視覚と聴覚の一次中枢からの情報を、順次高次の処理を重ねていく。するといつの間にか、視覚と聴覚からの情報が体系的に一致し、ある程度交換可能になる。これは基本的には、皮質とくに連合野の、各部位の構造=機能形式が類似するためであろう。養老孟司
「視る」「聴く」の処理を重ねること。
「見る」「聞く」で終わらないこと。
視ると聴くが交換可能になると世界がひろがる。
「視ない」「聴かない」でいると終わる。
身体を操るということは、優れた他者の動きを正確に真似することができるということ。
真似るためには、よく視てよく聴くことが不可欠。
動けない人を観察すればすぐにわかる。
動けない人は、優れた他者を視ない聴かない。