2023年6月25日日曜日

押すと痛くて気持ちの良い反応点~過敏な硬結(しこり)=筋膜トリガーポイントは、阿是穴と一致する?

 黄帝内経・霊枢「経筋篇」の「以痛為輸」(痛をもって輸=兪となす)は、「推して裏に応へて快く痛む処を以て穴とする義なり」と解説されています。

「阿是穴(あぜけつ)」は、「不定穴」あるいは「天応穴(天應穴)」と呼ばれることもあり、「押すと痛くて気持ちの良い反応点」とされ、位置も名称も決まっていません。 筋肉上を触れていると、その下に過敏な硬結(しこり)=筋膜トリガーポイントを触れることがあります。この筋膜トリガーポイントは、阿是穴と一致するとする説があります。

索状硬結と硬結 トリガーポイント
 
 筋硬結に対して、ゆっくりと安定持続圧を加えることで副交感神経の働きが優位になり、緊張がほぐれて腹鳴反応が起きることがあります。確認してみると、筋性防御が解除されて筋肉がほぐれているのがわかります。

新宮校平日ワークショップで解説いたします。

☆新宮校ワークショップ(平日)

6月26日(月) → 詳細