股関節をハメて使うためには、お腹と背中の使い方を理解しておく必要があります。
骨盤と肋骨の対角 |
下図の矢印をイメージして上前腸骨棘を引きあげます。
らせん筋経線 |
背中側では、下図の接続を意識します。脊柱を長く伸ばしておかなければならない理由、そして肩甲骨を解放しておかねばならない理由です。
前鋸筋と菱形筋の接続 |
あおむけでおこなうサイド・クランチ(股関節を曲げて体側を床につけ、体幹を30°側屈まで引きあげる運動)が重要な理由でもあります。上体を引きあげる動きの起始と停止を入れ替えれば、骨盤を引きあげる動きとなります。
脚を動かすときに骨盤を固定できていないと、股関節が外れてパキパキ音が鳴り響くことになります。お腹と背中の使い方を理解して、股関節をハメて動かしましょう。
この記事の内容は、お尻や内腿の筋ほぐしの際の必須知識となります。肩甲骨と股関節のつながりを理解しておかないと、なかなかほぐれてはくれません。5月の集中講座で解説いたします。