2016年4月28日木曜日

手の動きと前腕の回外・回内がきちんとできると、肘や肩や首が楽になる。

4月は足の動きにこだわりました。

5月は手の動きにこだわります。

明日から薬院校で始まるGW集中講座の内容でもあります。

ここまで手について語る講座はないというくらい語ります(笑)。


手が動かないと人生詰みますから。


前腕の回外・回内
 橈骨が尺骨に巻き付く‼

前腕の回内

足の場合と同様に、手のアーチがつぶれると肘や首が不安定になります。

手の指先の動き~手のひらの内返しと外返しができる必要があります。


脳内における手の領域は圧倒的ですからね。

https://thesevenworlds.wordpress.com/2016/03/31/cortical-little-men/

手を正しく動かさないと詰みます(笑)。

大切なことなので2回言いました。


舞の手に関しては、片岡演劇道場の沢村菊乃助(枕屋)さんの動きが好きです。



僕的には最高峰ですね。

レイチェル・ブライスさんも。



多大なる影響を受けております。


今日の塾生講座とグループレッスンで、GW集中講座の予習をしたいと思います。

2016年4月27日水曜日

リトリート鹿児島(指宿・青隆寺)での足底改善講座の様子

4月10日・指宿の青隆寺でのリトリートの写真を、石堂さんが送ってくれました。


こんなに足に関心を持つことって、普段はないのではないでしょうか?

足の構造の解説

足裏から外くるぶしにつながるラインは、耳の後ろの骨まで伸びています。

なので、足裏をうまく使うと楽々あがります。

長腓骨筋・腸脛靭帯・大腿筋膜張筋・腹斜筋・胸鎖乳突筋・板状筋

今月は、プロジェクターを駆使しています。

プロジェクターを使うの図

母指の付け根の第一中足骨が内ねじりしながら外方へ逃げると云々~

母指の直し方

足内側縦アーチ(足弓)が落ちると膝が内側に向くが云々~

足のアーチと膝の向き

後脛骨筋が大内転筋とつながっていて大腰筋と横隔膜と骨盤底筋群が云々~

骨盤底筋群の解説

というかですね、フォトグラファーさんがいい感じで撮ってくれてますね。

ありがたいことです。


石堂さんが7月に22・23・24日の3日間にわたるイベントを計画中です。

僕もまた一味に加わります。


お金ためて予定を空けておいてくださいね‼

2016年4月25日月曜日

5月14・15日の東京集中講座は、『筋肉の運動連鎖と呼吸』をやります。

猫の型

5月14・15日(土・日)の東京集中講座は、『呼吸と筋肉の運動連鎖』をやります。

IBUKIの呼吸と動きの解説です。

■呼吸と仙骨・肋骨・脊柱・頭蓋骨・足底

■四つんばいの筋肉の運動連鎖と呼吸(猫の型・牛の型・虎の型)

■立位の筋肉の運動連鎖(足の動きを全身の動きにつなげる)


