体のねじり方 |
地面を足底円蓋で押さえると床反力がもらえます。左右の脚から伝わってきた床反力は前脚側の股関節でぶつかり、骨盤を前脚方向にまわします(このとき、前脚側の腸腰筋がはたらきます)。後ろ脚と後ろ脚側の腕を意識的につなげることで、上体が一気にまわります。
安部塾では、ねじるときの全身をイメージするときに「上半身と下半身」ではなく「左半身と右半身」で考えます。感覚の経路も運動の経路もともに左右の脳は体の反対側を支配しています。感覚機能、運動機能のどちらも、脳の左が体の右、脳の右が体の左を担当しているということです。このため、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳外傷などいろいろな疾患で大脳が傷つくと、障害された側と反対側の手足、胴体などに症状が現れます。
つまり、左脚は左腕と、右脚は右腕とつなげて動くと、安定した動きとなるということです。
上の写真のポーズができない人を観察してみればすぐにわかりますが、後ろ脚側の腕(写真では右腕)と前脚(写真では左脚)をつなげてフラフラしています。いわゆる「前脚に乗っている」状態です。
神経支配は左右に分かれていますが、構造的には反対側の股関節で動くことになります。なので、この理屈を理解できるとスイングやスローイング動作がうまくできるようになります。左腕は左脚と、右腕は右脚とつなげて、それぞれ反対側の股関節を軸にして動くことで動きがスムーズになります。
各地の8月のワークショップで解説します。
☆下関ワークショップ
8月5日(土)→ 詳細
☆機能運動学大牟田サークル
8月6日(日) → 詳細
☆東京ワークショップ
8月18・19・20 日(金・土・日・月)→ 詳細
☆大阪ワークショップ
8月24日(木)→ 詳細
☆名古屋ワークショップ
8月25日(金)→ 詳細
☆神戸ワークショップ
8月26日(土)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(休日)
8月27日(日)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(平日)
8月28日(月) → 詳細