2018年2月26日月曜日

足にマーキングすると後脛骨筋と長腓骨筋が意識しやすいらしいです(笑)

リクエストがあったので油性マジックでマーキングしてみました。

ものすごく意識しやすいそうです。


2018年2月24日土曜日

長母趾屈筋と内足弓

神戸集中講座で長母趾屈筋の解説中。

腓骨とのつながりと足底交叉を理解しましょう。

踵骨と距骨がなじみます。

2018年2月23日金曜日

人体の構造は美しい

さっきの記事を薬院校でアップした後、踵骨と大腿骨頭を見つめていて思いました。

「人体って、とてつもなく美しい構造体だよなぁ」

踵骨と大腿骨頭

機能的に追及された構造の踵骨と大腿骨頭が、同じ形をしているということ。

そこに至るまでの、気の遠くなるような進化の歴史。

こんな美しい構造体を粗雑に動かすなんて許されることではない。

自分が、そんな感情を抱いていることがわかりました。


ほんとに、何の違和感もありません。

寛骨と足関節と大腿骨

私のライフスタイルは、人体の美しさを熱く語ることなのだと悟りました。

安部塾は、人体の構造の美しさを学ぶ楽園なのだと。

散り散りになっていたパズルのピースが、いきなりすべてハマりました。

これからの安部塾は、人生を変える場ではなく、人体の美しさを愛でる場になります。


それに伴い、「問題のある動きを改善する」というベクトルをやめます。

「人体の構造と機能を理解し、美しく動く」というベクトルに変えます。


今月中に、HPの文章を書き換えようと思います。

踵の骨は大腿骨頭

定番ネタです。

地面は股関節なのです。

ストレスホルモンと筋肉と記憶と免疫機能の低下と肥満~

私はよくストレスホルモンのお話をします。

ストレスで身体に問題を生じている人ほど、解説を否定します(笑)。

それには、理由があります。

ストレスホルモン コルチゾール


コルチゾール

コルチゾール(Cortisol)は、副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種であり、ヒドロコルチゾン (hydrocortisone) とも呼ばれる。炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御し、生体にとって必須のホルモンである。3種の糖質コルチコイドの中で最も生体内量が多く、糖質コルチコイド活性の約95%はこれによる。ストレスによっても発散される。

分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらす

また、このホルモンは、過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、近年PTSD患者の脳のMRIなどを例として観察されている。海馬は記憶形態に深く関わり、これらの患者の生化学的後遺症のひとつとされている。

引用ここまで


海馬が萎縮しているので痛みを強く感じますし、他人の話を聴くことができません。

「自分が信じたいことしか信じない」という傾向が強まります。

食欲を抑制するセロトニンの分泌が低下し食欲が増進。

インスリンの働きを阻害して、インスリンの過剰分泌を招きます。

結果、脂肪が蓄積します=肥満開始。

コルチゾールそのものの脂肪合成作用により肥満が促進されます。

そして、老化が急速に進みます。


交感神経が刺激されるとアドレナリン・ノルアドレナリンの分泌が始まります。

心臓が高鳴り、怒り・恐れを感じ、不安感から興奮状態に陥ります。

攻撃&怒りのホルモン効果です。

アドレナリンは攻撃する場合や、逆に身を守ろうとする場合、副腎から分泌されます。

闘争・逃走ホルモンと言われています。

血圧が上昇し、同時に気管支が拡張します。

ノルアドレナリンは脳と交感神経(末端)から分泌され、脳で作用します。

怒りのホルモンと言われています。

キレたり、パニックを引き起こします。


もうおわかりだと思いますが、筋肉が硬い人=闘争・逃走・怒りの人です。

締めあげられた毛細血管による筋肉の虚血状態が、硬い筋肉になる原因なのです。


対抗するのは、「信頼と思いやりと抱擁のホルモン」と言われるオキシトシンです。

・しあわせを感じる
・ストレスが緩和する
・怒り・憎しみ・恐れ・不安が減少する
・他者への信頼感が増す
・他人と関わりたいと思える
・他者と親密な人間関係が結べる
・記憶力が向上する
・免疫力が向上する

