2023年11月16日木曜日

身体の動きにくさと感覚統合。生活の質を保つためには、滑らかな運動機能が必要です。

 お灸&はり Rei-Zona(レイ・ゾーナ)の方々が入塾されたので、内容的に「身体を動かしやすくする」というテーマを扱うことが多くなりました。流れに乗るのが安部塾なので、11月~12月のワークショップで「身体の動きにくさと感覚統合」をやることにしました。生きるのがつらい人が、身体の動かしにくさを訴えることがよくあります。感覚の統合に時間をかけることで生きやすくなるようです。

■感覚統合

 「適切な行動をとるために感覚情報を処理したり組織化していくこと」

 私たちは、自身の身体の動きや状態がどうなっているのかを感じること、見ること、聞くこと、触れたり触られたりすることを感じることなどの様々な感覚を通して周囲の状況を知り、それに見合った動きを計画し行動しています。

 動きが正しければ続行し継続し、間違っていれば修正を加えて、環境に応じた行動を選択していきます。

 感覚情報を上手くまとめていくことを感覚統合といいます。

 感覚としては、主に以下の3つがあります

①前庭感覚

自分の身体の向きや動きを感じとる感覚(バランスなど)、目の動きにも関係しています

②固有感覚

自分の身体を思うように動かす情報を汲み取る(筋肉や関節にある)感覚

③触覚

触ったり触られたりすることで物や他者・環境を感じ取る感覚


 日常生活動作、手作業、運動バランス、姿勢保持、学習効率などの生活の質を保つためには、滑らかな運動機能が必要です。

 人の運動には大きく分けて「粗大運動」と「微細運動」の2つがあります。

①粗大運動

感覚器官からの情報をもとに、姿勢を保つことや移動することに関する運動

②微細運動

感覚器官や粗大運動からの情報をもとに、小さな筋肉の調整が必要となる細かな運動

 協調運動に問題を生じると、自己肯定感の低下や自尊感情の低下などの情緒的な問題、

学習意欲の低下やいじめなどの行動的な問題、肥満などの身体的な問題など二次的な問題が発生しやすくなるようです。


 各地のワークショップで解説します。

☆東京ワークショップ

11月17・18・19日(金・土・日)→ 詳細  

 

☆大阪ワークショップ

11月23日(木)→ 詳細

 

☆名古屋ワークショップ

11月24日(金)→ 詳細

 

☆神戸ワークショップ

11月25日(土)→ 詳細

 

新宮校ワークショップ(休日)

11月26日(日)→ 詳細

 

☆新宮校ワークショップ(平日)

11月27日(月) → 詳細

☆下関ワークショップ

12月2日(土)→ 詳細

 

 機能運動学大牟田サークル

12月3日(日) → 詳細