2017年12月29日金曜日

呼吸と脊柱の動き~石の上にも三年・石の上にも三年居れば、あたたまる!

頭蓋仙骨療法より
明日、12月30日と1月3日に、薬院校で安部塾身体操作技法IBUKIの解説をします。

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2017年の内容のファイナルです。

呼吸と脊柱

幾度となく解説図を描いてきました。

繰り返し繰り返し何度も何度も。

夢に見るほどに(笑)。

細かく描くと上図のようになりますが、混乱するので略図を描いて解説しています。


3年間教え続けたら、継続した人たちはみなしあわせになりました。

「石の上にも三年・石の上にも三年居れば、あたたまる」ですね。


■石の上にも三年・石の上にも三年居れば、あたたまる。

いったん始めたことは、すぐにあきらめないで、辛抱強く続けていれば、成功することができます。

だから、なにごとも、辛抱強く成功するまで続けましょう。

すぐにあきらめてしまうと、なにごとにおいても成功することはできないという意味です。

成功したかったら、成功するまで諦めなければいいのです。


脳と身体に染みついた歪んだパターンを書き換える。

言うほど簡単なことではありません。

しかし、やらなければ、そこで詰みます。

自己正当化なんてやらかしている場合ではないのです。


うまくいかないとき、その責任はすべて自分にあります。

それを理解するのに、呼吸と脊柱の動きを見直すことが役に立ちます。


自分の問題に向き合いたくないからといって逃げていたら、成功することはできません。

というよりも、自分の問題から逃げることはできません。

どこまで逃げても、追いかけてきます。

逃げ続けているうちに、寿命が来ておしまいです。


今日の塾生講座で、「呼吸と脊柱の動き」と「継続すること」の大切さを解説します。

2017年12月21日木曜日

足の改善に6年かけた女性

「足を守る講座」で、参加者の足の測定をしました。

その中のひとりの足の写真です。

足を守る講座

ほんとに改善してきました。

って、まだ道半ばですが(笑)。

やめないこと。

継続すること。

壊れているうちは、素直に指導に従うこと。

逆ギレしないこと。

うまくいかないときは、自分に原因があるのですから。

壊してしまうのは一瞬ですが、直すのには何年もかかります。

壊れているときに思いつくことは、だいたい余計に壊れることばかりです。

壊さない人たちの意見に、素直に耳を傾けましょう。




2017年12月19日火曜日

靴の選び方・履き方を教えてもらえるという機会がほとんどないという現状を変えていきます

20171219 足を守る靴講座


12月19日(火)大手門のKANONで、「足を守る靴講座」を開催しました。

講師は、シューズクラトミの須崎先生です。

20171219 足を守る靴講座
眼鏡の問題もそうですが、良いものを正しく使うことを学べる場がないのが現状です。

身体の動かし方の練習ばかりしても、普段履いている靴が機能的にダメなら意味がありません。

靴の履き方が間違っていても、性能を活かすことができません。。

アイックスのパーソナルグラスを、軸をズラしてかけるようなものです。

アイックスをGoogle検索すると出てくるw

どんな優れた道具も、使う人間に理解力がなければ駄具になってしまいます。


いつもいつも思うことですが、正しい情報を学ぶ機会がない現状。

20171219 足を守る靴講座

ナルシシズムをこじらせると、デザインだけで靴を選ぶようになります。

美しい生足の方が、ずっと魅力的なのにです。

非機能的な靴と荒れ果てた足に魅力を感じる人っているのでしょうか?