感情を素直に表現できる(言いたいことが言える)関係を築くのが基本です。

気軽に抱擁し合える関係を築ければ、さらにオキシトシンに満たされます。


人間関係がうまくいかない理由と筋肉が硬い理由は同じです。

愛が足りないのです。


今日の塾生講座で、続きを解説します。

2018年2月22日木曜日

筋肉の硬さの正体~心の底に憎しみがあると、ありとあらゆる人間関係がうまくいきません。

グレイ解剖学 足底

筋肉が硬くなるのは、憎しみを心の底に閉じ込めているからです。

イライラしている人は、心の根っこに憎しみがあります。

不機嫌な人は、憎しみを心の奥底に封じ込めています。

愛情飢餓感と自己蔑視が特徴です。


親から愛されなかった。

その結果として愛情飢餓感が強くなるのです。

親から見捨てられる不安があった。

その結果として、自己主張せずに従順に振舞うようになるのです。


そんな人たちは、自分の不快感情を意識できなくなったりします。


相手に過度な好意をアピールする人は、憎しみを抑圧した反動形成としてそうしているのです。

わざわざ尊敬していることをアピールする人は、心の奥底に憎しみがあります。


不機嫌でいることなんて問題がないと感じる人は多いかもしれません。

不機嫌でいるということは、心の底に憎しみをため続けているということです。

この憎しみの影響で、ありとあらゆる人間関係がうまくいきません。

なにより、現実を楽しむ能力が破壊されます(何をやっても楽しくありません)。


抑圧している憎しみは、意識化する必要があります。

言いたいことは言うべきなのです。

言いたいことを言えない関係は切りましょう。

何ひとついいことなんてありませんから。


言いたいことが言える関係とは、心が触れ合っている関係です。

言いたいことが言えない関係とは、心が触れ合っていない関係なのです。


不機嫌で不活発な人は、自分をごまかしています。

何もかもが嘘で塗り固められています。

ありとあらゆる人間関係が嘘なのです。

だからいつも虚しさを感じています。

嘘の関係だから不機嫌が生まれるのです。


本当の気持ちをお互いに表現できる関係を築いている人は、不機嫌にはなりません。

信頼関係を築けない=誰も信用できない人は、コミュニケーションができません。


そうなのです。

不機嫌な人の筋肉が硬い理由と人間関係がうまくいっていない理由は同じなのです。

古来より伝承されてきた智慧です。

心の底の憎しみこそが、筋肉の硬さの正体なのです。


物理的な理由で筋肉が痛くなるのは、せいぜい15%程度だと思います。

憎しみによつて硬くなった筋肉が痛みを感じているのが現実なのです。


正しく身体を動かすことで、自分の心の奥底にある憎しみを自覚できることがあります。

それが自覚できた時、本当の意味でやわらかい筋肉になります。

自分の心の奥底にある憎しみに気づけないうちは、筋肉はやわらかくなりません。

人間関係もうまくいきません。


筋肉の質の改善と人間関係の改善は同時に起きます。

例外はありません。

2018年2月21日水曜日

後脛骨筋腱の機能不全~距骨下関節過回内

後脛骨筋

後脛骨筋(こうけいこつきん、Tibialis posterior muscle)は人間の下肢の筋肉で足関節の底屈、内反を行う。

骨間膜および脛骨と腓骨の隣接する面から起こり、腱は内果の後ろで内果溝を滑液鞘に包まれて下行し、その後、載距突起と舟状骨粗面の間を通って足底に達し、腱は2索に分かれ、内側の太い索は舟状骨粗面に付着して、外側のやや細い索は3個の楔状骨(距骨を除く他の足根骨にも)で停止する。

引用ここまで

後脛骨筋腱など グレイ解剖学

後脛骨筋トリガーポイント

後脛骨筋腱が機能不全に陥っている人をよく見かけます。

「使い過ぎ」が原因だと思われます。

やった気のする間違った動きを過剰に繰り返していると機能不全を引き起こします。

後方から観察すると、足のゆびが見えていて、足首が内倒れしているのがわかります。

オーバープロネーション=距骨下関節過回内と言われています。


距骨下関節過回内・回内・直足


間違った動きの繰り返しが、距骨下関節過回内をつくります。

そして、靭帯が壊れます。
グレイ解剖学 足の靭帯と腱(脛骨筋・腓骨筋)

