2022年7月7日木曜日

脊柱、背部と股関節後方の筋の柔軟性を改善する。

 脊柱、背部と股関節後方の筋の柔軟性を改善したいとき、立位での脊柱のロールダウン/アップをゆっくりと繰り返すとよいかと存じます。


スパインロールダウン/アップ(立位)
■開始肢位

 足を坐骨幅にひらいて立ち、膝をわずかに曲げる。まっすぐ前を見ることで、脊柱の弯曲を正常に保つ。腕を体側に垂らし、母指を前方へ向ける。

■動作

①息を吸う:下部腹筋を引き締め、下あごを胸のほうへ向ける。

②息を吐く:頸椎→胸椎→腰椎を連続して曲げていき、脊柱と股関節の屈曲最終域まで床に向かって身体を曲げていく。

③息を吸う:胸郭の後面と側面に息を入れる。

④息を吐く:腹筋の活動を高め、背筋群を緩めることで、頭部と体幹の重みが脊柱、腰部、股関節後面の筋を牽引するようにする。

⑤息を吸う:胸郭の後面と側面に息を入れる。

⑥息を吐く:腹筋の関与を増加させ、動作を始めるためにわずかに骨盤後面をすべらせる。それから脊柱と股関節を同時に伸展し、開始肢位に戻る。

■注意点

②の動作中、頸椎から腰椎までの椎骨ひとつひとつの関節を動かし、大きなボールを抱えるように身体を曲げていく。視線は頭部と一緒に動かす。膝は動作中わずかに屈曲している。

④の動作中、頭部は脊柱の頂点から吊るされ、腕は肩から吊るされるようにする。

⑥の動作中、頸椎から腰椎までの椎骨ひとつひとつの関節を動かし、視線は頭部と一緒に動かし、膝は動作中わずかに屈曲させる。

 膝を伸ばして動作する方法もあります。

膝を伸ばしたロールダウン/アップ


今月のワークショップで解説いたします。

☆東京ワークショップ

 7月8・9・10日(金・土・日)→ 詳細

☆大手門ワークショップ

 7月18日(月・祝)→ 詳細

☆大阪ワークショップ

 7月21日(木)→ 詳細

☆名古屋ワークショップ

 7月22日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ

 7月23日(土)→ 詳細

☆新宮校ワークショップ(休日)

 7月24日(日)→ 詳細