まずは、以下のリンク先の記事をお読みください。
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リーチング行動の発現より
自分の手や脚の視覚的なイメージが形成されるのは生後3ヶ月ごろであることがRochatや
Bahrickらの研究で明らかとなっており、その結果とも整合すると思います。
ここで重要なのは、機能的なリーチングができるようになるためには、身体の認知能力が重要であるということです。
目で見た対象物に自分の手を重ねていくわけですから、対象物に到達している視覚的な自分の手をイメージできなければ、または自分の手の動く方向性を視覚的にイメージできていなければ正確にリーチしていくことはできません。
「外部環境と自己身体の認知が運動発達を導いていく」
引用ここまで
発達心理学 5回 乳児期の発達(Ⅰ)より
生後6ヵ月前後より座位が安定し、重力に抗して姿勢が保持できるようになると、手を自由に使う機会が増える。この頃、対象物に手を伸ばしてつかみとるリーチング(reaching)がしばしぼ観察されるようになる。
➔この運動では、「見る」「手を伸ばす」「つかむ」の3つの運動を同時にうまくコントロールする必要がある。
➔最初は同時に2つの物を両手で把握するのは難しいが、8ヵ月頃になると可能になる。
発達心理学 5回 乳児期の発達(Ⅰ) |
安部塾では、大人になってリーチングを再学習することを奨めています。
「見て、手を伸ばして、つかむ」ということが、意外とできていないからです。
そもそもが、きちんと見えていないのです。
運動連鎖は、全体から部分に・頭部から尾部に向かいます。
発達心理学 5回 乳児期の発達(Ⅰ) |
この理由で、きちんと見ている人の動きは丁寧で美しくなります。
見ていない人の動きは乱雑・乱暴できたなくなります。
欲しいものにきちんと焦点を合わせて立体視してから手を伸ばすことが大切なのです。
詳細は、アイックスの小松先生まで(丸投げw)。
小松式ビジョントレーニング |
安部塾では、見た後の筋肉連鎖を徹底して再学習してもらっています。
見えていないことには、お話になりませんが(笑)。
つづきます。