猫背反り腰 |
猫背と反り腰をコンボしている人を観察してみましょう。
猫背・反り腰 |
反らせる部位 |
7月は、あばら締めの解説に力をいれていきます。
猫背反り腰 |
猫背と反り腰をコンボしている人を観察してみましょう。
猫背・反り腰 |
反らせる部位 |
上半身全体が寸胴に見える人を観察してみましょう。あばらが締まらない=肋骨がしっかりと閉じにくいのがわかると思います。肋骨がひろがった状態では、ウエストの幅も広くなってしまうため、寸胴に見えてしまうのです。
あばらが締まっている=肋骨がしっかり閉じている人を観察してみましょう。肋骨の幅が狭いので、ウエストがくびれて見えます。
あばらを締めるイメージ・背中をひろげるイメージ |
あばら締めを自己流でやって体調を崩すを観察してみると、背中をひろげるという意識をせずにやっているのがわかります。寸胴人を観察してみると、背中が狭く詰まっているのがわかります。胸郭(肋骨の籠)が大きいわりに、呼吸力が弱いのです。
あばらを締めるためには、背中をひろげなければいけない。 |
舟状骨と立方骨、鵞足と腓骨頭を意識したジャックナイフ・ストレッチング |
ジャックナイフ・ストレッチング(帝京大学医学部付属溝口病院准教授の西良浩一先生が発案)が流行っているので、安部塾でも地味にやってます。太ももの裏側(ハムストリングス)の機能を高めることができ、なぜか顔立ちが整います。
①肩幅程度に足を開いてしゃがむ。
②両手で両下腿を保持する(人差し指に力をいれない)。
③太もも前面に胸をつける。
④息を吐きながら、太もも前面から胸が離れないように、少しずつ膝を伸ばしていく。
⑤痛みが出ない限界まで伸ばしたら、その位置で5~10秒間姿勢保持する。
※安部塾では、息を吸いながら足首背屈・膝屈曲、吐きながら足首底屈・膝伸展。
自己流で立位体前屈や太もも後面(裏)の静的ストレッチングをしている人で、胸と太ももが離れるような動きで腰を極端に丸めてしまい、椎間板機能を劣化させているのを見かけます。闇雲に手が床にベタッとつくとかいうのを目標にしていたりします。自己流で静的ストレッチングを熱心にやった結果、残ったのは劣化だけというのは笑えない展開です。
身体運動学の研究で、腰椎は屈曲位をとる(丸める)時間が長ければ長いほど早期に変形することがわかっています。健康のために良かれと思ってやっている自己流ストレッチングで自滅しているという構図です。柔軟性を高めれば健康になれると勘違いし、長期間、腰を丸めながら前屈するという暴挙を繰り返した結果、腰椎変形を加速させただけという結果に。
ジャックナイフストレッチは筋肉の生理的反射(相互抑制反射)を意識して行います。太もも前面(表)の筋肉を縮めるよう意識すると、拮抗筋である太ももの後ろ(裏)のハムストリングスは緩んで伸びようとするという働きにより、安全に効率的に柔軟性を増していくことができます。
安部塾では、足関節と舟状骨・立方骨、膝関節と鵞足・腓骨頭を意識して関節の動き(上行性運動連鎖)を意識しながら行います。ありがちな、「膝を後方に押し込む(反張させる)」ような間違ったやり方をしないように声かけをしています。
☆下関ワークショップ
7月1日(土)→ 詳細
☆機能運動学大牟田サークル
7月2日(日) → 詳細
☆東京ワークショップ
7月14・15・16・17 日(金・土・日・月)→ 詳細
☆大阪ワークショップ
7月20日(木)→ 詳細
☆名古屋ワークショップ
7月21日(金)→ 詳細
☆神戸ワークショップ
7月22日(土)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(休日)
7月23日(日)→ 詳細
7月30日(日)→ 詳細
■7月の各地のワークショップの内容(ストレッチング徹底攻略)
◇太もも裏(後ろもも)をゆるめる。ジャックナイフ・ストレッチング(立位体前屈)など。
◇内ももをゆるめる。左右開脚など。
◇外ももをゆるめる。
◇太もも表(前もも)をゆるめる。
◇すねの外側をゆるめる。
◇ふくらはぎをゆるめる。
◇足首を伸ばす。
◇土踏まずを整える。
◇首の動きをスムーズにする。
◇肩を下げて、あばら(肋骨)を締めて、背中を広く使う。
◇肩甲骨まわりをゆるめて、動きをよくする。
◇背中をゆるめて、上体を反りやすくする。
