2018年3月16日金曜日

慢性の痛み(腰痛・肩こり・首痛・関節痛)と「うつ」

◼️うつ症状

気分が落ち込む、特に朝の抑うつ気分が強い
悲しい気持ちになる
憂うつだ
何の希望もない
集中力が低下し、仕事の能率が落ちた
些細な決断ができない
注意力が散漫になって、人のいうことがすぐに理解できない
今まで好きだったことや趣味をやる気になれない
友人や家族と話すのも面倒だし、話していてもつまらない
テレビや新聞をみてもおもしろくない
身だしなみやおしゃれに関心がわかない
不安や落ち着きのなさ(焦燥感)でじっとしていられない
毎日生活に張りが感じられない

……読んでるだけで、暗い気持ちになりそうです。

慢性の痛みを感じている脳の状態と、うつの脳の状態は、よく似ているとされています。

安部塾では、うつそのものだと考えています。

そして、うつは「心の奥底の憎悪」がつくりだすという説を支持しています。

抑圧した怒りが身体症状化したのが「うつ」だという説です。

うつ病 「心」と「現実」の混同は誤り
拠りどころ喪失が大きな要因に
加藤諦三氏(早稲田大学名誉教授)より

うつ病の本質は「憎しみの表れ」です。心の底で夫を憎んでいるから食事をつくれない。では夫と離婚すればうつ病の原因はなくなるのですが、別れることに対する不安がブレーキとなり、心の苦しみを選択してしまう。うつとは落ち込んでいる姿だけではなく、このような形のうつもあります。私は半世紀近くラジオで人生相談をしていますが、悩んでいる人たちは解決を求めているのではなく、苦しんでいる姿を伝えるために電話をかけて来ることが多いです。「苦しい!」ということは憎しみの間接的表現です。

 嫌いと寂しさの選択で人は嫌いを取る傾向にあります。だから憎しみが増長するのであり、寂しくなりたくないから別れられない。どうしようもない関係になって心が病んでしまう。自殺する人は助けを求めているけど、実際には求めないことが多いです。なぜならば助けを求めるべき人が嫌いだからです。

引用ここまで

その昔、筋肉や関節の痛みが「憎しみそのもの」だと解説すると、ほとんどの人は信じませんでした。

現在は、脳の機能についての理解も進み、「ですよね❤️」的な反応が増えました。

喜ばしいことです。

憎しみが痛みを増大させるという当たり前のことを理解できる人が増えていくといいなと思います。

自分の心の奥底の憎しみを認めずに何をやってもダメだと思います。

足底と頭蓋骨の機能を理解せずに姿勢を何とかしようとするくらい無茶なことです。

憎しみの問題に触れないとしたら、そのメソッドは要を欠いていると思います。

憎しみの問題は、依存の問題とセットです。

孤立と空虚しかない人間関係が、慢性の痛みそのものなのです。