2019年8月14日水曜日

らせんの動き~脱力がもたらす美しく効率的な身体操作~動きの老化とは、らせんの動きが失われるということ。

今日の新宮校お盆特別講座は『肩関節・股関節の機能改善(対角らせん~脚と腕をつなげる)』です。

今回のお盆特別講座中、最も重要な内容となります。

アナトミートレイン的な考え方と、ブスケ先生的な考え方から解説します。

スパイラルライン・ファンクショナルライン

後方対角線連鎖・前方対角線連鎖

私たちは、らせんの動きをしている人を見たとき『美しい』と感じます。

私見ですが、私たちの祖先が身体能力で生き残っていた時代、らせんの動きができる個体が淘汰されずに生きのびてきたのだと思います。

このため、らせんの動きができる人に魅力を感じるのではないかと考えています。

ちなみに、私たちが最初にするらせんの動きは『寝返り』です。

遺伝子にしても銀河にしても、渦~らせん構造ですし。

いま接近している台風も、らせん構造です。


らせんの動きが素晴らしいのは、その動きが途切れることなく一定の力を作動できることです。

いわゆる『中庸状態』が維持できるのです。

太極図

らせんの動きはダメージが少なく、疲れにくい利点があります。

直線的な動きはダメージが大きく、疲れ果ててしまうし、ケガや故障に悩まされます。


これまた私見ですが、動きが老いるということは、らせんの動きができなくなることを意味するのだと思います。

らせんの動きは、『直線的な動き+回転的な動き』です。

硬く緊張した筋肉が、回転的な動きを抑えてしまい、結果、らせん運動ができなくなる。

ちょうど、硬く緊張した思考のせいで何もかも破綻して、人生詰んでしまうようなものです。

老化とは、動きや思考から回転的な動きの要素が失われてしまうということなのだと、私は考えています。


そんな小話も含めて、解説したいと思います。

今日の講座内容も、オンライン講座にて公開予定です。