


腓腹筋は、半膜様筋・膝窩筋・縫工筋・薄筋・半腱様筋~鵞足につながっています。

鵞足

足を固定すると、下腿および大腿を後方へ引く筋肉連鎖が起きます。

この力で、膝関節の過伸展を防いでくれるわけです。

立位で身体が前方に動揺すると、腓腹筋が下肢を後方に制動してくれます。

腓腹筋の筋力が低下すると、膝関節を過伸展させて制動をかけることになるのです。


膝関節伸展と足関節底屈は同期します

膝関節屈曲と足関節背屈も同期します。

安部塾身体操作基本型『息吹(IBUKI)』の基本ですね。

息吹(IBUKI)実践者の膝関節過伸展が、劇的に改善する理由のひとつです。


ゴールデンウイーク集中講座で、このあたりの説明をしますよ~

2015年4月5日日曜日

身体が軟らか過ぎる=関節がゆるすぎるのは障害の原因になりがちです

一般人の日常生活において、関節可動域はそれほど必要ではありません。

関節可動域の拡大よりも、筋肉で関節の安定性を向上させる方が好結果が出ます。

関節可動域が大きいことは、障害を防ぐ要因にはなりません。

関節可動域が大きすぎる=関節がゆるいと、障害の危険性が増加します。


実際、身体が適度に硬くて安定性が高い人の方が障害はありません。

断言できますが、身体が軟らかい人を羨ましがる必要はありません。

軟体芸(コントーション)ができることによるメリットは、プロの人以外はないと思います。

むしろ、関節がゆるくなり過ぎるデメリットの方が深刻だと考えています。


関節の柔軟性は、適度にあれば充分だと思います。

僕程度の関節の柔軟性があれば、日常生活には困らないはずです。


ローランジ

同じ理由で、むやみやたらにマッサージや整体に依存するのもどうかと思います。

筋肉の過剰緊張は、関節の位置を正しくすることで解放することが大切です。

自分の意識で自分の筋肉を精密にコントロールすることを学習すべきです。

筋肉連鎖が正常に働くようになれば、関節は超絶安定してきます。


コアコンのストレッチポールなんかがオススメです。


状態があまりに悪いときは、トリガーポイントセラピーが有効だと思います。

http://www.lifeinmotionchiro.com/soft-tissue-treatment.htm

最近は、ネ申レベルのトリガーポイントセラピーができる理学療法士さんが増えました。

みなさん、研究熱心です♪


王道は、関節の機能をきちんと理解することだと思います。

どうすれば関節が安定するのかがわかっていれば、障害を防げると考えています。

闇雲に関節可動域の拡大を目指すのではなく、関節の安定性を高めて欲しいのです。

関節の安定性が高まれば、筋肉や関節は自ずから適度に柔らかくなるからです。


安部塾では、関節の安定性の向上を最優先します。

力づくで無理やり身体を動かすようなことはしません。

安定性の高い関節機能を獲得できていれば、その先の未来が明るいからです。

繊細な感覚を大切に、緻密な身体操作で関節を整えていきましょう。