自己完結的コミュニケーション
コミュニケーションの機能の一分類。相手に情報や意思を伝え、これに了解を求めるというより、発信人ないし発信集団がこれを表現すること自体を目的とし、そのことによって、自己 (発信人) の心理的緊張を解消し満足させるようなコミュニケーションをさす。意思伝達を目指す道具的、手段的コミュニケーションに対し、,表出的コミュニケーションといってもよい。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
自己完結
物事について、自分自身の中だけで納得したり決着したりしている様。すべて自分で考えて結果を出すこと。
自己完結している人は、自分の世界を大切にしています。自分ひとりだけで楽しむことができるため、安定しています。他者や社会にどう見られるかということに対して、極端に興味関心が乏しいために、「そんなことやって、何の役に立つの?」と問われても困惑します。やってるのが楽しいからやってるだけですから。
自分の世界で完結しているため、他人のどうのこうのとかがあまり気になりません。視点が独自過ぎるため、基本的にマイノリティです。なので、理解してもらえることは稀で、評判はよくありません。
他者に依存している人は、他者との関係や見られ方、他者に承認されるかどうかに振り舞わされるため、不安定です。自分がどうみられているかが最優先なため、コミュニティの中の立ち位置をとても気にします。他者に依存しているため、自分の軸を見出すのが困難です。
楽しそうにはしていますが、あまり楽しそうではありません。他者に認めてもらうためにやっているからです。
当然のことですが、自己完結している人と、他者依存している人の相性はよくありません。お互いに理解ができないからです。「あ~楽しかった」という人と、「褒めてもらえてよかった」という人が楽しみを共有するのは難儀なのです。
自己完結している人は、ハプニングが起きて失敗をしても「新鮮な体験」と感じるため、それを「恥ずかしいこと」だとは考えません。むしろ、派手に失敗したときにこそ、最高に楽しそうな表情になります。
(ノ≧ڡ≦)テヘペロ!
他者依存の人は、失敗することは恥ずかしいことだと感じるため、綿密な計画を立てて、失敗することのないように身体を壊すほど練習します(本人は、それもアピールポイントだと感じて、身体を壊すくらい頑張った自慢をします)。ノーミスでスタンディングオベーション的な展開に憧れがちです。
厄介なことに、他者依存型の人は、自分以外の他者依存型の人を認めません。自分が認められたいからです。面白いことに、自己完結型の人は、自分以外の自己完結型の人を認めることがよくあります。自分が認められることに関心がないためです。さらに面白いことに、自己完結型の人は、他者依存型の人も認めることがよくあります。
周りに相談せずに自分の考えで決断するなど、自分自身のなかで物事を終わらせるために、他者依存型の人からすれば「必要としてもらえなかった」と感じることが多いのですが、俯瞰してみると自己完結型の魅力がわかってくるはずです。