この本、面白いです。
なぜ私たちの先祖が生き残って、ネアンデルタール人が滅んだのか?
私たちの先祖よりもはるかに力が強くて脳の性能もよかったのに。
現代の社会でも、滅びの道をいく人は「優越すること=立派であること」をめざします。
そして、孤立して滅んでいきます。
ナルシシズムゆえに孤独になり、よりナルシシズムをこじらせていきます。
生き残るコツは、群れをつくり結束を固めることです。
協力して生きていくことが大切なのです。
そのためには、視ること・観ること・聴くこと・囁(ささや)くことなどの技術が不可欠です。
エーリッヒ・フロム先生の「愛するということ」「聴くということ」あたりを読むことをおすすめいたします。
「わけあって絶滅しました」には、環境の変化についていこうとしなかった種が滅んでいく様子が書かれています。
御一読をおすすめいたします。