運動連鎖

正確で精密な筋肉の使い方を学んでください。

明日くらいには、詳細が決まると思います。

詳細・申し込み


あ、5月15日(日)は、娘が参加します。

僕の本気が見れると思います(笑)。


お待ちしております。

2016年4月24日日曜日

土踏まず(足底内側縦アーチ)は、潰すためにあるのです。その影響は全身に及びます。肩が楽になる理由。

昨日、神戸で足底のお話をしてきました。

で、「肩が楽になったのですが、なぜですか」と聞かれました。

「明日、ブログに書きます」と答えました。

で、こういうことです。

足の外返しから始まる運動連鎖

これ、足の内返し側では、逆のことが起きています。

つまり、足の内返しと外返しを組み合わせると、いろんな動きができるということです。

ということは、足弓(アーチ)が落ちていると詰むということです。

まともに動けません。


というわけで、昨日お渡ししたレジメを見ながら練習してくださいね。

2016年4月20日水曜日

呼吸と姿勢~ポンプハンドルムーブメントとバケツハンドルムーブメント~仙骨の動きと呼吸と脳機能

某塾生から相談されたので、呼吸と姿勢についてまとめています。


安部塾における呼吸の基本は胸骨と肋骨の動きの徹底的理解です。

呼吸に関しては、グレイ解剖学がおすすめです。


グレイ解剖学 ポンプハンドルムーブメント・バケツハンドルムーブメント

それと、仙骨と後頭骨・蝶形骨の動きと呼吸ですね。

仙骨と後頭骨の動き(吸気時)

脳脊髄液は、仙骨によって脳に運ばれます。

脳脊髄液は重力の影響で下方に向かいます。

脊髄液を上に揚げるには、仙骨のポンプ機能を使います。

仙骨は『うなづく』ことで、ポンプ機能を果たします。

仙骨のうなづき運動による脳脊髄液のポンプ機能


安部塾では、脳の機能低下が脳脊髄液の還流不全で起きると考えています。


仙骨のうなづき運動は、座骨・恥骨・腸骨の動きと連動します。

足関節の内返し・外返しが機能している歩行運動が大切な理由です。


このことを知らないでエクササイズを指導しても無意味だと考えています。

粗雑な動きをしている人たちの仙骨の動きはしちゃがちゃです。

微細な動きをしている人たちの仙骨の動きは正確無比です。

正確無比な仙骨の動きが、精密な脳機能の源泉です。


安部塾開校時から変わらない『正確無比な呼吸のススメ』。

その理由をまとめていたら、自分のやっていることに対する誇りの気持ちが高まりました。

機能解剖学ばかりを前面に出していますが、基本は呼吸ですからね。

精度の高さは、結構イケてると思いますよw

2016年4月16日土曜日

足弓(アーチ)についてのプチまとめ

メッセージ
じゅんじゅんから確認メッセージが来たので、取り急ぎまとめました。



■内側縦足弓(アーチ)

第1中足骨・内側楔状骨・舟状骨・距骨・踵(しょう)骨で構成

第1中足骨種子骨~舟状骨~踵骨隆起

・長母趾屈筋及び長趾屈筋(第1~5趾)
・母趾外転筋(第1中足骨・距骨)
・前脛骨筋(第1中足骨)
・後脛骨筋(舟状骨)


■外側縦足弓(アーチ)

第5中足骨・立方骨・踵骨で構成

踵骨立方関節

・小趾外転筋
・短腓骨筋(第5中足骨頭)
・長腓骨筋(踵骨)


■横足弓(横アーチ)

内側縦足弓と外側縦足弓間で構成

・第1中足骨頭~第5中足骨頭(頂点は第2中足骨頭)

・内側楔状骨~中間楔状骨~外側楔状骨~立方骨(頂点は中間楔状骨)

