代表的な活用方法をいくつかご紹介します。
1. 発酵ホイップクリーム(麹生クリーム)
生クリームに米麹(または濃縮タイプの甘酒)を混ぜて発酵させるものです。砂糖を使わなくても、麹がクリームの乳糖やデンプンを分解して優しい甘味を引き出します。
- 作り方の目安: 生クリーム200mlに対し、米麹(乾燥または生)を30g〜50gほど混ぜ、ヨーグルトメーカーなどで50℃〜60℃で6〜8時間保温します。
- 特徴: チーズのような濃厚な風味と、とろりとした質感になります。そのままディップにしたり、パンに塗ったりして楽しめます。
2. 生クリーム麹の塩調味料(洋風塩麹)
塩麹を作る際の水の代わりに生クリームを使用する贅沢な調味料です。
- 作り方の目安: 米麹、生クリーム、塩(全体重量の10〜12%程度)を混ぜて、常温または低温で発酵させます。
- 使い方: 鶏肉や魚のソテーのソース、パスタソースの隠し味に使うと、生クリームの脂質と麹の旨味が合わさり、まるでお店のような深みのある味わいになります。
3. 麹の生キャラメル・ガナッシュ風
麹の甘味を最大限に活かしたスイーツ作りです。
- 作り方の目安: 甘酒と生クリームをじっくり煮詰めることで、キャラメルのような粘り気とコクが出てきます。
- 特徴: 砂糖由来のガツンとした甘さではなく、後味がスッキリとした上品な甘さになります。
作る際のポイント
- 温度管理: 麹の酵素が最も活発に働くのは50℃〜60℃です。これより高いと菌が死滅し、低いと発酵に時間がかかり雑菌が繁殖しやすくなるため、ヨーグルトメーカーなどの使用がおすすめです。
- 分離に注意: 麹の酵素の働きでタンパク質が分解されるため、ホイップする際は通常の生クリームよりも固まりやすかったり、逆に分離しやすかったりすることがあります。様子を見ながら優しく混ぜてください。
生クリームの動物性脂質と、麹という和の発酵文化の組み合わせは、非常にリッチな味わいを生み出します。ぜひ試してみてください。
麹(特に甘酒)と生クリームを使ったアイスクリームは、砂糖控えめ、あるいは砂糖不使用でも驚くほど濃厚で、後味がスッキリとした贅沢な味わいになります。主な2つのパターンをご紹介します。
1. 砂糖不使用!濃厚・甘酒アイス
「飲む点滴」と言われる甘酒の自然な甘さを活かしたレシピです。
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材料:
- 濃縮タイプの甘酒(粒ありでもOK):200g
- 生クリーム(動物性):200ml
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作り方:
- ボウルで生クリームを7〜8分立て(とろりとする程度)に泡立てる。
- 甘酒を加えて、分離しないように優しく混ぜ合わせる。
- 冷凍用容器に入れ、冷凍庫で冷やし固める。
- 途中で1〜2回取り出して混ぜると、空気が含まれて口当たりがなめらかになります。
2. 「生クリーム麹」から作る本格アイス
先ほどご紹介した「発酵させた生クリーム麹」をそのまま凍らせる方法です。
- 作り方:
- 出来上がった「発酵ホイップクリーム(麹生クリーム)」をそのまま、あるいは少しだけハチミツやメープルシロップを足して冷凍します。
- 特徴: 麹がクリームの脂肪分を分解し始めているため、普通のアイスよりもさらに「レアチーズケーキ」に近い、酸味とコクの混ざった複雑な味わいになります。
美味しく作るコツ
- 「濃縮タイプ」の甘酒を使う: 水分が多いストレートタイプだと、凍らせた時にシャリシャリした氷の粒が目立ちやすくなります。ドロッとした濃縮タイプを使うのが、なめらかに仕上げる最大のポイントです。
- トッピングの相性: 発酵の風味が強いので、ナッツや黒蜜、あるいは少しの塩をパラッとかけると、味が引き締まってさらに美味しくなります。