2022年4月12日火曜日

5月3日(祝)KANONにてヨガベーシック(立位・前屈・後屈の基本)ワークショップを開催いたします。

 5月3日(火・祝)に大手門のピラティススタジオKANONにて、ヨガベーシック(立位・前屈・後屈)ワークショップを開催いたします。

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ヨガベーシック後屈

 安全に身体をほぐしながら強化する基本テクニックを解説いたします。御参加、お待ちしております。

2022年4月7日木曜日

ドイツ式両眼視機能検査×ビジョンアセスメント®×小松式ビジョントレーニング=VT Base FUKUOKAの御紹介

  私の身体機能改善レッスン生の近森匡真(ちかもりただまさ)先生と、いつもお世話になっている小松佳弘(こまつよしひろ)先生が、ドイツ式両眼視機能検査×ビジョンアセスメント®×小松式ビジョントレーニングを指導してくれる『VT Base FUKUOKA』の御紹介です。

VT Base FUKUOKA

■VT Baseが考えるビジョントレーニング

 視機能は、成長の過程で様々な遊びを通じて学習することで向上します。

 ところが現代では、PC・タブレット・スマホなど、子どもたちを取り巻く環境は便利になり、自分で考える時間や運動する機会が減少し、視野を広く使わずとも不便なく過ごせてしまう時代になってきました。視覚機能が低下することは、姿勢制御の困難さや認知機能低下(伸び悩み)、身体操作の緩慢や再現性の低下など引き起こす可能性があります。ビジョントレーニングは、今まで豊富な運動機会(外遊び)や経験など、従来自然に獲得していた『視覚と運動機能を統合させるキッカケづくり』であると考えます。

 主に海外では、プロスポーツ選手などにも導入されており、パフォーマンスの向上や、子どもたちの発育や発達傷がいへのアプローチ等にも活用されています。

 また、高齢者の認知症予防にも効果があるとされており、老若男女問わず全ての方が行なうことのできる楽しいトレーニングです。

■ビジョントレーニングって、なあに?

 ビジョントレーニングは、視機能(眼に備わっている機能)を高めるためのトレーニングです。

 「球技が苦手」「文章の読み飛ばしが多い」「動くものに焦点が追いつかない」などは、視機能によって改善されるかもしれません。VT Baseでは、視機能を高めるサポートをいたします!

■運動型ビジョントレーニング(身体を動かすことに特化したクラス)

 イメージ通りに体が動かせない運動の苦手さや、図形・漢字に困難さを抱える方。運動機能に不安がある方。複数のことや業務に混乱してしまう方。趣味の運動パフォーマンスを向上したい方などにオススメのクラスです。

■学習型ビジョントレーニング(机上のことが困難な方に特化したクラス)

 板書が遅い、苦手。漢字が上手く書けない。覚えるのが難しい。本を読むのが遅い、読めない等。学習に対しての困難さを感じる場合や、仕事での表計算や誤字脱字が多いなどの悩みをお持ちの方にオススメのクラスです!

■スポーツ特化型ビジョントレーニング(スポーツをされている方向けに特化)

 トップアスリートやアマチュア選手、アスリートを目指す子ども達。ライバルに差をつけたい★ ワンアップ上のトレーニングとして、怪我のリスク管理も兼ねたメンテナンスや、スランプから抜け出す第一歩として、部活生~クラブチーム選手~プロの選手にオススメのクラスです。

■VT Base FUKUOKA詳細

☎ 092-791-6350

✉ main_info@base.com

〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目15-38 天神KJ-1ビル5F

営業時間 10:00~19:00


 安部塾では、視機能を重要視しており、ほとんどの塾生がパーソナル・グラス・アイックスのメガネを装着しております。姿勢改善においても、身体機能改善においても、身体操作においても、高いレベルの視機能が必要不可欠だからです。ドイツ式両眼視機能検査のデータに基づき、精密にチューニングされたパーソナルグラス(その人のためだけにつくられた眼鏡)の力は絶大で、身体訓練だけでは到達できない次元にあっさりと至ることができます。

 現在の安部塾では、マウリ族発祥のポイをはじめとする各種ジャグリング道具を使って、視機能をフルに使って道具を巧みに操るという鍛錬をしておりますが、餅は餅屋ですので『視機能訓練に特化したVT Base FUKUOKA』で訓練を受けることによって、確実な成果を得ることができるのではないかと思います。

 上に紹介していますが、運動できない・学習できない理由が視機能にあることは、とてもよく見られる現象だと思います。お悩みの方は、近森先生に御相談されることをお奨めいたします。

2022年4月6日水曜日

お辞儀でわかる実際の勢い。こんな姿勢はダメだシリーズ2.