・長腓骨筋

2016年4月15日金曜日

鹿児島リトリートの写真をいただきました~身体操作はダメ探しです。

4月9・10日の鹿児島指宿でのリトリートのスナップ写真が送られてきました。

少し、紹介したいと思います。


砂蒸し場でのスチームヨガから。

恒例の「山のポーズでの足の使い方」。

指宿フェニックスホテル 砂蒸しヨガ
運動連鎖による足の外返しからの腕あげ。
指宿フェニックスホテル 砂蒸しヨガ
趾の使い方。

指宿フェニックスホテル 砂蒸しヨガ

手のつき方。

指宿フェニックスホテル 砂蒸しヨガ

プロジェクターを使って解説しながら、テニスボールで足のゆびをほぐしていきます。

指宿フェニックスホテル テニスボールで趾ほぐし
高年齢(90歳オーバー)でもできるテクニックです。

指宿フェニックスホテル テニスボールで趾ほぐし
タブレット解剖学アプリくぉ使った、足の外返しの説明。

指宿フェニックスホテル 足の外返し

膝の痛みと足底についての解説。川添先生もコアコンについて解説中。

指宿フェニックスホテル 足の外返し

腹斜筋の使い方。前鋸筋からの運動連鎖の説明。

青隆寺 腹斜筋
御住職に、良縁成就祈願(御客様との良縁つなぎ)していただきました。

青隆寺 護摩

こうやって見てみると、ほんとに基本的なことしかやってないのがよくわかります。

特別なこと=奇抜なことは、やらない主義ですから(笑)。


今回のテーマは『運動連鎖』。

構造の末端が開いていて自由に動くのが、オープン・キネティック・チェーン(OKC)。

構造の末端が閉じていて固定されているのがクローズド・キネティック・チェーン(CKC)。

安部塾では、まずOKCを徹底してやってからCKCをやっていきます。

センス(感覚)さえ良ければ、すぐに効果が出ます。


いろいろと反省点が多いリトリートでしたが、内容は最高だったと思います。

ただやはり、反省すべき点は反省しないと、活動停止に追い込まれてしまいます。

沢山の人たちの支持が得られなければ、資金的にも集客的にもどん詰まりますから。

理想は高く、やることは地味にやっていかないとですね。


身体操作もそうですが、基本は『ダメ探し』です。


RGOの太田さんは言います。

「チューニングに限らず、機械ってのは駄目探しなんだよ。いい所を伸ばそうとすると、ろくな事ないもんな。人なら長所を見つけて褒めてやれば、伸びることもあるが、機械はそうじゃない。だから迷ったら駄目なところを見つけて解決していくしかない。丹念にひとつひとつな・・・。チューニングに魔法は無い訳だよ。やっぱりな。パワーが上がれば、短所は限り無く出て来る。それを一つ一つ潰して行く。そしてある日、とてつもないチューンドになる。そういうもんさ」


人間の身体も、良いところを伸ばそうとすると、ろくなことはありません。

丹念にひとつひとつダメなところを見つけて解決していくしかありません。

そこに、一切の魔法はありません。

ダメをひとつひとつつぶしていくと、ある日、とてつもない動きになるのです。


これは、リトリートも同じです。

丹念にひとつひとつダメなところを見つけて解決していくこと。

それがいちばん堅実な道だと思います。

とてつもないリトリートになる日が来るといいな。


また新たな写真が送られてきたら、記事を書きたいと思います。

2016年4月13日水曜日

足の外返し・内返しが正確にできるようになると、歩行動作やスイング動作が劇的に改善します。

今日も、足の内返し・外返しの練習をしました。

動画を見せながらの解説は、使う筋肉が明確になります。


この図を見ただけでも、どう動くが立体的にイメージできます。

足の内返し

足の内返し

足の外返し

足の外返し

内返しに使う後脛骨筋は、こんなにも下腿の奥深くにあるんですよ。

後脛骨筋

後脛骨筋

しかし、足の内返し・外返しをやらせると、足がつる人が続出……

どんだけ脳の運動機能が壊れているんだよと小一時間(笑)。

できるようになると、歩きやスイング動作が劇的に改善します。

それはもう、感動的なレベルで。


芸術的とすらいえる身体操作の源は、足先・手先です。

運動連鎖の仕組みを考えたら当然ですね。


明日の塾生講座でも、詳しく説明いたします。

肩甲骨は、背骨と肋骨の間に浮かんでるんですよ~解剖学アプリを使った説明が好評です。

解剖学アプリのいいところは、バーチャルで解剖ができるところです。

例えば前鋸筋と菱形筋と肩甲骨について、文章で書くとわけがわかりません。

・前鋸筋の起始は第1~第9肋骨の外側面の中央部、停止は肩甲骨の上角・内側縁・内角。

・菱形筋の起始は胸椎1~5番の椎体棘突起、停止は肩甲骨内側縁下部。

・小菱形筋の起始は頸椎6~7番の椎体棘突起、停止は肩甲骨の内側縁。

……意味わかんないですよね(笑)?


