2014年10月31日金曜日

身体の学校・安部塾(薬院校)11月30日(日)開校決定!!

薬院の物件ですが、審査受かりましたっ!!

喜びの図

ちなみに、この建物(昭和の香り漂う築40年のレトロマンション)です。

チサンマンション第5博多
はい。かなり古いです(笑)。

でも、一目見て気に入りました。





すでに数名、薬院校に通いたいという希望をいただいております。

ありがとうございます。


移転に伴い、名称を『身体の学校・安部塾』に変更いたします。

『Abejuku Bodywork School』ですね(このサイトによると、塾のローマ字表記はjukuらしいです)。

ジャンルや流派を超越した身体育て=ボディワークを研究します。

マニア垂涎の隠れ家にしたいと目論んでいます。


それと、2年更新の塾生制度は、11月いっぱいの受付で締め切らせていただきます。

11月いっぱいはお得ですので、塾生になりたい方はいまのうちにお申し込みください。

12月以降は、毎月更新と1年更新の塾生制度に切り替えます。

拠点ができたので、毎日通えますよ。

2014年10月29日水曜日

あぐらで膝が床に近づかないのは・・・・・・

さっき、塾生からこんな質問がきました。

塾生より質問

まあ、マジ大天使なので、画像つくってみましたw

あぐらで膝を床に近づけるコツ
あっさり秘伝公開w

理屈は、前屈のときに膝を股関節の方へもってくるのと同じです。

股関節を外旋してるので、膝が下がるわけですね。

内旋すると膝が伸びていくのですから、その逆の動きをすればいいのです。



ついでに言うと、あぐらは骨盤後傾系の動きです。

なので、猫のポーズをやりこんで骨盤を動かして、仙腸関節をゆるめてやると世界が変わります。


あぐらで膝を床に近づけるための仙腸関節ゆるめ

塾生の向学心が嬉しい昨今ですw

疲れないパソコン作業の姿勢

「どうしたらパソコン作業で疲れにくくなりますか?」という質問がありました。

「とりあえず、肩の真上に耳をもってきて、首の後ろを伸ばしましょう」と、答えました。

パソコン作業

これは車の運転も同じです。

首の後ろを潰してしまうと、疲れるどころか具合が悪くなってしまいます。


首の後ろは頭頂部に向かって伸ばしておきましょう。

2014年10月28日火曜日

膝とつま先の向きを一致させると、股関節の緊張がとれる。

僕のクラスでよく耳にするセリフ・・・・・・

『膝をつま先の方へ向けて~』ですが、これ結構大切な感覚です。

膝をつま先の方へ向ける

女性は膝が内側に入ってる人が、男性は膝が外にひらいている人が多いようです。

どっちにしても膝が壊れてしまいます。

連鎖的に、全身壊れます。

いいことありません。


以前、こんな記事を書きました。


足裏と立ち方

膝が内側に入ると偏平足に、外にひらくとハイアーチになりやすくなります。

足裏と膝の関係は深いのです。

2014年10月26日日曜日

犬のポーズ(ドッグポーズ)を考える~身体を壊さない練習

7年くらい前、面白い記事を見つけました。

→ 動物の立ちポーズ

http://ameblo.jp/oldworld/entry-10048600968.html

イヌでもネコでもいいわけだが、四つん這いになり、「かかと」を上げて、手足の指だけ地面につける。誰でもできる楽勝なポーズだ!

