姿勢 |
首が反り過ぎ(アーチが過剰にな)るために、顎が前に突き出してしまう(頭部前方位姿勢)という姿勢の問題があります。首の後ろを長くするようにイメージすると、首の反り過ぎを抑制しやすくなります。顎を下後方に動かし、頭はやや前方に回転させると、首の屈筋が緊張して、過緊張状態にあった首の伸筋がほぐれていきます。首の後ろを長くしながら顎が胸に近づくようにすることで、首の詰まりを改善することができます。感覚的には、胸椎のつくるカーブに頭が沿っていくイメージです。
複数のコアの筋肉が共同収縮して、脊柱が自然なカーブを描くのが理想です。腰椎の自然な弯曲が保たれ、上前腸骨棘(ASIS)と恥骨結合が中間位(ニュートラル)な関係にあるためには、脊柱の伸筋と腹筋群が協調して共同収縮する必要があります。
座ったときに腰が丸まる(腰椎屈曲・骨盤後傾)場合、耳のすぐ後ろ(乳様突起)と上背部を天井に向かって引きあげ、坐骨の真上に体幹を乗せるように意識するようにします。肋骨の先導を使わずに、上背部の伸筋を使うイメージです。腹横筋を効かせるために、腹筋の下部を引っ込め、引きあげます。同時に、多裂筋を使うために、骨盤後部の中心を引きあげます。骨盤内部を引きあげながら股関節を屈曲させて、腸腰筋を効かせます。
姿勢改善は、首を長くし、背筋を伸ばし、脊柱の自然なカーブを保つことから始めるとよいかと存じます。
6月のワークショップで解説いたします。
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