でも、そんなとき、解剖学アプリなら、視覚イメージで一発です。

菱形筋・肩甲骨・前鋸筋

タッチペンを忘れたので、指で書いたら落書き文字に(笑)。


角度も自在に変えれます。

説明を追加

わかりやすいでしょ?


解剖学アプリを使い始めたのは随分前なのですが、バージョンアップの度に使いやすくなっています。

何より、日本語での解説になったのが素敵です。

さらに、プロジェクターを導入したことで、大画面で観れるようになりました。

今後、世界的にこのスタイルが主流になるでしょうね。


昨日、某塾生に使い方を教えたら、早速レッスンで使ったようです。

わかりやすかったことでしょう(^^♪


そのうち、使い方講座やろうかなw

2016年4月12日火曜日

解剖学アプリをフル活用したレッスン

今日の大手門クラスは、解剖学アプリをフル活用して動きの解説をしました。

参加者用復習画像集です。

外旋六筋

短腓骨筋停止部・小趾外転筋

長腓骨筋停止部

母趾外転筋

前脛骨筋停止部

後脛骨筋停止部

開張足(外反母趾)改善ゴム結束部

イメージしながら動けるので、とっても効果的です。

東京集中講座神戸集中講座下関集中講座GW集中講座でも活用します。


プロジェクターで大写しすると、視覚イメージで記憶されます。

動きの改善効果は、筆舌に尽くしがたいものがあります。

2016年4月10日日曜日

鹿児島指宿リトリート最高でした~青龍の導き

鹿児島から戻りました。

体力に余力があるので、明日は薬院で塾生講座・グループレッスンやります。

■塾生講座  4月11日(月)

・13:00~15:00

・15:30~17:30

■塾長グループレッスン 4月11日(月)

・18:00~19:00

・19:30~20:30

ふるって、御参加ください(^^♪


指宿の『不動山 青隆寺』での講座、最高でした。

参加しないとわからない感動を共有できました。


『青龍の導き』を実感しております。

不動山 青隆寺 青龍
不動山 青隆寺 龍柱(ナーガ)
不動山 青隆寺 龍柱
不動山 青隆寺 青龍

素晴らしいお寺です。

どう表現しても、実際に行ったことがない人には伝わらないのでやめときます。

ぜひ、参拝されてください。

素直な人であれば、「人とのつながりを大切にすれば、何だってできる」という気にさせられると思います。


参加しなかった人、もったいなかったと思います。

本気で。


講座の写真は、後ほどいただけるようなので、そのときにレポをまとめたいと思います。


反省会で、主催の石堂さんに、僕の思いを伝えました

僕もよく批判されていますが、石堂さんも僕同様に批判されてあるようです。

似た者同士なのでしょう。

お互いに、コケてばかりですが、ひたすら前に突き進みたいと思います。


倒れたら立ち上がり、また前に進めばいいのですから!!

また指宿に呼ばれたら、馳せ参じたいと思います。

2016年4月7日木曜日

激しいエクササイズ依存症になってませんか? 否認ばかりしていませんか?

身体を壊すような激しいエクササイズに依存する人たちがいます。

そして、依存させ続けようとする人たちがいます。

「重要な社会的・職業的・娯楽的活動を放棄・減少させる」

「精神的・肉体的・社会的問題が起こっても、対象に執着し続ける」

依存症でない人たちから見ると、刺激を追い求める異常な状態に見えます。


「やっている気がするエクササイズ」を求めるのは依存だと考えています。

構造的に正しくて、美学的に美しい動きは、「やっている気がしない」ものです。


逆に、「改善のための努力をしない依存」というのもあります。

こちらはこちらで、精神的・肉体的・社会的問題が起きます。


どちらも、脳の機能異常だと考えています。


依存症

依存症(いそんしょう、いぞんしょう、英: dependence)とは、世界保健機関の専門部会が提唱した概念で、精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激を求める抑えがたい欲求である渇望が生じ、その刺激を追い求める行動が優位となり、その刺激がないと不快な精神的、身体的症状を生じる精神的、身体的、行動的な状態のこと。

