2015年7月28日火曜日

基本ができていない人ほど難しいことをしようとして身体を壊すという傾向

「小趾(足のこゆび)すら使えない状態では、先に進めませんよ」

僕は、よくこんなセリフを口にします。

実際、小趾に機能不全があると、背中の筋肉が無駄に緊張します。

背中が硬く張っている人の小趾には、変なタコがよくありますよね。


小指が使えない→腓骨が使えない→全身崩壊・・・・・・の流れですね。

小趾と背中の筋肉の関連について

ウオーキングやランニングなんかもそうです。

テキトーな設計の靴を、テキトーに靴ひもを締めて履いて、故障する。

小趾が使えなくなりますからね。

自滅です。


ヨガとかだと、タダーサナ(山のポーズ)ができないのに先に進むとか。

小趾が使えないので、ケガと故障の総合商社になりがちです。


基本ができていない人ほど先に進みたがる

基礎的なことができていない人ほど難しいことをしたがる


よくあることですね。

結果、身体を壊してしまいます。


ケガ自慢・故障自慢する人もいます。

「俺、故障するくらい練習頑張ってるんだよね」的な。

いやそれ、『練習の計画が無謀なだけ』ですから(笑)。

ちゃんとした練習をしていれば、故障やケガなんてありえません。


気が遠くなるくらい、基本の動きを反復練習する


それが、安部塾の基本姿勢です。

小脳を重視してますから。

小脳

小脳の機能は、知覚と運動機能の統合です。

小脳は、平衡・筋緊張・随意筋運動の調節などを司っています。

小脳の機能がマズイと、運動や平衡感覚の異常が発生し、精密な運動ができません。

基本運動の練習による、小脳機能の改善が必須となります。


情報を筋肉に伝達し運動を起こさせる大脳運動野と、身体位置保持のための固有受容フィードバックを起こす脊髄小脳路を結ぶ神経回路の構築です。


安部塾では、ひたすらこの神経回路を構築することに時間を費やします。


基礎的な知識の習得・基本の動きの練習というふたつの柱。

それは、最新医学の新常識である『認知行動療法』と似ているかもです。


自動思考と現実の食い違いに目を向けることが大切だと考えています。

根拠と反証の検証による認知のゆがみ=考え方の偏りの修正ですね。

ケガ・故障の大半は、自分の性格を振り返ることで防げると思います。

スキーマの問題ですからね。

※自動思考=瞬時に浮かんでくる考え型のクセ


ようするに・・・・・・

「僕の思考はゆがんでいるかもしれない」

という視点をもてていればいいということだと思います。


そうできていれば、思考修正の機会を得ることができます。

ワークショップって、そういう場ですからね。

偏った自分の思考のパターンを押し通す場ではありません。

思考のゆがみを修正する気がないなら、参加しない方がいいと思います。


時間とお金の無駄ですから。


自分の思考の偏りを修正したくない人は、なんだかんだでキャンセルされますけどね(笑)。