2019年10月7日月曜日

第28回神楽フェスティバル(波野神楽苑)を観てきました~岩戸開!

10月5日(土)、阿蘇で神楽を観てきました。

天の〆

岩戸開

天孫降臨
岩戸開









控えめに言って、最高でした。


子どもの頃から『岩戸開』が好きでした。

創作演舞で、アメノウズメの舞『小さき太陽』をつくったのをきっかけに、安部塾の塾生たちと『岩戸開』をやりました。

中江岩戸神楽保存会の岩戸開の圧倒的な盛り上がりの中、ほんとに心に響く舞だなって感じていました。

私自身に対しては反省点しかなかったので、これから稽古やり直します。


そして、念願の隼人舞復活が始まっています。



月読神社、素敵です。


そして、もうすぐ『山神(やまつみ=やまんかん)』の神面が私の元にまいります。

田中先生に、彫っていただきました → 面打師 田中俊成の歩

山神(やまつみ)~大蛇面

神名の「ツ」は「の」、「ミ」は神霊の意なので、「やまつみ=山の心霊」という意味となります。

大蛇(おろち)の「ち」は霊力や、霊力の強いものの意味をあらわすと同時に、ヘビ~特に霊力の強い歳を経た大蛇の意味を表します。

ヘビは、蛇の古語「へみ」の音変化です。

脱皮をして「変身(へんみ)」することから、「へみ」となったという説があります。

蛇 (講談社学術文庫) 文庫  吉野 裕子  (著)

そんなわけで、大蛇面で山神・海神の舞を舞っております。


これまでは、海神(わたつみ)と山神を同じ面で舞っていました。

阿多山神 加世田竹屋神社 阿多隼人まつり
今後、こちらの大蛇面は海神となります。


神楽フェスティバルを観ているうちに、山神の装束をつくりたくなってきました。

来年、発注しようかな。

阿多山神 加世田竹屋神社 阿多隼人まつり 酒解舞

神楽シーズンなので、各地の神楽を観に行かれてください。

日本に生まれてよかったなと感じれると思います。