渇望が生じている状態を「依存が形成された」と言う。依存は、物質への依存(過食症、ニコチン依存症やアルコール依存症といった薬物依存症)、過程への依存(ギャンブル依存症、インターネット依存症、借金依存症)、人間関係や関係への依存(共依存、恋愛依存症、依存性パーソナリティ障害など)があり、重大な精神疾患にいたるケースもある。

大量・長時間・長期間にわたって依存対象に異常に執着するため、重要な社会的・職業的・娯楽的活動を放棄・減少させる。また、精神的・肉体的・社会的問題が起こっても、対象に執着し続ける。

依存症患者は、病的な心理的防衛機制である「否認」を多用するため、しばしば依存症は『否認の病』とも言われる(否認言動は診断に必須ではない)。また、家族や恋人などが依存症患者に共依存している場合、共依存している者も否認を行う。否認は、その対象によって以下のように分けられる場合がある。

第一の否認〜「自分は大丈夫!」
「少し多めに買い物をしても、返せないほどの借金があるわけではない」、「タバコ吸っていても、自分は今まで癌になっていない」、「マリファナは害が少ないから、やっても大丈夫」など、依存による有害性を過小評価・歪曲して、自らの問題性を否認する。
「最近はパチンコに行く回数が減ったから大丈夫」などと、周囲の者すら「第一の否認」をすることもある。

第二の否認〜「やめさえすれば大丈夫!」
依存によって依存対象以外にも生じてしまった問題を否認することが、第二の否認と呼ばれる。周囲との人間関係やコミュニケーション、経済問題やその人の内面などに問題があることを否認する。「酒さえやめれば、元通りいくらでも働ける」、「クスリをやめさえすれば、俺も家族も問題はない」など。
また「パチンコさえしなければ、申し分なくいい人なのに」と周囲者が「第二の否認」をすることもある。
否認は病的防衛機制として、病気利得を得るために(つまり、依存を続ける言い訳として)なされる。たとえば、
「世の中、面白くないことばかりだ」  (世の中のせいで依存し続ける)
「私はかわいそうな人なの」(だから依存し続けても仕方ないの)
「人間は誰だって死ぬんだ」(だから依存し続けても同じだ)
「使っていれば落ち着くんだ」(だから依存し続けるメリットがある)
「法律に違反しているわけではない」(だから依存し続けてもよい)
嗜癖性を持つ物質への依存では、離脱症状の発現を抑えることが病気利得となり、否認行動を強化する。このため、多くの嗜癖性物質は法的に厳しく規制されている(麻薬・覚せい剤・大麻など)。

依存症は、中枢神経に作用する向精神物質によるもの(薬物依存症)と、ギャンブル、セックスなど特定の行動に対するもの(行為依存症)に大別できる。 前者では、摂取した依存性物質が、中脳辺縁系の脳内報酬系においてドパミン放出を促進し快の感覚を生じ、それが一種の条件づけ刺激になると考えられている。後者でも、特定の行為を行うことで、薬物依存と同様にドパミンを介したメカニズムで報酬系が賦活され快の感覚を感じ、条件づけにより依存が形成される。

離脱症状も依存の重要な要素である。依存に陥った者は、不愉快な離脱症状を軽減したり回避したりするため、同じ物質(または関連物質)を探し求め、摂取する。離脱症状のため、依存は強化される。

依存性をもつ物質は、ドパミン神経系(脳内の報酬系)を賦活することで作用するが、連用によりドパミン受容体がダウンレギュレーション(受容体の数を減らして適応すること)する。そのため、以前と同じ量の物質を摂取しても快の感覚が小さくなる。これが耐性である。

