2015年12月18日金曜日

股関節を外ねじりしながら内ももを締める・内ねじりしながらお尻の横~外ももを締める

股関節の機能


■股関節外旋筋
・主働筋=梨状筋、内閉鎖筋、上・下双子筋、大腿方形筋、大殿筋、縫工筋
・補助筋=中殿筋後部線維、小殿筋後部繊維、大腿二頭筋長頭、外閉鎖筋、長内転筋、短内転筋、小内転筋、

■股関節内旋筋

・主働筋=なし
・補助筋=中殿筋前部線維、小殿筋前部繊維、大腿筋膜張筋、内側ハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋)、大内転筋、恥骨筋



安部塾では、股関節をスムーズに動かすために、内転筋群を外旋させて使います、

スタティックストレッチングなどで伸張反射機能を壊してしまうと、内転筋の外旋機能も壊れます。

無理やり開脚の練習した人たちの運動機能が低い理由です。

単に脚が180度開くだけというのは危険です。

内転筋で股関節外旋力を使うことができないと、股関節が不安定になるのです。


安部塾での開脚前屈では、ひざとつま先を外側に向けます。

股関節外旋力を発揮させるためです。

こうすると、内転筋を伸張させながら筋力を発揮させることができます。

結果、股関節の機能が改善し、安定した動きが生まれます。


機能解剖学的に、運動機能を見てみましょう。

■屈曲連動線

屈曲~外転~外旋

■伸展連動線

伸展~内転~内旋


屈曲連動線と伸展連動線を二重らせんでつないで動かせば、関節機能が安定します。


股関節内転時に外旋の動きを入れると良いのはこのためです。

股関節外転時に内旋の作用を入れると良いのも、同じ理由です。

股関節外転時に、さらにつま先を外に向けたいときは、屈曲させます。

股関節内転時に、さらにつま先を内に向けたいなら、伸展ということになります。


で、運動線を使いたくないときは、逆の作用で動かします。

そうすると、単独の筋肉群の機能を改善できます。

これがわかると、IBUKIの基本的な運動原理が理解できると思います。

この文章だけで理解できるはずもありませんが(笑)。


プロメテウス解剖学とにらめっこしながら、IBUKIの動きを見てみると面白いですよ。

そこに秘められた意図の謎解きを楽しんでみてください(^^♪


直線的な身体の使い方を続けていると、身体機能と脳機能が壊れます。

らせん(スパイラル)の動きで身体を使うと、身体機能と脳機能が改善します。


今日の塾生講座で、詳しく説明します。