◇腸腰筋をゆるめる。
6月まで、経穴(ツボ)へのタッピングを行い、体の調子が整ってきたとのことなので、ここらでディープにストレッチング徹底攻略をやろうと思います。基本的なエクササイズプログラムを基本に忠実にやっていきたいと思います。
☆下関ワークショップ
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☆機能運動学大牟田サークル
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黄帝内経・霊枢「経筋篇」の「以痛為輸」(痛をもって輸=兪となす)は、「推して裏に応へて快く痛む処を以て穴とする義なり」と解説されています。
「阿是穴(あぜけつ)」は、「不定穴」あるいは「天応穴(天應穴)」と呼ばれることもあり、「押すと痛くて気持ちの良い反応点」とされ、位置も名称も決まっていません。 筋肉上を触れていると、その下に過敏な硬結(しこり)=筋膜トリガーポイントを触れることがあります。この筋膜トリガーポイントは、阿是穴と一致するとする説があります。
索状硬結と硬結 トリガーポイント |
◇導引(どういん)
からだをゆるやかに動かし息を整える。
◇吹呴呼吸 吐故納新 熊經鳥申 爲壽而已矣(すいくこきゅう とこのうしん……)
ゆっくり大きく呼吸をし、古きものを吐き出し新しいものを取り入れ、熊や鳥のように大きく動くことが、長寿の秘訣。
◇熊経鳥申(ゆうけいちょうしん)
熊が木に前足をかけて立つように直立して呼吸し、鳥が首を伸ばすようにして筋骨をやわらげる。
◇鴟顧(しこ)
からだを動かさず首だけ回して後ろを見る。
◇淮南子(えなんじ)の六禽戯
熊のように歩き、鳥のように体を伸ばし、鳧(あひる)のように浴び、猿のように足早やに進み、鴟(ふくろう)のように視つめ、虎のようにふりむく。
荘子刻意篇に、「吹呴呼吸し、吐故納新、熊経鳥申するは、寿を為すのみ。此道引の士、養形の人、彭祖寿老なる者の好む所なり。」とあります。ここでの「導引」は熊や鳥といった禽獣の姿形などをまねて行う体操のことだとされ、「熊経鳥申」とは熊が二本足で立って体をブルブルと揺り動かす様子で、鳥申とは鳥のように首をのばす又は空をとぶときに足をまっすぐ後ろに伸ばす姿と考えられています。
淮南子精神訓に、熊、鳥、鳧(かも)、蝯(手長猿)、鴟(ふくろう)、虎の6種動物のポーズを真似た導引の型が書かれています。
「導引」は「行気」とよばれる呼吸法とよく組み合わされます。「行気」の基本原理は「吐故納新」であり、古い気を吐き出し、新しい気を入れることによって若さを保つことができるとします。身体を動かして精気のめぐりやすい状態をつくりつつ清気を吸って、目的とする体の箇所に精気をめぐらせたり、取り入れたり、体に滞っている邪気を呼気とともに体外に吐き出す方法とされます。
鍼治療における呼吸補瀉法では、簡易方法として、患者の呼気時に鍼を刺入し、吸気時に抜鍼する方法を補法、吸気時に刺入し呼気時に抜鍼する方法を瀉法としています。
明日の新宮校平日ワークショップで、手技療法と合わせて解説いたします。
☆新宮校ワークショップ(平日)
6月26日(月) → 詳細
日常の所作を、ゆっくりと行うように心がけていると、自然に呼吸もゆっくりになってきます。ゆっくりとした呼吸は副交感神経の働きを高めてくれ、末梢の血管がゆるんで血のめぐりが改善されます。また、腸管のはたらきもよくなります。
日常の所作をはやく行うと、呼吸もはやくなります。はやい呼吸は交感神経の働きを高め、闘争・逃走モードに入ります。瞬間的な力を発揮できる反面、末梢の血管が収縮し、血の巡りが悪くなります。
ゆっくり聞き役に徹したり、ゆっくり話したり、ゆっくり歩いたり、ゆっくり字を書いたり……やってみればすぐに効果を実感できるかと思います。
エクササイズ依存症・トレーニング依存症の人たちの体調が悪い原因のひとつに、「ゆっくり動かないこと」があります。元気そうに見えますが、中身はボロボロだったりします。はやく動くことで、動作の力学的な間違いを誤魔化しているので、ゆっくり動くことができないというのもあります。
甩手(すわいしょう)~腕振りをゆっくり行うと、体調がよくなり、物事がうまくいくようになってきます。
☆大阪ワークショップ
6月22日(木)→ 詳細
☆名古屋ワークショップ