少し冷静になってみたらいいのではないかと思います。


完全矯正のパーソナルグラスと完全調整された靴が生み出す美しい姿勢。

これは魅力的です。


重ねて言いますが、エクササイズだけやっていても魅了的にはなれません。

ナルシシズムをこじらせるだけです。


そもそもが、自分の足のサイズすら正確ではありません。

20171219 足を守る靴講座

それで正確な身体操作なんてできるはずがないのです。

職人は道具にこだわるのが基本です。


大好評だったので、来年1月7日(日)の足と股関節の講座(薬院校)に須崎先生に来てもらえるようにお願いしたら、快く引き受けていただけました。

午前の部で解説していただく予定です。


足の講座に出ないのはとてつもない損失です。

ぜひご参加ください。

人の身体は「見る」ことで、無意識にその方向に進んでしまいます~「リーチング」「手さし」の重要性。

足で走るときも、車で走るときも、カーブを曲がるときは、「自分が進むべき方向」をきちんと「見る」ことが大切です。

外側にふくらんだときには内側を、内側に巻き込んだときには外側を見ることになります。

もし、外側にふくらんだ時に外側を見れば、どんどん外側に寄ってコースアウトしてしまいます。

内側に巻き込んだときに内側を見れば、さらに巻き込んでしまいます。

人は見た方へ進む

人は、「見た方向に進んでしまう」のです。

逆に言えば、視線を「行きたい方向」に向けておけば、その方向に進むということです。


身体操作においても、「どこを見ているか?」が大切です。

まず眼筋が動き、それから他の筋肉が動くからです。

眼筋と他の筋肉の協調ができていないと、うまく動くことができません。

巧みな動きは、眼筋によって生まれると考えていいと思います。


このため、あらゆる正統身体操作技法で、「視点」についての口伝が重視されてきました。

最近のスポーツ界における視機能訓練ブームもそうです。


そもそも、運動発達において、「見る」ということがとても大切なのです。

運動発達の順序
「まず見て、それから動く」ことが重要です。

見たことによる身体の反応を理解しておくことも。


ケガや故障に悩まされている人は、きちんと見ていない(あらぬ方向を見ている)ものです。


そして、定番のこれ。
あかちゃんの発達

安部塾身体操作技法IBUKIの基本が、ここにすべてあります。


4~5か月頃のあかちゃんは、気になるものに手を伸ばすようになります。

この動作を「リーチング」といいます。

声をかけたり、それをとってあげたりすると、「手を伸ばしたらと相手が反応してくれる」ということを学びます。

気になるということを相手に伝えるために、手を伸ばすという動作を意図的に使うようになってきます。

それが、「手さし」です。


リーチングについて学ぶことで、飛躍的な動作の改善が可能です。

ちなみに、円滑なコミュニケーションによる目標達成の基本でもあります。


12月21日(木)の大阪集中講座で、リーチング(手さし)の解説をします。

御参加、お待ちしております。

2017年12月12日火曜日

1月7日(日)薬院校で「足と股関節の講座」を開催します。

1月7日(日)に、薬院校で足と股関節の講座を開催します。

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足関節・膝関節・股関節の連鎖

一般参加者さんのリクエストに応える企画です。

美しい足は、美しい姿勢と動きを支えてくれます。

足関節・膝関節・股関節の連鎖

足関節からの連鎖を理解することで、股関節の状態を良好に保てます。

御参加、お待ちしております。

2017年12月11日月曜日

足先(足ゆび=趾)からの開脚・前屈・後屈

■12月17日(日) の東京集中講座で、

16:30~18:30【集中講座 E】開脚・前屈・後屈

を、解説します。


安部塾の開脚・前屈・後屈では、足先の動きを重視しています。

足ゆび(趾)の屈曲・伸展
よくある定番ネタですが、

足の母趾の使い方と足底アーチ
安部塾では、2・3・4趾を使います。


開脚時に足先を操作することで、安全性を向上させることができます。

股関節の屈曲(体前屈)時や股関節の伸展(体後屈)時も同様です。


体を動かすときは、筋肉連鎖に従う必要があります。

筋肉連鎖
体の動かし方には「型」があります。

型を学ぶことで、日常の動きが楽になります。


御参加、お待ちしております。

2017年12月7日木曜日

腕の伸展連鎖と屈曲連鎖~原理原則を守れば、その動きのすべてが舞になる~舞と踊りはどう違うのか?

大晦日に鹿児島で舞う衣装合わせの写真です。

腕の伸展連鎖と屈曲連鎖 阿多山神の舞

筋肉連鎖的に自然な動きなので、見た目にとても美しく見えます。

安部塾身体操作技法IBUKI2017で解説しました。

脚も、伸展連鎖と屈曲連鎖で動かします。

原理原則を守っていれば、その動きのすべてが舞になります。


よくある質問なのですが、舞と踊りはどう違うのでしょうか?

■舞
・水平~横方向の動き(まわる)
・単独で舞うのが基本
・心が先に動く感じ
・静的。すり足で滑る~旋回する
・手と腕と上半身の動きを重視する

■踊り
・垂直~縦方向(跳ねる)
・集団で踊るのが基本
・身体が先に動く感じ(リズムに合わせる)
・動的。足で飛び跳ねる~跳躍する
・足と脚と下半身の動きを重視する



「踊り」がおどりあがるというようなリズムに乗った跳躍の動作を主体とするのに対して,「舞」は旋回の動作を基本とする。

元来「舞」は,地面または床から足を上げることが少く,テンポは比較的ゆるく,その場を回る,あるいはめぐる動作を主とする。

「舞」は「まわる」の意で、元来は地をするような足づかいで巡り回る旋回動作をいい、跳躍動作をさす「踊り」と区別される。

踊り(跳躍運動)と区別される舞踊表現。マウ,マワル動作を表す語で,モトオルという語義にも近く,ある中心をなすもののマワリをマワルこと,旋回運動を意味する
本来は,神の依代(よりしろ)や神座(かみくら)を中心として,その周囲を繰り返し回りながら神がかりする,呪術宗教的な行動を意味した。

引用ここまで


心が先~気持ちが先に動く人の動きは舞です。

体が先~気持ちが後で動く人の動きは踊りです。

安部塾の動きは、心・気持ちが先に動きます。

静止姿勢も、不動の舞~心の舞という高度な舞なのです。