血圧を適正に保つためには、食習慣の改善もちろん、適度な機能運動が必要です。継続的な機能運動によって心肺機能が高まることによって血液循環が改善し、自然に血圧が下がっていきます。軽めの有酸素運動を毎日、合計30分以上行うことを目標にするのが基本となります。1日1時間以上機能運動を実施するのであれば、週3回でも効果があります。関節の動く可動域内で大きく関節を動かして、筋肉をしっかりと繰り返し収縮させるのがコツです。
ふくらはぎは「第二の心臓」といわれ、下半身の血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。血管は筋肉の中にも存在しており、血液を送る働きを担っています。血液が心臓から足へと向かうときは流れやすくスムーズにいきますが、足から心臓に戻る静脈では流れにくくなります。このため、静脈には血液が逆流しないよう静脈弁がついています。合わせて、血液が心臓に戻りやすいようにふくらはぎの筋ポンプ作用を使います。ふくらはぎの機能を改善することが血圧の安定化に役立つのです。
腓腹筋とヒラメ筋 |
ふくらはぎの腓腹筋とヒラメ筋(=下腿三頭筋)は、伸び縮みすることで静脈の血流を促します。ふくらはぎの筋肉がバランスよく使えるようになると、長時間歩いても疲れにくく、転倒しにくくなります。
安部塾では、その場での「ゆっくり足踏み」をおすすめしております。雑に早足で足踏みをしてしまうと、勢いで足の重みを使ってしまうことになり、筋肉の収縮レベルが低くなってしまいます。じっくりていねいに、ゆっくりと足踏みをすることが大切です。リズムは8分の6、BPMは100前後が基本となります。
つい、派手な方が効きそうだというイメージだけで、いきなり筋力トレーニングやストレッチングに走ってしまいがちですが、効果だけなら機能的な足踏みの方がはるかに大きいと存じます。いわゆるウオーミングアップに時間をかけ、そのままクールダウンするだけでも、十分な効果を実感することができるかと思います。同じ理由で、股関節の内外旋を伴うステップ系のダンスも、想定以上の効果が期待できます。
ステップが必要な人ほど、ステップのレッスンに参加したがらないというのが、インストラクターさんたちの間で話題になります。リズムに乗るのが苦手なため、面白みや楽しさを感じにくいのではないかと考えられています。この点、8分の6(二拍子)のリズムでの足踏みは歩行の原点のリズムなので、メトロノームやリズムマシンを駆使して練習すると、世界が変わります。
今月のワークショップで、簡単なステップを紹介しております。
☆新宮校ワークショップ(休日)
9月18日(日)・25日(日) → 詳細
☆大阪ワークショップ
9月23日(木)→ 詳細
☆名古屋ワークショップ
9月24日(金)→ 詳細
☆神戸ワークショップ
9月25日(土)→ 詳細
☆新宮校ワークショップ(平日)
9月26日(月) → 詳細
☆下関ワークショップ
10月1日(日)→ 詳細