6月23日(金)→ 詳細
☆神戸ワークショップ
6月24日(土)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(休日)
6月25日(日)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(平日)
6月26日(月) → 詳細
◇衛気(えき)
体表面~体表面から少し離れたところをめぐり、体温調節や外邪の侵入を防ぐはたらきがあります。皮膚の収縮と弛緩~毛穴の開け閉め(腠理の開闔)は、体温調節や発汗の調節に関わっています。体内では身体を温める役割があり、日中は体表、夜間の就寝時は体内を巡るとされています(この理由で、就寝時は布団をかけます)。陽の性質をもつ気です。
衛気は、筋肉を温め(温煦作用)、皮膚を豊かに充たし. (栄養作用)、皮膚の紋理を肌理細やかに調え、腠理即ち. 発汗機構の開閉を制御している。
◇ドーゼオーバー(刺激量過多・過剰)
筋緊張をゆるめようとして強刺激を繰り返した結果、逆に過剰緊張状態に陥ってしまうことがあります。軽くなるはずの身体が逆に重く感じるようになり、体調が悪化します。やり過ぎはよくないということです。
刺激の強さが過剰だったり、刺激の時間が過剰だったり、または強さも時間も過剰だったりするわけですが、観察していると「刺激は強ければ強いほど良い」という謎の信念をもたれてあることが多いのがわかります。「刺激は適正な量が良い」が正解です。
◇刺激量過多による体温調節機能の低下
私は、強刺激によって衛気の乱れが生じ、その結果として体温調節がうまくいかなくなることがあると考えています。ボディローラーやボールやポインターの使い方が荒くて雑で乱暴な人たちが、軒並み体温調整に問題を感じているのが観察できます。陽気を足の方へ下げることができず、頭はカッカするのに足は冷えている人や、汗をかきながら「寒い寒い」と厚着をしている人もいます。
やり過ぎはよくないのです。
安部塾では、ゆっくりとした鼻呼吸で丁寧で繊細な動きを心がけるように指導しています。さらに、弱刺激を上手に用いて、適正な刺激量になるように調整するよう声かけをします。やればやるほど効くというのは迷信でしかありません。ドーゼオーバーにならないようにした方が、好い結果につながります。
☆大阪ワークショップ
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呼吸 |
二酸化炭素には体内のガス交換をコントロール作用があり、脳幹にある延髄の呼吸中枢に働きかけます。動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の正常値は、女性(動脈血):32~45 mmHg(4.26~5.99 kPa)、男性(動脈血):35~48 mmHg(4.66~6.38 kPa)となります。
◇年代別のPaCO2の正常値
・新生児:33mmHg
・乳児(1~24ヶ月):34mmHg
・小児(7~19歳):37mmHg
・成人:40mmHg
動脈血二酸化炭素濃度が低下すると、呼吸を遅くする信号が出て、二酸化炭素の体外放出を下げます。呼吸数が増加する、もしくは呼吸量が増加することで、肺胞換気量が多くなります。つまり、深く速い呼吸をしていると、肺胞換気量が増加し、PaCO2が下がってきます。
深く速い口呼吸や過呼吸では、過度な吸気によって、過剰な酸素が流入してきます。その一部は活性酸素となり、細胞を傷害します。そして、過度な呼気によって、二酸化炭素を必要以上に放出することになります。
二酸化炭素には「いらない排ガス」というイメージがありますが、体内の酸素運搬を左右しているため、さまざまな問題を引き起こすことになります。
呼吸によって取り込まれた酸素は、血中のヘモグロビンと結合し、必要とされる組織や臓器に運ばれ、結合が解かれて酸素が放出されます。この運搬は、動脈血中の二酸化炭素濃度の影響を受けます。動脈血中に必要量の二酸化炭素が存在しないと、ヘモグロビンは結合した酸素を放出しません。これを「ボーア効果(生体組織内の二酸化炭素の量に応じて赤血球のヘモグロビンの酸素解離曲線が移動する現象。ヘモグロビンは組織内が酸性になると酸素を離し、肺などの二酸化炭素が少ない環境になると、酸素と結合しやすくなる。)」といいます。