引用ココマデ


当時、腹抱えて笑って、腹筋が崩壊した覚えがあります。

そうなんですよね。

本来は、この記事が正解なのです。

僕たちのかかとは、直立歩行のために地面についたままになったのですから。


手もそうです。

人の手の構造と、犬の足の構造を比較してみましょう。

犬のポーズ~人の手と犬の足

僕のポージングの多くが、上図の手の形なのは、よく知られています。

ベタ手で着くの、嫌いなんですよね。

ケガしやすくなるから。

同じ理由で、四指をそろえるのも嫌いです。


僕は練習でケガをしたことがありませんし、僕の考えを受けいれてくれた人もケガはしてません。

僕は、身体を壊してしまうような練習はしませんし、させたくありません。

だから日々、身体を壊さないやり方についての研究をしています。

正しいことをやっていれば、面白いくらいに結果が出ます。


塾生が、こんなことを書いてくれてました(嬉)。

フェイスブックより
ハゲみになりますw



ドラッガー先生の言葉

効率とは物事を正しく行うことで、有効性とは正しいことを行うことである

2014年10月25日土曜日

お尻をほぐそう

昨夜、こんなメッセージがきました。

問い合わせメッセージ

お尻のエクボですか・・・・・・定番のこれ(トリガーポイントの活性化)でしょうね。

トリガーポイント(お尻)
こっちのが、わかりやすいかな。

トリガーポイント(お尻)
要は、痛みが出てる場所から離れたところに痛みの原因があるということです。

なので、痛みのある場所をいじりまわしても、事態は一向に改善しません。


まず、中心軸を保持しながら腸腰筋を伸ばして、お尻を解放しましょう。

腸腰筋伸ばし
それから、お尻ほぐし開始っ!!

各ポーズを、中心軸を意識しながら60秒保持します。

お尻ほぐしエクササイズ


楽になったでしょ?

お尻は、使ってあげればほぐれるのです。

2014年10月24日金曜日

中心軸ランニングで高速走行を可能に(無傷で)

さっき、こんなメッセージがきました。

問い合わせメッセージ
まかせときんしゃいw


こういうことです。

ランニングフォーム

上体で身体を導くような走り方=地面を蹴って走っていると、関節の機能が崩壊します。

なので、お尻(股関節)で導くようにして骨盤の真下で着地するようにします。


安部塾では、足の裏の真ん中で着地します。

理由は、『中心軸の保持』です。

足裏のどこで着地するか?

