■10月のワークショップ内容
『4つの「首」の動きを改善して、全身の動きを良くする』
①頭蓋骨の動かし方(首肩の動きの改善)の解説と基本エクササイズ
②前腕の動かし方(手首の動きの改善)の解説と基本エクササイズ
③下腿の動かし方(足首の動きの改善)の解説と基本エクササイズ
④骨盤の動かし方(ウエストの動きの改善)の解説と基本エクササイズ
⑤ヨガのポーズへの応用/生活動作への応用
⑥ループバンドを使った3つの首の動きの改善
⑦PNF(Proprioceptive Neuromuscular Facilitationの 固有受容性神経筋促通法)復習
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古来より、「3つの首(首・手首・足首)を温めると良いと伝わっています。血流量が多い動脈走っているため効率よく全身の血液を温めることができるためとされています。やってみるとわかりますが、冷えやすい末端部位(手の指先、足のつま先)も3つの首を温めることで温まります。これに加え、腰まわり(お腹を含む)と仙骨まわりを温めると全身が温まります。
3つの首は皮膚が薄く、太い血管が通っているため外気の影響を受けやすく、体の冷えにつながりやすい部位です。3つの首を温めることで、熱が全身にめぐり温まります。保温の大切さはよく説かれていますが、「動かし方」についてはあまり説かれることがありません。
身体運動学的に、手首の動きは横隔膜より上の動きに強く影響を与えますし、足首の動きは横隔膜より下の動きに強く影響を与えます。身体操作指導で手首・足首の動きを改善すると、血流の改善とともに動きの改善がみられます。動かないから血流が悪いともいえるのだと思います。
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10月のワークショップでは、手首と足首の動きを徹底改善したいと思います。ヨガのポージングとの相性がよいので、そちらの解説も。