三点倒立 |
NHKスペシャルで特集されて以降、いろんなところで話題になっています。
「読書療法」や「動画鑑賞療法」の効果も、よく知られるようになりました。
今日は、少し違う角度で、幻の痛みについて考えてみます。
幻の痛みを感じているとき、人は攻撃的・防衛的です。
一方的にしゃべったり、他人の話に耳を傾けることができなかったりという状況。
誰かが垂れ流しているデマ情報を鵜呑みにしがちになります。
それを根拠に他者攻撃を始めますが、自分にハネ返ってきて自滅します。
「~反対!!」という言動が増えます。
ことさらに何かに反対するのは、自分の中にその要素があるからです。
いわゆる『シャドウ』です。
結果、会話が成立しなくなります。
会話が成立しないとき、比例するように幻の痛みが強くなります。
幻の痛みが強いとき、他人を思い通りに動かそうと躍起になっているものです。
他人を操作しようとしているときに、会話は成立しません。
他人との会話が成立しないということは、自分が何をしたいかわからないということです。
つまり、他人と対話するようにしていると、問題解決に向かうということになります。
対話すると、自分で考える力が育ちます。
他人からの冷静な指摘によって、自分の考え方のゆがみが修正されていきます。
一方的に持論・持説を展開していると、ゆがみが強化されてしまうだけです。
お互いの考え方にゆがみがなければ、わりとあっさり会話が成立します。
会話が成立するかしないかということは、意外と重要なことなのです。
『対話療法』に自己投資すると、人生が豊かになると思います。