また、ダウンレギュレーションした状態では、外部からの物質摂取がないとドパミン系の神経伝達が低下した状態になる。この状態が離脱症状であり、自覚的には不安症状やイライラ感など不愉快な気分を生じる。

快感状態を伴わない依存も存在する。携帯依存などでは携帯によるコミュニケーションが妨げられている状態に置かれた際扁桃体により伝達された不安症状が海馬や大脳皮質と言った高位脳で抑制できなくなり、離脱症状に似た不安症状やイライラ感が生じることとなる。このような依存の場合、基本的に報酬系による快感状態からの離脱が不快の起点となるわけではなく、不安といったような不快そのものが起点となる。

引用ココマデ


僕は、不安を煽って依存させるような行為が嫌いです。

なので、機能解剖学や生体力学を学んで不安感を減少させるという方法をとります。

依存症の根っこには『痛み』があると考えています。

身体的・精神的な痛みです。

身体の痛みも心の痛みも、脳が感じています。

だから、脳脊髄神経系の機能について学ぶのが最良の選択だという判断です。


で、問題を生じている人は、

「依存による有害性を過小評価・歪曲して、自らの問題性を否認する」

ものです。


で、問題をしてきてくれた相手を否定し始め、改善の機会を失います。


激しいエクササイズに依存してしまった人たちと、座学にハゲんだ人たちを比較してみましょう。

わずか1年間で、とんでもなく差がひらきます。

依存している人独特の、「座学否定」をしながらもボロボロな身体。

一方、座学派の見た目に美しい機能的な身体。


座学を否定する人で、好調な人を知りません。

僕たちは、物理法則に逆らうことはできません。

物理法則に逆らえばどうなるかなんて、すぐにわかります。

身体についての構造的な理解を深めることが最優先なのです。


今日の塾生講座では、このあたりのお話を足の構造とからめて説明します。

2016年4月5日火曜日

手の軸は中指(~第三中手骨)ですよ~手根骨の異常は、全身の異常につながります‼

昨日の記事の続きです。

手掌のアーチは、横アーチ×2・縦アーチ1です。

エッセンシャル・キネシオロジー(南江堂)より

で、中指が軸になります。

エッセンシャル・キネシオロジーより

第三中手骨の根元は有頭骨です。

最大の手根骨で、全手根骨の中央に位置します。


床に手をついたときに手首が痛い人は、上腕外旋・前腕回内ができていません。

できていないと、有頭骨~月状骨間か有頭骨~舟状骨間が壊れてしまいます。

ここが壊れると、全身の姿勢制御が困難になります。

姿勢制御筋である胸鎖乳突筋の機能が損なわれますからね。


合気道なんかで、手首を極められてすっ飛んでるとこ見たことありますよね(笑)?




ホムンクルス的にも、足の何倍も重要です。

ホムンクルス
手根骨の要骨である有頭骨。

今日の大手門で、手の軸について語りたいと思います。

2016年4月4日月曜日

足軸は第二中足骨を通ります~足底横アーチの要骨は中間楔状骨ですよ~

足の軸は、第2趾(足のひとさしゆび)」です。

足の軸

足の裏の第二趾の下(第二中足骨基部)にタコがあるとまずいです。

足底横アーチがつぶれているということですからね。


足の軸とタコ

足底横アーチを足首の方へ辿っていくと、中間楔状骨を通ります。

中間楔状骨
正面から見ると、横アーチの要骨であることがよくわかります。

中間楔状骨
で、中間楔状骨の真下で、後脛骨筋腱・長腓骨筋腱がクロスしています。

後脛骨筋・長腓骨筋の足底付着部

すねとふくらはぎの重要性が、よくわかりますよね。

後脛骨筋・長腓骨筋

手関節にも、同じようなメカニズムがあります。


つづきは、レッスンや講座でw


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■一般向けグループレッスン

4月1週目のレッスンスケジュール
■塾生講座

4月1週目の塾生講座