2014年9月26日金曜日

顎関節と骨盤(仙腸関節)~骨盤底筋群と横隔膜

顎関節症の人を観察してみると、重心が上がって不安定なのがわかります。

骨盤を垂直に立てるように指示すると、噛み合わせが改善します。

骨盤の仙骨と腸骨の関節(仙腸関節)と顎(あご)の関節が連動している影響です。

骨盤を垂直に立てると、仙腸関節の噛み合わせが良くなりますから。

仙腸関節之図

顎関節がゆがんでる人の尾骨に触れてみると、内側に入り込んでいると思います。

骨盤底筋群が緊張しっぱなしだからなのですが、このために呼吸が乱れます。

横隔膜は、骨盤底筋群の動きに合わせて動くからです。

骨盤が前に傾き過ぎて腰が反り、前ももと外ももがふくらんでしまいます。


お腹の奥の腸腰筋も過剰緊張します。

そうすると、こんな感じで後脚股関節の前側を伸ばすのが難しくなります。

ローランジ~腸腰筋伸ばし

腸腰筋伸ばし解剖図

ローランジで筋肉痛になるということは、骨盤が垂直に立てれていないのが原因かもしれません。


話を戻して・・・

僕は、顎関節をいじくりまわすのは嫌いなので、仙腸関節の噛み合わせを良くします。

きちんと骨盤を垂直に立てることができれば骨盤底筋群が解放されて呼吸が楽になります。

そうすると、それに連動して顎の調子が良くなるという流れです。

前頚筋膜の解放は好きなのでやりますが(笑)。


顎の調子が悪い人は、骨盤を垂直に立てる練習をするといいかもしれません。