◇導引(どういん)
からだをゆるやかに動かし息を整える。
◇吹呴呼吸 吐故納新 熊經鳥申 爲壽而已矣(すいくこきゅう とこのうしん……)
ゆっくり大きく呼吸をし、古きものを吐き出し新しいものを取り入れ、熊や鳥のように大きく動くことが、長寿の秘訣。
◇熊経鳥申(ゆうけいちょうしん)
熊が木に前足をかけて立つように直立して呼吸し、鳥が首を伸ばすようにして筋骨をやわらげる。
◇鴟顧(しこ)
からだを動かさず首だけ回して後ろを見る。
◇淮南子(えなんじ)の六禽戯
熊のように歩き、鳥のように体を伸ばし、鳧(あひる)のように浴び、猿のように足早やに進み、鴟(ふくろう)のように視つめ、虎のようにふりむく。
荘子刻意篇に、「吹呴呼吸し、吐故納新、熊経鳥申するは、寿を為すのみ。此道引の士、養形の人、彭祖寿老なる者の好む所なり。」とあります。ここでの「導引」は熊や鳥といった禽獣の姿形などをまねて行う体操のことだとされ、「熊経鳥申」とは熊が二本足で立って体をブルブルと揺り動かす様子で、鳥申とは鳥のように首をのばす又は空をとぶときに足をまっすぐ後ろに伸ばす姿と考えられています。
淮南子精神訓に、熊、鳥、鳧(かも)、蝯(手長猿)、鴟(ふくろう)、虎の6種動物のポーズを真似た導引の型が書かれています。
「導引」は「行気」とよばれる呼吸法とよく組み合わされます。「行気」の基本原理は「吐故納新」であり、古い気を吐き出し、新しい気を入れることによって若さを保つことができるとします。身体を動かして精気のめぐりやすい状態をつくりつつ清気を吸って、目的とする体の箇所に精気をめぐらせたり、取り入れたり、体に滞っている邪気を呼気とともに体外に吐き出す方法とされます。
鍼治療における呼吸補瀉法では、簡易方法として、患者の呼気時に鍼を刺入し、吸気時に抜鍼する方法を補法、吸気時に刺入し呼気時に抜鍼する方法を瀉法としています。
明日の新宮校平日ワークショップで、手技療法と合わせて解説いたします。
☆新宮校ワークショップ(平日)
6月26日(月) → 詳細