壊れた靭帯の修復は大変です。

足を壊さない正しい動きと、足を守る靴が不可欠なのです。


今月は、姿勢制御と足の話にこだわった解説をしています。

24日(土)の神戸集中講座で、足の靭帯について熱く語ります。

横足弓と縦足弓の能動的支持構造~長腓骨筋

安部塾では、長腓骨筋の操作解説をよくやります。

長腓骨筋

図示した通り、第1中足骨を立方骨を経由して外くるぶしの方へ引きます。

底屈→外転の流れです。

立位の姿勢制御に欠かせない感覚です。

2月24日(土)の神戸集中講座と25日(日)下関集中講座で解説します。

2018年2月20日火曜日

縦足弓の受動的安定化構造・能動的安定化構造

足底腱膜と底側踵舟靭帯(スプリング靭帯)。

長母趾屈筋と長趾屈筋の停止腱。

長母趾屈筋と載距突起。

縦足弓の受動的安定化構造。

母趾外転筋と短母趾屈筋と短趾屈筋と足底方形筋と小趾外転筋。

縦足弓の受動的安定化構造。

人生を支える力学的構造。

不十分な受動的安定化構造=ゆるい足は、さまざまな痛みを生み出す。

脛骨軸と踵骨軸は垂線に乗る(直足)

実存的な人生は、直足から生まれます。

画像はプロメテウス解剖学より


2018年2月19日月曜日

距骨を支えるもの=載距突起~姿勢制御の要❤️

昨日の東京集中講座で、載距突起の解説をしました。

踵骨の垂直な位置を保証してくれる大切な突起です。

台状に張り出し、距骨を支えています。

これまで足についていろんな解説をしてきましたが、この突起の解説が最も反応が良かったです。

姿勢制御の要ですね。

神戸と下関でも解説します。

2018年2月14日水曜日

短小趾屈筋と小趾外転筋~立位のバランスをとる=立位姿勢制御と足の小趾

日常的にフットプリントをとるようになって、短小趾屈筋と小趾外転筋の力を実感するようになりました。

安部塾で立位の姿勢制御といえば、足の小趾(ゆび)です。

短小趾屈筋・小趾外転筋

短小趾屈筋

起始は第5中足骨の骨底及び長腓骨筋筋鞘。停止は第5趾の基節骨底の外側。

作用は小趾のみ屈曲(MTP関節)。

※長趾屈筋は小趾のみに作用するわけではなく2~5趾に作用する。


小趾外転筋

起始は踵骨隆起・踵骨外側面・足底腱膜。停止は小指の基節骨の骨底外側。

作用は小趾の外転・屈曲(MTP関節)



身体のバランスをとるときに、短小趾屈筋と小趾外転筋が役に立ちます。

ふくらはぎ外側の筋肉の性能低下と小趾の動きの悪さの相応はよく知られています。

普通に考えて、小趾が地面を押さえていないのに安定して動けるはずがありません。

昨今の子宮ブームで小趾に注目が集まり、短小趾屈筋と小趾外転筋の機能改善で心身が安定した人が増えましたね(笑)。


他に、小趾対立筋なんかもあります(そのうち解説します)。


2月16~18日の東京集中講座で、詳しく解説いたします。


参加お待ちしております。



2月6日以降、通常時の20%以下のモードで活動しています。

短い低迷期だからです。

いわゆる「軌道修正をする時期」ですね。

なので、いろいろと軌道修正をしています。


停滞した時に、「いまやるべきことに集中する」ことが大切です。

一発逆転を狙うのは下の下です。

新しいことに逃避するのは、そのさらに下です。

よく言われることですが、低迷期という「線」を成長という「点」に軌道修正することが重要なのです。


具体的にどうするかというと、「ていねいに生きる」だけです。

低迷期を雑に過ごすと、さらなる低迷が待っています。

舞うように生きることを学ぶのに、低迷期ほど適している時期はありません。

通常モードに戻したときに、その意味が体感できます。


あと数日、低迷期モードで過ごします(笑)。

2018年2月6日火曜日

歩くということ~姿勢制御


2月12日(月・振替休日)は、薬院校集中講座「歩くということ」です。

→ 詳細

歩くということ(荷重)

私は、最も大切な動きは「歩くこと」だと考えています。

歩き方が静かで美しい人が好きです。

きちんと歩くというのは、意外と難しいものです。

12日は、歩くということについて、熱く解説をします。


8日(木)は、大阪集中講座です。

姿勢制御について解説します。

→ 詳細

特に大切な、足底感覚受容器に力を入れます。

こんな状態では、まともに立てないし歩けません。

内側縦足弓が崩壊しているの図
横足弓が崩壊しているの図

足底の力が抜ければ、骨盤底筋群も腹筋群も抜けてしまいます。

つまり、立位の姿勢制御ができないということになります。

たかが足趾(ゆび)などと、馬鹿にはできないのです。

上質な身体操作者ほど、足のゆびの手入れに余念がありません。


フットプリンターで足圧を解析します。

お楽しみに!