ボーア効果 |
体内に一定量の二酸化炭素が存在しなければ、酸素が体の隅々まで運搬され供給されることはないということになります。
深く速く吸い過ぎると、すでに酸素量は飽和状態なわけなので、血中の酸素濃度の改善には働きません。そして、二酸化炭素レベルを低下させてしまうことになります。また、吐きすぎることで、さらに体内の二酸化炭素濃度が低下してしまいます。深く速い口呼吸や過呼吸では、過剰に体内に空気を入れてしまうことで体内のガス交換能力が低下して、脳への血流も低下してしまいます。
安部塾では、深呼吸は陰陽のバランスを整える理に適っていないと考えています。対して、鼻呼吸で穏やかにゆっくりと少回数呼吸することをおすすめしています。
身体の管(気管、消化管、血管など)を構成しているのは平滑筋です。生体内の二酸化炭素濃度が低下すると平滑筋が緊張して、管が狭くなります。過呼吸状態に陥ると、二酸化炭素を吐き出し過ぎることで生体内の二酸化炭素濃度が低下して気道が狭くなり、さらに苦しくなるという悪循環が始まります。ペーパーバッグすると楽になるのは、二酸化炭素を体内に取り込めるからです。
口呼吸で過度な運動を続けている人では、体内の二酸化濃度が下がり過ぎることによって血管が収縮し、心臓が過活動することでリスクが高くなります。交感神経優位になりすぎ、自律神経のバランスが崩壊することになります。
深呼吸に酸素を体内に取り込み過ぎると、相対的に血中の二酸化炭素濃度が低下し、血液中pHがアルカリ性に傾き過ぎます。常態化すると適正な血中pHは弱アルカリ性が維持しにくくなり、体に変調をきたしがちです。酸素量が多くなり過ぎることで血中pHがアルカリ性に傾きすぎ、体は二酸化炭素が不足している状態に陥り、酸素を効率良く細胞に運ぶことができなくなってしまうのです。
必要なのは過度な酸素ではなく、適正量の二酸化炭素なのです。
呼吸は、自律神経機能の中で唯一自らコントロールできる機能です。無意識のうちに息を吸いすぎになりがちな人は交感神経が優位に働きやすく、自律神経のバランスが崩れて、睡眠の質の低下や消化吸収機能や防衛機能(免疫など)の低下を引き起こしてしまことにつながります。
鼻呼吸で穏やかにゆっくりと少回数呼吸することをおすすめいたします。
☆新宮校ワークショップ(平日)
6月19日(月) → 詳細
☆大阪ワークショップ
6月22日(木)→ 詳細
☆名古屋ワークショップ
6月23日(金)→ 詳細
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6月24日(土)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(休日)
6月25日(日)→ 詳細
諸陽経筋 皆在於頭
手三陽之筋 結入於頷頬
足陽明之筋 上来於口
諸陽為風寒所客則筋急 故口噤不開也
「諸病源候論」より
足の陽明胃経・手の陽明大腸経・手の太陽小腸経 |
手足三陽経(足の陽明胃経・手の陽明大腸経・手の太陽小腸経)の経筋(足陽明経筋・手陽明経筋、手太陽経筋)は、すべて頭部に分布しています。
手の三陽経は下顎と頬に結び、足の陽明経は頚から上り口部を挟んで分布しています。
諸陽経が風寒の邪に侵されると、顎・頬・口の筋肉が過緊張により過剰収縮するために口が開けにくくなります。
足陽明経筋病症 |
例えば、胃腸の調子が悪くなったとします。足の脛の前脛骨筋に触れるとコリが見つかります。同時に、顎が固まって口が開けにくいことも確認できます。ここで、足三里をタッピングしたら前脛骨筋のコリがほぐれて胃腸の調子が改善しました。と同時に、顎がほぐれて口が開けやすくなりました。
……なんていう展開があったりします。
顎関節症で某鍼灸の先生に相談すると、後谿、合谷、偏歴、温溜、手三里、曲池、足三里、衝陽、厲兌など、手足の経穴に術をかけてもらえますが、全身の動きと顎の嚙み合わせが同時に改善します。なかなかにマジカルな光景です。
私は、闇雲に身体を動かしたいとか、ただ汗をかきたいとかいうのはどうかと思っております。気血津液のバランスがさらに崩れてしまい、不調のスパイラルに堕ちてしまいがちだからです。運動だけで全身の調子を整えるのは無理があると思います。私は、セルフケアとしてのタッピングを組み合わせることが大切だと考えております。