つま先着地だと後ろ向きの回転が、かかと着地だと前向きの回転がかかってしまいます。

真ん中で着地すると、路面の状態に左右されずに安定した走行が可能になります。


中心軸呼吸法の練習をしたランナーのタイムが好転し、ケガをしなくなるのはよくある展開です。

まあ、ちゃんと立てないうちは、走ってはいけないということだと思います。

五十肩・四十肩の正体~肩を壊す身体意識について

肩を壊してしまう人の『腕の付け根』の意識には、下図のような特徴があります。

いちばん右の図でイメージしていると、一生、肩の痛みに悩まされるかもです。


腕の付け根の身体意識

要は、肩を巻き込んで、関節をつぶしてしまっているのが問題なんですよね。

肩の巻き込みをやめて首を解放すれば、奇跡が起きます(笑)。


『五十肩・四十肩(肩関節周囲炎)は、腕の付け根意識を正常な状態に戻すために起きる』

安部塾では、そう考えています。

首の筋違いやギックリ腰も、首や腰の身体意識を正常な状態に戻すために起きます。

必要なのは治療ではなく、身体意識の正常化と身体操作の改善です。


痛み止めを繰り返した結果がどうなるかは、そうした人たちを観察すればわかります。

姿勢も体型も崩壊して、グチャグチャになって心身ともに不調な状況にあるはずです。

痛みは警報なので、無視すると身体のシステムが破綻するのです。

姿勢を改善して身体意識を正常化すれば、治療は不要だと考えています。


治療に依存して、ゲシュタルト崩壊を引き起こしている人たちを観察してみてください。

自分はそんなことはしたくないと思うはずです。


僕は、初心者には「腕の付け根は首の前下のでっぱりですよ~」って説明しています。

身体感覚が鋭くなってきたら、「腕の付け根は耳の後ろのでっぱりですよ」に変わります。


図にすると、こんな感じです。

首や肩を壊さない身体意識

僕や塾生の直接指導を受けている人には、おなじみの感覚です。

本来、肩こりや肩の痛みがあるのは異常な状態なのです。

力学的なバランスが崩壊しているのですから、修復するのが好ましいわけです。

あらゆる治療に優先して、中心軸呼吸法の練習の実践をおすすめいたします。

首や腰を痛めない身体感覚について

エクササイズで身体を壊さないための身体感覚その2。

戦士のポーズとかで、腕を高く上げようとして、首や腰を壊してしまうことがあります。

骨盤の意識の使い方

右の図が正解だと感じてしまう人が多いと思います。

右の図のやり方でやっている人を横から押してみると、はじけ飛んでいきます。

左の図のやり方でやっている人を横から押してみると、ズシッと安定しています。

なので、安部塾では左の図のやり方を、初心者におすすめしています。


というか、右のやり方でも、首を伸ばして骨盤を後傾させればいんですけどね。

首を伸ばして上を向く身体意識

『簡単なことをきちんとていねいにする』のが、首や腰を痛めないコツです。

日々、意識をしてみて欲しいと思います。

2014年10月23日木曜日

体前屈で身体を壊さないコツ

安部塾では、こんな感じで前屈します。

前屈の身体感覚

この矢印を逆にすると、あちこち不具合が出ます。

2014年10月22日水曜日

呼吸と動作を合わせるってどういうこと?

