腕引き、脚引きともに、うつぶせのほうが効果的です。しかし、気をつけねばならない点は、あおむけよりも多くなります。
うつぶせでの腕引き |
うつぶせの脚引き |
各地の講座にて、うつぶせでの腕引き・脚引きの解説をしていく予定です。
今後の予定です。
筋肉をほぐそうとして施術しても、筋肉がほぐれるどころか、ますますガチガチに固まってしまうという結果になってしまうことがあります。これは、施術をする側の緊張が施術を受ける側に伝わってしまうからという場合が多いようです。つまり、まず最初に施術者自身が緊張をほぐしておかないといけないということになります。施術者を目指す人の中には、過緊張で自身の体調を悪化させていたという人がおられます。現在進行形で、過緊張をほぐせてない人も多いかと思います。
安部塾では、自分で自分の筋肉をほぐす技術を学ぶことを奨めております。他者の緊張をほぐせるレベルに達するということは、最低限、自身の過緊張程度は自身でほぐせるということだと考えております。逆説的になりますが、他者の過緊張に触れることで「適正緊張と過緊張の違い」を理解することで、自身の過緊張をほぐせるようになり、他者の過緊張をほぐすお手伝いができるようになるということになります。
7月22・23・24日の、大阪・名古屋・神戸での集中講座で解説いたします。
☆大阪集中講座
7月22日(木)
→ 詳細
☆名古屋集中講座
7月23日(金)
→ 詳細
☆神戸集中講座
7月24日(土)
→ 詳細
7月の大阪・神戸・名古屋の集中講座は、手技療法による体ほぐし・伸ばしの実技解説をいたします。「なぜ、筋肉がガチガチに固まってしまうのか?」「どのようにしたら『ふわふわの筋肉』になっていくのか?」について、詳しく説明いたします。筋肉がガチガチに固まっていまう=筋肉が過剰緊張状態になったままになってしまうと、心身両面に悪影響が出てまいります。
体伸ばし |
同側で体をつなぐ |
片脚立ちやY字バランスも同様で、右脚支持であれば右腕をつないでバランスをとることで左脚を浮かせていきます。
同側で体をつなぐことで姿勢が安定し、楽に動けるようになります。その上で、対角線連鎖を使うことで、素早い動きや軽い動きをすることができます。
この考え方は、手技療法における筋ほぐし・伸ばしにおいても重要です。7月22~24日の関西での講座で詳しく解説いたします。
☆大阪集中講座
7月22日(木)
→ 詳細
☆名古屋集中講座
7月23日(金)
→ 詳細
☆神戸集中講座
7月24日(土)
→ 詳細
☆東京集中講座
■7月9・10・11日(金・土・日)
→ 詳細
体が重力に負けて潰れてしまうと、筋肉がガチガチに固まってしまいます。首が潰れて肩があがってしまうことで、筋肉が過剰に緊張することになってしまうためです。固まった筋肉によって、さらに体が重力に負けてしまうことになり、悪循環から抜け出せなくなります。こうなると、感覚もおかしくなってしまうため、よかれと思って行なう様々な対処法によってますます筋肉を固めてしまうという展開となります。
筋肉の緊張をぬく方法として、手技療法やストレッチングがありますが、やり方を間違えると逆効果となります。手技療法やストレッチングには、想像以上に繊細な技術と、高度な知識レベルが要求されます。自己流で数年間やった人たちの末路を少し観察してみれば、その意味がすぐに理解できるかと思います。感覚をおかしくしてしまうことは、とても恐ろしいことです。
実際に筋肉をガチガチに固めている人が、どのような選択をするのかを観察してみると、高確率で「より筋肉を固める方向」での選択を繰り返すのがわかります。「頑張っている感があるやり方」が正解だと感じてしまうからです。「やっている気がしない」のが正解なのですが、生涯一度も正解を出したことがない人も多く、難しい問題となっているようです。
野球でのホームランやボクシングでのKOの経験がある人はすぐにわかってもらえると思うのですが、「何の手応えもない」のがクリーンヒットの特徴です。関節の角度や筋出力のタイミングがうまく噛み合ったときは、「あれ?」というくらい「やった気がしない」ものなのです。協調運動が苦手な人が筋肉の余計な緊張を抜くことができないのは、よく見かける光景です。
いままでやってできなかったことを、これまでと同じようにやっても、できるようにはなりません。同じ間違いを繰り返すだけです。「正解以外の動きをしない=不正解の動きをしない」という修正をきちんと入れていかないと、老化とともにますます動きも姿勢も崩壊の一途を辿る結果となります。トッププレイヤーほど、正しい意味でのリラックスとフォーム(型)のチェックに余念がありません。パッとしない人ほど、気分の高揚にばかり目を向けて、フォームを軽視しているものです。
フォームの軽視が筋肉を過剰に緊張させ、筋肉の過剰緊張がフォームを崩壊させるという負の連鎖が感覚をおかしくしてしまい、おかしくなった感覚が評価を狂わせてしまうという展開となります。筋肉がガチガチに固まっていると、「やります宣言」ばかりを繰り返して、何の結果も出せないという哀しい人生のまま終わってしまう確率が爆上りするように思います。「やっている感」はあるので、「できてる」という錯覚をしてしまいがちなのですが、客観的にはまったくできていないものなのです。
しょっちゅうあちこちを傷めているとか、いつも何かしらの不調を訴えているとか、そんな人に限って謎の上から目線となりがちなわけですが、その理由も過剰な筋緊張にあると考えられています。当たり前のことですが、深いリラックス状態にある人は、他者に対するマウンティング行為(「自分の方が優位」と思いたいがゆえに、「私の方が他人よりも幸せである」と一方的に格付けし、自分の方が立場は上であると主張し、更にそれをアピールする)をしません。する必要がないからです。
しょっちゅうあちこちを傷めているとか、いつも何かしらの不調を訴えているとか、そんな人に限って謎の上から目線で他者にアドバイスや説教をしたがるのは、ほんとによく見かける光景だと思います。そんな人の首や肩の緊張を観察してみると、「あぁこれはダメだな」というのがすぐにわかると思います。そもそもの表情がしんどそうなので、観察するまでもないかもしれませんが。
負の連鎖に陥らないためには、自分が抱えている筋肉の過剰緊張状態を正しく認識し、適切な対処をする必要があります。7月の安部塾は、体をほぐす=筋肉の余計な緊張をぬくということに集中していこうと思います。
7月の各地の集中講座で、体のほぐし方について解説してまいります。
☆東京集中講座
■7月9・10・11日(金・土・日)
→ 詳細