肋骨挙筋は息を吸うときに、肋骨を引き上げるはたらきがあります。
安部塾では、「背中に息を吸い込んで」の誘導で意識させています。
この筋肉が意識できると、胸椎の側屈と回旋が楽になります。
いきなり「ぐにゃり」と曲がってねじれる感じになるので面白いです。
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肋骨挙筋 |
■短肋骨挙筋
・起始 頸椎7番・胸椎1番~11番椎体横突起
・停止 下位肋骨上縁肋骨結節・肋骨角
・作用 肋骨を引き上げる 吸気(吸う)を助ける
■長肋骨挙筋
・起始 頸椎7番・胸椎1番~11番椎体横突起
・停止 2つ下位の肋骨上縁の肋骨結節・肋骨角
・作用 肋骨を引き上げる 吸気(吸う)を助ける
胸横筋は、息を吐くときに肋骨と肋軟骨を引き下げます。
感情を感じないようにする筋肉として、よく知られています。
胸横筋が固まると、感情を感じることができません。
連鎖して横隔膜も固まるので、冷え・むくみから全身ボロボロに。
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胸横筋 |
■胸横筋
・起始 胸骨後面と剣状突起
・停止 第2~第6肋軟骨
・作用 肋骨を引き下げる 呼気(吐く)を助ける
※胸横筋は、胸骨の内部についていて、みぞおちで息を吐くときに収縮する。
怒りを抑え込むと、胸横筋が固まり、横隔膜に怒りを封印します。
怒りを抑え込んでいる人の横隔膜は動きません。
呼吸が苦しくなるので、浅い呼吸しかできません。
怒りを表現できる人の横隔膜は、意外とやわらかいものです。
胸横筋もやわらかくて、深い呼吸ができています。
怒りを表現できない『良い人』の横隔膜は硬いことが多いです。
怒りを我慢している『自称人格者』は、横隔膜カチカチです。
一緒にいて息苦しくなるレベルです。
無理して人格者を演じるのはやめましょう(笑)。
僕のまわりは、怒りを直球表現する人ばかりです。
たまに表現できない人が迷い込むと、フルボッコにされています。
怒りを封印して横隔膜を固めていないかどうかのチェック方法。
みぞおちの上の方に触れてみて硬かったらアウトです。
痛みを感じるレベルだったら、かなりヤバイです。
胸横筋をゆるめに、安部塾に来てください(笑)。
ちなみに、みぞおちを解放するとき、封印していた怒りを感じます。
たまたま目の前にいる人に八つ当たりしたりします。
胸横筋は、肋骨挙筋と上後鋸筋を使って息を吸うとやわらかくなってきます。
安部塾で背中に息を吸い込んでもらう、もうひとつの理由です。