現実問題として、セルフケアが必要と思われる人ほど、セルフケアをしたがらないという傾向があります。体調が悪い状態で思いつくアイデアはヤバイことが多いものですが、なぜだか、必要なことを自己判断で不要だと決めつけがちです。一方で、体調がいい人はセルフケア大好きな傾向があります。
顎の状態と足腰の状態には相関関係がみられることはよく知られています。今月後半のワークショップは、そのあたりの解説もしていこうと思います。
☆新宮校ワークショップ(休日)
6月18日(日)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(平日)
6月19日(月) → 詳細
☆大阪ワークショップ
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☆名古屋ワークショップ
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☆神戸ワークショップ
6月24日(土)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(休日)
6月25日(日)→ 詳細
胸椎の回旋 |
加えて、肩甲骨の内転の動きが重要です。肩甲骨の内転の動きができない場合、他の部位で代償してしまうために各所に痛みが出たり、パフォーマンスが下がり続けるといった問題が生じます。
例えば、蹴る動作では、胸椎の回旋とともに肩甲骨の内転動作がパワーと安定性の向上による高い精度の全身の動きを可能にします。試しに、蹴り足と反対側(軸足側)の肩甲骨を内転させるように意識してみましょう。蹴りが伸びるのがわかるかと思います。胸椎の回旋・肩甲骨の内転動作に問題がある人の多くで、膝を不安定にさせるという代償動作が生じており、姿勢の崩れとともに傷害が頻発しています。
腕振りには、上あごからの下行性運動連鎖の振り方と、足底からの上行性運動連鎖の振り方があります。いずれの場合も、腰椎の回旋の動きをインナーコアユニットで抑えて、胸椎の回旋と肩甲骨の内転を意識します。正しく腕が振れると、身体機能が著しく向上します。
☆新宮校ワークショップ(休日)
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☆新宮校ワークショップ(平日)
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☆名古屋ワークショップ
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☆神戸ワークショップ
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☆新宮校ワークショップ(休日)
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肩甲骨の外転と内転 |
自己流で肩甲骨を脊柱に近づける練習をしていて、肩関節を傷めてしまうという事故がよくあります。多くの場合、「肩甲骨を脊柱に寄せる」という言葉を真に受けて、肩関節を外して両肘を背中の後ろで寄せようとする動きの繰り返しによるダメージの蓄積によるものだと思われます。
よく言われることですが、「肩甲骨は寄せるものではない。結果として寄るものだ」というのが実際です。どちらかというと、「肩甲骨を引こうとした結果として、脊柱の方に寄ってしまう」という感覚になるかと思います。
肩甲骨は、肘の先端の動きに追従させるように意識すると、安全に操作できるかと思います。つまり、「肘を正しく引くことで、結果的に肩甲骨が寄る」ということになります。
そして、そのためには、手の爪の横・MP関節まわり・手首まわりの関節が機能していることが重要です。肘から先の五兪穴を中心とした経筋タッピングを続けた人たちの肩甲骨の動きが改善していくのを確認していると、エクササイズ偏重になってケアを怠るデメリットは大きいなと感じます。
なお、「正しい腕振り」を学ぶことで、肩甲骨の動きが安心安全に良くなっていきます。各地のワークショップで指導しております。
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