加えて、視覚系と前庭系の解説もします。

今回の大阪も熱いです。

2018年2月5日月曜日

足を守るということ(須崎先生の足の講座)~足を守ると、自然に笑顔がこぼれますw

昨日は、須崎先生(シューズクラトミ)の足の講座でした。

フットプリンターなしの足の機能改善なんて、もう考えられないです。

そして何より、足を守る講座は楽しすぎです。

参加者のみなさんが楽しそうで、見ているだけでしあわせでした。

20180204 足の講座(須崎先生)
この勢いでフットプリンターやってる風景が見たかったのです。

20180204 足の講座(須崎先生)
始めのインク伸ばしが大切です。

20180204 足の講座(須崎先生)
井出さん盗撮中w

20180204 足の講座(須崎先生)
若いw

20180204 足の講座(須崎先生)
なぜかえりりんがw

20180204 足の講座(須崎先生)
大先生もw

20180204 足の講座(須崎先生)
金沢君のマニアックな解析w

20180204 足の講座(須崎先生)
自然な笑顔w

20180204 足の講座(須崎先生)
個人的にいちばんウケた図w

20180204 足の講座(須崎先生)
笑顔w

20180204 足の講座(須崎先生)
足の講座は面白いのです。

20180204 足の講座(須崎先生)

次回の薬院校集中講座は、2月12日(月。振替休日)です。

→ 詳細

「歩くということ」について解説します。

御参加、お待ちしております。

2018年2月4日日曜日

フットプリンターの使い方講座

須崎先生のフップリンターの使い方の解説が始まりました。

正しい足底の情報を得て、それをどう運動に役立てるか!

参加者の能力向上が楽しみです(≧∇≦)

2018年2月2日金曜日

骨盤の前傾と後傾・仙骨のうなずきとのけ反り

ひさしぶりの、骨盤前傾・後傾ネタです。

骨盤前傾

骨盤後傾

大雑把に、

腰のカーブが反りすぎの人=骨盤前傾

腰のカーブが丸まりすぎの人=骨盤後傾

ということです。


腰筋の付着はこんな感じ。

腰筋
内腿・骨盤隔膜と横隔膜をつないでいますので、呼吸パターンの理解が鍵になります。

そして、この図を見てわけがわからなくなるという展開が定番です。

仙骨の、のけ反り・うなずき

なので、どちらかというと坐骨との関連で理解した方が良いかと思います。

仙骨のうなずきと坐骨の動き
坐骨の動きと骨盤の前傾・後傾の関連を理解すると面白くなります。


これが理解できない状態で激しく動くことは、お奨めしません。

地味で小さな仙骨の動きを理化して動くと、しあわせになれます。

2018年2月1日木曜日

今日は、姿勢制御をテーマにグループレッスンと塾生講座をやります~休み癖をつけないように通いましょう

おはようございます。今日・明日の予定です。

本日は12時30分よりグループレッスン開始となります。

2月1・2日の予定 (緑グループレッスン・黄色塾生講座)
明日、試験的に舞のレッスンやります(詳細は後ほど)


今日は、姿勢制御の解説をします。

身体運動学

少しずつ丁寧に確実に理解していきましょう。

休み癖がつくと理解できなくなって足が遠のきます。

昨年しみじみ思いました。

1~2回休むくらいどってことはありませんが、数週間にわたって休むとついてこれません。

一時的に気合を入れて通い詰める人ほど、その傾向が顕著でした。

休んで理解できなくなるより、理解できるペースで通い続けることが大切です。

すごい人になって賞賛されようなんて、ナルシシズム全開の考え方はやめましょう。

ただただ自分のために、姿勢の制御について学びましょう。


ほめられるために学ぶというのは、いちばんまずい考え方です。

注目されたくて学ぶというのも、まずいです。


自分のどこを直したら生活の質が上がるのかを知るために学びましょう。

御参加お待ちしております。


阿多福w

阿多福