2018年6月28日木曜日

上体反らしをすれば腰が楽になるはずなのですが……「視る力」と「吸う力」で反るべし~やる気向上

「上体を反らす」と、腰の機能が正常化します。

なので、リハビリの世界では腰を反らした姿勢を保持するテクニックが一般化しています。

ただし、きちんと仕組みを理解していないと、逆に痛めてしまうことがあります。

上体反らしをすれば腰が楽になるはずなのですが……


私の塾での上体反らし。

感覚的には、腰を丸めながら(仙骨をのけ反らせながら)胸を反らす感じです。

仙骨ののけ反り(カウンター・ニューテーション)

動き始めに、寛骨は前方回旋することになります。

途中から骨盤全体が前傾することになります。

ただし、仙骨をのけ反らせているため、感覚的には後傾しているように感じます。

吸うと仙骨がのけ反り、胸椎が伸展するため、楽に反ることができます。


これに加え、下部頸椎~上部胸椎を意識的に反らします。

反っていく方向をきちんと視ることが大切です。

頭蓋骨の動きに脊柱全体の動きがついてくるからです。

後頭下筋群の機能が、「安定性の確保」「視る・聴く・嗅ぐの補助」であることを忘れてはいけません。


私たちの身体は、「視た方へ動く」のです。

後頭下筋群

機能運動学的に上体を反らせるメリットは、「積極性の向上」です。

「やる気」が湧いてくる=モティベーションが上がるのです。


今日の安部塾も、「上体反らしまつり」です。

13:30~ 機能運動ヨガレッスン
15:30~ 塾生講座
18:00~ 機能運動ヨガレッスン
19:30~ 機能運動ヨガレッスン
21:00~ 塾生講座

お待ちしておりますw

2018年6月27日水曜日

視る・聴くことから身体操作が始まる

視覚と聴覚の一次中枢からの情報を、順次高次の処理を重ねていく。するといつの間にか、視覚と聴覚からの情報が体系的に一致し、ある程度交換可能になる。これは基本的には、皮質とくに連合野の、各部位の構造=機能形式が類似するためであろう。養老孟司

「視る」「聴く」の処理を重ねること。

「見る」「聞く」で終わらないこと。

視ると聴くが交換可能になると世界がひろがる。

「視ない」「聴かない」でいると終わる。

身体を操るということは、優れた他者の動きを正確に真似することができるということ。

真似るためには、よく視てよく聴くことが不可欠。

動けない人を観察すればすぐにわかる。

動けない人は、優れた他者を視ない聴かない。

2018年6月25日月曜日

機能運動ヨガが地味に盛り上がっています~圧倒的な練習量が、自分の未来を変えていきます。

7月東京集中講座の詳細が決まりました → 7月東京集中講座詳細

機能運動ヨガ尽くしです(笑)。


昨日の下関集中講座の様子。

巨舟


フルコブラ

今日の薬院校は、13:30~・18:00~・19:30~ 機能運動ヨガレッスンです。

みっちり、身体能力を磨きます。


冬の間に、座学をきっちり学んだ人たちの伸びが著しいです。

近道なんてありません。

プラクティス・メイクス・パーフェクト。

地味な練習の積み重ねが、美しい身体をつくるのです。


圧倒的な練習量が、自分の未来を変えていきます。

安部塾に来て、たくさん練習してください。

2018年6月14日木曜日

心を開く=胸を開く=胸椎伸展=ショルダーオープン=ハートオープン

暖かくなってきたのでヨガ始めたら、気温低下(笑)。

最近は後屈系の動きを多めにやっています。

立ち弓

コブラ

当たり前のことですが、心を開いていない人は胸が開きません。

物理的に無理やり胸を開くと身体が壊れます。

心を開けば、自然と胸は開きます=上体が反ります。

股関節(ヒップ)も同じく、綺麗に開きます。


感情の乱れや認知の歪みは、即、身体の形状の歪みとしてあらわれます。

身体が動かないとか姿勢が崩れているというのは、意外と深刻な事態なのです。

綺麗に胸を開くためには、他人を思い通りに動かそうとしないのが基本です。

機能解剖学通りに反るということ自体が、自分を正しく操作したいということなのです。


これもごく当然のことですが、綺麗に反れる人は好印象です。

穏やかでやわらかい表情ですから。


今日の薬院校レッスン(13:30~ 18:00~ 19:30~)と塾生講座(15:30~ 21:00)ともに、ヨガの解剖学やります。

2018年6月12日火曜日

反るということ(バックベンド=後屈)~仙骨ののけ反り

6月から、安部塾は「ヨガアーサナ強化月間」です。

そんなわけで、機能運動学に基づいた塾生たちの反りポーズ。

フルコブラ/ハト


コツは、「仙骨ののけ反り=反うなづき運動」です。

今日の大手門でもやります。