前腕部のストレッチングの基本の図です。
前腕のストレッチング |
基本原則として、手の甲側に曲げる(背屈)では前腕の内ねじり(回内)を、手のひら側に曲げる(掌屈)では前腕の回内を組み合わせます。上の図は、安部塾で指導しているフォームとは違いますが、やってみると手首の動きが改善させるのがわかると思います。では、有名なホムンクルス図と人形を見てみましょう。※カナダの脳神経外科医ワイルダー・ペンフィールドが、身体のそれぞれの部分を支配している「神経細胞の量」を、体の表面積比であらわした図(ホムンクルス)を三次元化したものです。
ホムンクルス人形とホムンクルス図 |
脳の中の感覚を感じ取る感覚野と動作の指令を出す運動野がそれぞれ体のどの部位とつながっているかをあらわしてるとされます。てのひらと五指で、感覚野の4分の1、運動野の3分の1を占めています。ホムンクルス人形の手と口が大きくなっていますが、それだけ脳に対しての影響が大きいということです。単純な話、手と口をよく動かすと、脳を効率的に刺激できるということです。
「指をたくさん使えば使うほど、指先の豊富な神経細胞と脳が連動して、脳の神経細胞もたくさん働かせる結果になる。指や舌を動かしながら何かをやる方が、考えが進んだり、覚えやすくなったりする」 ※海馬 脳は疲れない 池谷 裕二・糸井重里より。
ということで、10月のワークショップで詳しく解説する予定です。