昨日の安部塾大手門で、呼吸と動作のつながりについて説明しました。

動くときに呼吸を合わせると、意図的な力を使わずに楽に動けます。


呼吸と仙骨・後頭骨~背中の伸び縮みの関係

この仕組みがわかっていれば、ケガをする確率はグンと下がります。

なぜ、前屈動作の時に吐いて、後屈動作のときに吸うのかは、この図でわかりますよね。

背骨を守るためには、『遊び』をつくっておく必要があるからです。

詳細は、いつもクラスでお話しているとおりです。


ちなみに、呼吸が逆になると、脳脊髄液の流れが滞って気分が悪くなります。

身体を動かしたがらない人の呼吸を観察してみると、呼吸がおかしいことが多いものです。

呼吸がおかしなままだと、以下のような症状が・・・・・

■脚・膝・足首の痛みや機能不全/胸・肩・腕・手の痛みや機能不全

■首の痛み/股関節の詰まり

■子宮の機能不全~生理の問題の多発/男性機能不全

・・・・・・などなど、いいことなんてただのひとつもありはしません。

小手先の対処は、何の役にも立たないどころか、呼吸の問題を深刻化させてしまいます。

正しい姿勢と動作を学んで身につけるのが『王道』だと、安部塾では考えています。


人は、こんな感じで呼吸をしています。

呼吸と動作~中心軸呼吸法の基礎イメージ

吐くときに下降し、吸うときに上昇します。


以前、こんな記事を書きました。

楽な呼吸を、正しい動作で誘導する~呼吸と頭蓋骨・仙骨と後頭骨の関係

なかなか説明が難しかったのですが、最近はちゃんと伝えれるようになりました。

参加者の姿勢や動作が一瞬で良くなるようになってきています。

最近の僕や塾生の姿勢・体型の変化が、すべてを物語っていますよね。

中心軸呼吸法の効果は絶大で、今後はこれ一本でもいいかなと思えるくらいです。


11月16日の『姿勢と動きのワークショップ』で、初心者向けに説明をさせていただきます。

万障お繰り合わせの上、御参加くださいますようお願い申し上げます。

首と腰の調子が超絶良くなる身体操作

先日の東京と、昨日の福岡安部塾で、首と腰の調子が超絶良くなる身体操作をやりました。

『安部塾姿勢改善型』の基本でもあります。

乳様突起の引き上げ・肩峰ひろげ・肩峰⇔乳様突起

この状態を維持しながら動きます。

頭の動かし方ですが、乳様突起が回転軸となります。

そうすると、首~背中~腰~脚~足裏まで、連鎖的に楽になります。

動けば動くほど気持ちが良くなっていきます。

姿勢と体型が改善して意識がクリアになり、体調も良くなります。

首が楽になる回転軸・首がきつくなる回転軸

首の真ん中あたりを回転軸にしてしまうと最悪です。

下を向けばのどがつぶれ、上を向けば首の後ろがつぶれます。

動けば動くほどきつくなり、気分が害されていきます。

姿勢と体型が崩壊して意識が混乱して、体調が悪化します。


まあ、僕か塾生から直接指導を受けないと、意味がわからないと思いますが(笑)。

2014年10月21日火曜日

姿勢の改善と中心軸~立位と倒立

姿勢の改善の前後の写真を重ねてみました。

姿勢の改善 前後の写真

頭と肩の位置が全然違うのがよくわかります。


立位の中心軸がわかってくると、倒立の中心軸もわかってきます。


ロクちゃん

倒立の中心軸
ひふみちゃん

倒立の中心軸

きちんと立てていれば、補助倒立はできてしまうものです。

2014年10月17日金曜日

良い姿勢とテンセグリティ

今日の大手門クラスが終わって、ひさしぶりにテンセグリティの話題が。

久しぶりに記事を書いてみたくなりました。

僕は、パールズ先生と同じくらい、フラー先生も大好きなのです。


テンセグリティ

テンセグリティ(tensegrity)とは、バックミンスター・フラーにより提唱された概念で、Tension(張力)とIntegrity(統合)の造語。実際はケネス・スネルソンが彫刻として取り組んでいた引張材と圧縮材からなるオブジェに対し、テンセグリティなる造語を発案し、これを自ら用いたのがバックミンスター・フラーであった。

バックミンスター・フラーはテンセグリティが構造工学における一般的な構造システムのいずれにも分類されないことに気づき、自身の哲学的思想の具体的な表現手段として採用した。テンセグリティは構造システムが破綻しない範囲で、部材を極限まで減らしていったときの最適形状の一種とも考えられている。そのような形状は常識的には三角形を基本単位とするトラスなど単純な幾何学要素の集合であろうと推察されていたから、現代においてもテンセグリティの工学的な視点からの研究は十分ではなく、これからの応用と発展が期待されている。

テンセグリティは工学においては直線部材のピン接合からなる構造システムのうち、圧縮材が互いに接続されておらず、張力材とのバランスによって成立しているような構造システムである。張力材は互いに接続されていてもよく、3次元構造の場合、圧縮材の両端には3本以上の張力材が少なくとも接続されていなければならない。

圧縮材は、一般的な構造システムにおいて、柱や張力材を突き上げるためのマストとして用いられ、力強く地面に接地している。テンセグリティにおいては圧縮材は、両端に接続された張力材からの張力によりバランスをとり、他と接触しない。張力材はごく細い材料を選択できるから、まるで圧縮材が空中に浮いているかのような印象的な視覚効果を演出できる。そのような背景と、構造システムとして用いる難易度の高さから、現代ではもっぱら芸術作品や玩具として用いられている。


このサイトが面白いです→ テンセグリティ(Tensegrity) ―細胞と建築をつなぐ骨組み―


テンセグリティ

ロルフィングなど、筋膜を扱う人は体感で理解できてる概念ですね。

筋膜のテンセグリティ構造

テンセグリティが理解できると、僕の姿勢改善技術の理屈がわかります。

圧縮材=骨  張力材=筋膜

なぜ、首の後ろを伸ばさないといけないのか?

なぜ、お腹をたるませてはならないのか?

なぜ、肩甲骨まわりを固めてはならないのか?

その答えは、テンセグリティにあるのです。


骨をつぶして姿勢をつくっている人は、横方向からの外力に弱いです。

それは、圧縮構造で形を維持しているからです。

見た目に『踏ん張っている』ので、すぐにわかります。

これに対し、テンセグリティで姿勢をつくっている人は、超絶安定しています。


わかりやすいのは、足の裏ですね。

きちんと、こんな使い方ができている人は大丈夫です。

足裏のテンセグリティ

足裏が使えていない人は、つぶれてますよね。

バンテージで仮想のテンセグリティをつくると脚が軽くなるのは、このためなのです。


明日の東京で語るかも(笑)。

その膝、伸ばし過ぎじゃない?

昨夜の記事のつづきです。


ちょっと登山したくらいで膝とつま先を傷めてしまう痛い女子がいます。

姿勢を解析すると、つま先重心で上半身を前に出しています。

膝関節過伸展
そりゃ、傷めますわ。

現場で指導していると、膝を伸ばしすぎている人がたくさんおられて驚きます。


中心軸を意識しながら、膝を軽く曲げて立つ練習をすると改善できます。

2014年10月16日木曜日

膝に水が溜まってる間は、ヨガは休んだ方がいいのでしょうか?

今日は、こんなメールが。

安部先生おはようございます。
70代と40代の方で膝に水が溜まってる人がいます。膝(人差し指)を正面に向けてポーズをとるようしてもらってます。
ふくらはぎや太ももの筋肉も使えるようしてます。膝にくるってことは全身弱ってるでしょうから、まんべんなくやるのがいいのでしょうが…
間違ってないでしょうか?
水が溜まってる間は、ヨガは休んだ方がいいのでしょうか?

