2021年5月10日月曜日

深層外旋六筋その2(内閉鎖筋・外閉鎖筋・大腿方形筋)深層外旋六筋は、大腿骨頭が寛骨臼内で回旋する際の安定性を高めるために使われています。

 

深層外旋六筋(梨状筋・上双子筋・下双子筋・内閉鎖筋・外閉鎖筋・大腿方形筋)

■内閉鎖筋

起始:閉鎖孔の下面

停止:大腿骨大転子の内側面

作用:股関節の外旋・外転

 内閉鎖筋は深層外旋六筋のなかで上双子筋の下方、下双子筋の上方に位置する筋肉です。

■外閉鎖筋

起始:恥骨上枝、恥骨下枝、坐骨上枝、坐骨下枝

停止:大腿骨転子窩

作用:股関節の外旋

 外閉鎖筋は、大腿方形筋の前方、恥骨筋の後方、下双子筋の下方に位置する筋肉です。

■大腿方形筋

起始:坐骨結節の外側面

停止:大腿骨大転子と小転子の間

作用:股関節の外旋

 大腿方形筋は、外閉鎖筋の後方、下双子筋の下方、大内転筋の上方に位置する筋肉です。深層外旋六筋は、大腿骨頭が寛骨臼内で回旋する際の安定性を高めるために使われています。

※参考文献「ヴィジュアル機能解剖学 南江堂」