  お辞儀の姿勢を観察すると、虚勢を張っている人と実勢がある人の違いがわかります。

 実勢がある人は、股関節から二つに折れています。肩の緊張が抜け、コアが充分な出力を発揮しています。脊柱の生理的彎曲が崩れません。

実勢のある人のお辞儀

 虚勢を張っている人は、実力がないにも関わらず、それを悟られないように威張るっており、強そうに見せていても、その内面は弱く脆いものです。弱者を侮り見下し、強者に媚びへつらいます。肩の緊張が抜けず、コアの出力が弱いので、脊柱の生理的彎曲が崩れ、卑屈で惨めな感じとなります。下の写真の一番右の写真のように、首の後ろがボコボコになっている人は、実は弱いです。空威張り、虚仮威しの人の特徴です。

虚勢を張っている人のお辞儀
 背中が煤けてるぜ。

虚勢を張っている人のお辞儀

 相変わらず、ちゃんと姿勢を崩せていません。姿勢を崩すには、コアが抜けたたるんだお腹や張り張りの前ももやつぶれた首・腰、詰まった手首・肘・肩・股関節・膝・足首など、崩すための要素を満たさないといけません。

 4月の各地のワークショップでは、ヨガベーシック「後屈(バックベンド)」を解説しています。お辞儀が綺麗になるので、ぜひご参加ください。

やさしいヨガの後屈

☆東京ワークショップ

4月8・9・10日(金・土・日)

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☆大阪ワークショップ

4月14日(木)

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☆名古屋ワークショップ

4月15日(金)

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☆神戸ワークショップ

4月16日(土)

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☆新宮校ワークショップ(休日)

4月17日(日)

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2022年4月1日金曜日

こんな姿勢はダメだ

  リクエストがありましたので、「こんな姿勢はダメだ」という写真を撮ってみました。

 まずは、教科書に載っている定番のものから。頭部中間位と頭部前方位。身長が変わるのがよくわかると思います。これを見ると、卑屈な態度と尊大傲慢な態度が同質のものであることがわかります。自分を特別に扱って欲しいと思う個人が抱えるものが劣等コンプレックス、逆に、自分を侮られたくないと思う個人が取る態度優越コンプレックスです。

立ち姿勢横から(あまりうまく姿勢を崩せていませんが)
 
 自分が優れた人間であるかのように見せかけることで劣等感に対処する態度である優越コンプレックスは、権威づけを伴いがちです。自分が優れているかのように行動したり、手柄を自慢したり、派手に着飾ったりなどの言動が目立ちます。劣等コンプレックスが強すぎて、それを過剰に埋め合わせしようとする結果、虚栄心に満ちた態度をとりがちになります。自らの優越性を維持するために他者を攻撃することも多く、ほんとうの意味での成功からは遠ざかってしまいがちとなります。

 合掌姿勢は、肩と首の過剰緊張による詰まりがわかりやすいです。向きを変えるときに動いてしまったので左の二つの身長が違いますが、同じ向きで比べると、身長が変わるのが確認できるかと思います。ここまで極端でなくても、合掌すると、首肩の過剰緊張を可視化できます。いわゆるクラウチングスタイルとなります。

立ち合掌姿勢前から

 これは、わかりにくいと思います。一番左が良い姿勢に見える人が多いかもしれません。うちの塾生さんは、瞬時に何が違うのかわかると思います。左の姿勢をとっている人は、お腹が出て腰が詰まって、手首や足首や膝に故障を抱えがちだと思います。過体重やいびつに発達した下半身も特徴です。

横に腕を伸ばす立ち姿勢

 抑えつけられたまま無意識の奥底に保存されていた感情が、現実の意識に反する感情として無意識に発動し、現実の行動に影響してくるのがコンプレックスです。情緒的に強く色づけされた表象が複合した心理です。この抑圧と首の過緊張にはつながりがあると、安部塾では考えます。

 BJ老師が、こんなリプをくれました。

 この問題が厄介なのは、本人は自分の姿勢や身体の使い方が正しいと思い込んでいる点です。優越コンプレックスが強い人は、自身が身体トラブルの巣窟であるにも関わらず、他者を指導しようとし、師匠を自称しがちです。界隈ウオッチャーさんたちがよく指摘しておられますが、体型を隠すような派手な柄の服を着たがる人なんかはわかりやすいと思います。そもそも論として、姿勢と動きと体型が美しければ、裸体がいちばん魅力的なのです。

 自分のコンプレックスに対する自覚がないと、姿勢が改善しないだけにとどまらず、さまざまな問題を抱え込むことになります。ややこしいのは、上辺だけはうまくいってるように見せかけることが可能で、姿勢が崩れていると素で自分が優れた人間であると信じ込んでしまう点です。最近流行の「俺は目覚めた人」とか「真実を知る人」とか自称する展開とか、異常に肩書にこだわるとか、自身のためにならない言動を繰り返してしまいがちです。

 他者への関心と貢献に視点を向けていくことで受け入れてもらえるようになりますし、他者も受け入れることができるようになります。姿勢は、他者への関心と貢献に視点を向けていくことで、急速に改善されていきます。

 たかが首の過緊張ですが、侮ってはいけないと思います。タイトルの「こんな姿勢はダメだ」ですが、「首が過緊張している姿勢はダメだ」ということになります。興味がある方は、アレクサンダー・マサイアス先生の著書を読んでみられることをお奨めいたします。