膝に悩みを持つひとに、特に注意すべき点やこれはってのがあれば是非教えていただけますか\(^-^)/


よろしい。ならば(今日も)受けて立とう。


とりあえず、膝の状態はこんな感じでしょうね。

壊れた膝関節

そりゃ、水もたまるってものですね。

痛みの出る場所もさまざまです。

膝の痛む場所


いままでとり続けてきた姿勢や動作が膝を壊したわけですから、改善しないと悪化の一途です。

正しい姿勢と身体操作を身に着ければ痛みは和らぐものです。


ちなみに、×印のところが固まると、赤いゾーンに痛みが拡散します。

水がたまりやすいのは、右の2パターンですね。

膝痛のトリガーポイント

さて、ではどうしたらよいかというと・・・・・・

『きちんと中心軸を意識して立つ練習をする』だけです。

そもそも、くるぶしの上に膝関節と股関節がないから壊れただけですから。

ちゃんと立てるようになれば、状況は改善するのです。


中心軸を意識できる人に、膝痛なんて縁がありません。

逆に言えば、対処療法的な対策を膝関節だけにやっていても埒があかないということです。

痛み止めを繰り返した結果がどうなるかなんて、考えるまでもありません。

徹底的な姿勢の改善を最優先するのが好ましいと思います。


練習するときは、痛みが出るような動きは避けます。

痛みを出すと炎症が起きるので、逆効果ですから。

痛みが出ない範囲で、脱力して身体を動かします。

基本的な身体操作を繰り返し練習します。


長年の悪習慣を改善するには、根気が必要です。

慣性の法則が働きますから。

コツコツ地道に姿勢の改善を続けましょう。

やっててよかったと思える日が来ますから。


明日に続く。

快適で安定した姿勢をとって、快適で安定した身体操作をしましょう。

じゅんじゅんが、先日のワークショップの記事を書いてくれました。

→ http://yamashitajunji.blogfit.jp/2014/archives/1508

うん。やはり、記事を書いてもらえるというのは嬉しいものです。


いつも、ありがとね。



ヨガスートラⅡ-46に、こんな記述があります。

「アーサナとは、安定した快適な座法のことです」

普通は、「アーサナは、快適で安定したものでなければならないって訳されています。

僕は、「~であらねばならない」という禁止令=非合理的な信念=思い込みが嫌いなので、上の訳で。

※アーサナ=本来は『瞑想のため坐法』の意味。僕は、ヨガをおこなう姿勢という理解。


僕的には、ヨガの練習でケガするなんてありえないのです。


というかね、本来のヨガって、『禁止令=非合理的な信念』を『現実的な思考=合理的な信念』に書き換えることなんじゃないかなって思うのです。

否定的な感情(怒り・不安・悲しみ・ねたみなどは、出来事そのものによって引き起こされるのではありません。

出来事の受けとめ方=受けとめる側の人の信念やそれに基づく自己内の会話によって引き起こされるのです。

なので、信念を修正することで否定的な感情に振り回されなくなれば、より適切に他人に適応していくことができます。


エリス先生的には・・・・・・

合理的な信念は「現実的で前向き」~非合理的な信念は「強迫観念・理想論」って感じかもですね。

事実に基づいた論理的な判断は、前向き・適応・健全な姿勢や身体操作につながります。

事実に基づかない願望や理想を基準にした判断は、無気力・悲嘆・病気につながります。

てか、エリス先生の雰囲気が好きです。


僕は基本的に、異性とこの雰囲気が出せる人が好きなのです(笑)。

アルバート・エリス先生

アルバート・エリス

アルバート・エリス(Albert Ellis、1913年9月27日 - 2007年7月24日)は、アメリカの臨床心理学者。論理療法(Rational Therapy:RT)の創始者として知られた。アドラー心理学の影響を受け、北米アドラー心理学会の会員でもある。93歳で死去。


『合理的に説明できない思い込み』は、手放すのが好ましいのです。

その積み重ねが、快適で安定した姿勢や身体操作につながっていきます。

2014年10月13日月曜日

正しい立ち方を極める(姿勢と動きのワークショップ大手門)

