姿勢を正すと、肌が綺麗になり、精神的に安定し、体幹が使えるようになり、末端(手足)の力が抜け、存在そのものが美しくなります。
姿勢を正すとは、どういうことでしょうか?
体の構え方や心構えなどを改めてきちんと整えることと定義されています。
改まった態度で物事に面することです。
座位姿勢では、「居住まいを正す」などとも言います。
基礎の基礎として、姿勢を正すということが大切です。
姿勢を正さずに考えたり行動すると、道を外します。
姿勢と肌の状態はリンクしているので、肌の状態で姿勢を診断するといいかもしれません。
よくある勘違いとして、関節可動域で判断するというのがあります。
多くの場合、結合組織を過伸張してしまい、関節がゆるくなって、固有受容感覚に障害をきたすというパターンです。
関節がゆるくなると、筋が過緊張します。
いわゆる「関節がゆるくて、筋肉が硬い」という状態です。
柔軟性自慢の人たちが関節の痛みを訴える理由です。
また、浅(表)層筋で姿勢をつくろうとするのもまずいことになります。
浅層筋には持久力がないので、固まってしまうのです。
姿勢は深層筋で正すようにデザインされています。
浅層筋でつくった姿勢を続けていると、筋から脳への信号がノイズまみれになります。
言動がおかしくなってくることになります。
特に、眼つきがおかしくなります。
手も、固まってしまい、動きが乱暴になります。
深層筋で姿勢を正すと、心身が整います。
顔つきが柔和になり、手がやわらかくなります。
手の動きがなめらかでやさしく、見惚れてしまいます。
浅層筋で姿勢をつくっている人は、すぐに疲れてしまいます。
なので、できるだけ行動せずに結果を出そうとします。
他人を思い通りに動かしたくなるのです。
深層筋で姿勢を正している人は、行動しながら学びます。
身体を動かすのが楽しくて仕方がないのです。
よく、他人軸と自分軸といいます。
他人軸の人は浅層筋で姿勢をつくろうとした結果そうなっているということです。
首肩を固めて、「痛い痛い」って言うのが特徴です。
深層筋で姿勢を正している人は、そもそもが自分に軸があるのです。
首肩がやわらかく、痛みはありません。
古来より、姿勢を正してから考えるように促されている理由です。
浅層筋でつくった姿勢で考えるのは、最初から破綻に向かっていくようなものです。
初速も出ないうちに失速します。
宣言しては達成せずに撤回して、次の宣言をするということの繰り返しとなります。
基礎の基礎として、深層筋で姿勢を正すということを学び実践していくことをおすすめします。
今日からの安部塾東京講座で、熱く解説いたします。