先日の東京集中講座で配布した「和の身体操作」の資料を、神戸集中講座と大阪集中講座向けにつくり直しています。毎回のことですが、同じ内容の集中講座を重ねるたびに資料が研磨されていきます。何が重要なのかは、現場で解説し、動いていく中ではじめてわかってきます。年末集中講座と年始集中講座に向け、さらに磨きをかけていきたいと思います。
これまで、さまざまな内容の講座をひらいてきましたが、内容的には現在の「和の身体操作」が最良であると感じています。日本の伝統的な身体の使い方の素晴らしさを再認識させていただいております。よく言われていることですが、すり足を中心にすえた和の動きの稽古は、コアの活性化を促します。洗練された動きと呼吸は、安定した姿勢と明るくて前向きな考え方を生みだしてくれます。
塾生講座や一般向けレッスンでも、和の身体操作の一部を解説しています。見た目の地味さとは裏腹に、深層まで鍛えられるその効果を実感してもらえています。自己承認欲求が強い人は地味な動きを馬鹿にしがちですが、本当に見てもらえるのは地味な動きの中に煌めく珠玉のような美しい所作なのです。派手な動きは、一瞬の注目を浴びることはできますが、すぐに飽きられてしまいます。
普段の身体の使い方が考え方をつくっていきます。よりよい身体操作を学んでもらうべく、「和の身体操作」の配布資料の内容を研磨したいと思います。