今日は、毎月恒例の姿勢と動きのワークショップ大手門でした。

テーマは、『正しい立ち方』です。

姿勢と動きのワークショップ くるぶしの真上に大転子 恥骨をおへそへ~息を吸う
姿勢と動きのワークショップ 下げ振りを使った姿勢改善 モデルはひとみさん

レーザー墨出し器を使って、じゅんじゅんと陽子さんの中心軸を見てみましょう。

レーザー墨出し器で、じゅんじゅんと陽子さんの中止軸を解析してみる

陽子さんは、もう少し骨盤を後方へ動かすとカンペキですね。

『肩の真上に耳』は、バッチリ意識できています、

じゅんじゅんはほぼカンペキです。

マスターの指導の賜物ですね。


ちなみに、中心軸を上下ひっくり返すと倒立できます。

参加者の方に、頭立ちをやってもらいました(吸う~仙骨のけぞるを意識)。

中心軸呼吸法を意識した頭立ち with会計のりりん
顔出し許可確認をとっていなかったので、ボカシをいれてます。

いつもより、中心軸が感じれたそうです・・・・・・塾長冥利に尽きます。


さっき、じゅんじゅんからメッセージをいただきました。

ワークショップ感想 じゅんじゅん
嬉しかったです。


今日は、予定になかった『心の状態が筋緊張に先行する』という説明もしました。

「ダメ・・・・・・できるわけがない」という心のつぶやきは、直接筋肉を固めてしまいます。

そして股関節や肩関節や首の関節をつぶしてしまいます。

これをどう回避するかが、身体機能向上の鍵となります。


本気で筋肉をゆるめたいのであれば、心の状態を良くすることにも取り組む必要があります。

姿勢を良くすることで心の状態も改善できるので、両方ともに取り組んで欲しいと思います。


台風にも関わらず参加してくれたみなさま、本当にありがとうございました。

呼吸と背骨の動き~中心軸呼吸法

以前、楽な呼吸を、正しい動作で誘導する~呼吸と頭蓋骨・仙骨と後頭骨の関係という記事を書きました。

中心軸呼吸法は、この記事の理屈を応用したものです。

過去記事の画像ですが、ちょっと読んでみてください。

仙骨のうなずきとのけぞり~骨盤の前傾と後傾


骨盤の前傾・後傾と、股関節の上下

で、今朝、こんな画像をつくってみました。

背骨と仙骨と呼吸


一般的な深呼吸や体操では、背中を反らすとき息を吸い、丸めるときに息を吐きます。

僕も、一般的なやり方を指導するときは、そうしています。

しかし、中心軸呼吸法では、この逆をやります。

背中を丸めながら息を吸い、反らしながら息を吐きます。


上図の背骨の矢印と逆方向の動きをすることで、呼吸が自然と深まるからです。

呼吸が深まるにつれ、脊柱が本当の意味でやわらかくなります。


吸うときに、背骨を伸ばしながら肋骨下部後方・側方を膨らませます。

吐くときに、背骨が縮めながら肋骨下部後方・側方をすぼめます。


このときに重要なのが、首をつぶして固めてしまわないことです。

鎖骨と肩甲骨を両側に引っ張るようにして前頸筋膜を解放します。

頭頂部は天に向かって伸ばします。

図示すると、こんな感じです。

前首筋膜の解放~肩峰部分の皮膚を左右に引っ張る

ペアワークで、パートナーに肩峰部分の皮膚を左右に引っ張ってもらうとイメージしやすいと思います。


今日の大手門ワークショップで、実技やります。

2014年10月12日日曜日

姿勢が良くなるテクニックを教えました

今日の安部塾は、レーザー墨出し器と下げ振りを使った姿勢の改善をやりました。


レーザーの使い方です。

スウェイバック(上体のけぞり)の改善

後方にズレていた肩と耳の位置が、中心軸上にきたのがわかります。


レーザーによる姿勢改善後、下げ振りによる姿勢解析。

下げ振りと姿勢

朝書いた記事の、この画像に近くなりました。

中心軸の図

明日の大手門ワークショップでもやります!!