2015年11月25日水曜日

関節をゆるめるということは、筋肉の機能をダメにしてしまうことです。自分と他人の境界線を引きましょう。

関節は筋肉がバランスよく収縮することで締まり、安定した機能を発揮します。

無理に関節をゆるめようとすると、筋肉の収縮バランスが崩壊し、不安定になります。

ケガや故障が頻発し、自律神経系の機能までおかしくなります。

間違っても、関節をゆるめようとは考えないのが安部塾の流儀です。


わかりやすいのは胸郭(肋骨)ですね。

胸郭がゆるんでひらきっぱなしになると、身体全体の力学的バランスが崩壊します。

外腹斜筋・内腹斜筋の機能が失われ、息を吐けなくなります。

結果、独善的(ワンマン)な言動や、不平不満や猜疑心が生まれます。

胸郭

胸郭がひらきっぱなしの人を観察してみましょう。

やたらと他人を操作(コントロール)しようとしているはずです。

吸いっぱなし状態=ゆるみっぱなしです。

他人を自分の思い通りに動かそうとすると、お腹の形状が醜くなります。


独善的・支配的な人のお腹には、特徴的形状がありますよね?


胸郭が締めれる人を観察してみましょう。

他人と自分の境界線(バウンダリー)が、きちんと引けているはずです。

胸郭が締まると、『私は私、あなたはあなた』という感覚が理解できます。

胸郭を締めれる人は、自分と他人のそれぞれを大切にできます。


胸郭の機能

息を吐けるということは、自分の気持ちを伝えることができるということです。

その上で、自分の要望を、相手に表明できるということです。

それは、自分の気持ちを率直に伝えようとすることです。

決して、相手を攻撃しません。


感情的になるのではなく、感情を表現できるのです。

関節をゆるめている人には、この違いがわかりません。

自分と相手は違う人間であるということ。

相手は自分の期待どおりの人間だとは限らないということがわからないのです。


自分の感情と相手の感情は別ものです。

自分の感情は、自分だけのもの。

相手の感情は、相手だけのもの。

相手の感情について、自分は責任を負いません。

自分の感情について、相手は責任を負いません。

相手の感情を、コントロールしようとしません。

自分の感情は、コントロールされません。

自分の感情を表現するかしないかは、自分で選択します。

相手が相手の感情を表現するかしないかは、相手が選択します。

自分の行動は、自分で決めます。

相手の行動は、相手が決めます。

自分の行動を相手がどう評価するかは、自分の価値には関係ありません。

相手の行動を自分がどう評価しても、相手の価値には関係ありません。


自分は、相手の期待に応えるために生きているわけではありません。

相手も、自分の期待に応えるために生きているわけではありません。

自分か相手が、自己犠牲的言動をとると、境界線が引けなくなります。

お互いに、真摯で率直であること=関節を締めれることが大切なのです。


どんなエクササイズを好むかを観察すると、付き合うべき人が判別できます。

きちんと関節を締めるエクササイズを好む人と付き合うのは楽しいです。

境界線がきっちり引けますから。

お互いの領域を大切にし合えるって、とっても楽しいものです。


最近、塾生が続々と値上げをしました。

値切る人=関節ゆるみっぱなしの人たちとの決別現象です。

値切る人というのは、境界線を引けない人です。

境界線を引ける人は、指導者のことを大切にしてくれる人です。

そして、関節を締めることができる人でもあります。

当然、メキメキと良好な効果を得ていけます。

関節ゆるみっぱなしの人は、何もかも誰かのせいにします。

そして、人間関係ごと健康状態を崩壊させてしまいます。


人間関係と健康状態を改善する鍵は、『胸腰筋膜』なのかもしれません。

胸腰筋膜と境界線(バウンダリー)

12月6日(日)の『母親のワーク』で、境界線について説明したいと思います。