2017年10月4日水曜日

ライフスタイル(=性格)とは、人生の設計図であり、人生という舞台の脚本である。ライフスタイルが変われば、人生はガラリと変わるだろう。

Alfred Adler











Eric Berne

22歳の頃、エリック・バーン先生の影響をモロに受けました。

いまもずっと、受け続けています。


エリック・バーン先生が提唱した人生脚本理論。

「7歳くらいまでに、人は無意識のうちに自分の未来の生き方の脚本を書く」

人は誰でも、人生脚本によって人生を支配されているのです。

自分の意志で判断して生きているという感覚は幻想なのです。

気づかないうちにその方向に向かって生きているのです。


人は7歳くらいまで自分のこれからの生き方の筋書きをつくります。

生き方の脚本を幼児期に自分で書いてしまっているのです。

恐ろしいことに脚本の基盤は親からのメッセージです。

醜い親の醜いメッセージを基盤につくられた人生脚本……始まる前に終わっています。


美しくやさしい親から、やさしい言葉や触れ合いを与えてもらったら、

「私は愛される価値のある人間であり、このままずっとしあわせに生きていてもいい存在なんだ。世の中はやさしい世界なんだ」

なんて脚本をつくります。


醜く冷たい親から、無関心な態度や虐待を受けたら、

「自分はいらない人間なんだ。何をしてもダメなんだ。誰からも愛されないんだ。しあわせになってはいけないんだ。世の中には愛なんてないんだ」

なんて人生脚本をつくります。


そして、それぞれに、自分の人生脚本を証明するように生きていきます。


表面上は、ふしあわせな状況から逃れるために「対抗脚本」をつくります。

他者から認められようとか、必要とされようとか、誰からも愛されようとか。

しかし、意識してつくった「対抗脚本」でどうにかできるほど甘くはありません。

重要な局面において行動を支配するのは「人生脚本」なのです。


一瞬のしあわせの後、よりふしあわせな状態に戻ります。

人生脚本の支配する世界へ。


本人は、どうしてそのような行動を起こしてしまうのか理解できません。

人生脚本どおりの、居心地のよい状態に戻ってしまうことが理解できないのです。


自分の「人生脚本」を理解して書き換えない限り、しあわせに生きることはできません。


過去につくった脚本を捨てて、新しい脚本に書き換える必要があるのです。

『再決断』するのです。

いまの自分がなりたい自分に軌道修正して生きていくのです。

その先に、自分らしい人生が展開します。


醜い親のメッセージが満載の、過去につくった人生脚本にしがみつかないことです。


人生に変化を起こすのは簡単です。


アドラー先生の言葉通り、

「人は3日あれば変われる」

のです。


ライフスタイルは、いまこの瞬間に変えることができるのです。


『過去と他人は変えられない。
 しかし、いま・ここから始まる
 未来と自分は変えられる!』

エリック・バーン先生の言葉です。