2019年12月12日木曜日

肩をゆっくりやわらかく下げる(首すじを伸ばす)という基本。美しい動きをする人は、うなじが美しい。

肩甲骨の下方回旋
安部塾では、肩を上げないように指導をしています。感覚的には「肩を落とす」というイメージです。身体の動きが悪い人に共通しているのが、肩をはやくかたく下げようとする点です。一方、身体の動きがいい人は、肩をゆっくりやわらかく下げます。いちばん違いが出るのは、振り返り動作のときの美しさです。

肩を下げるときは、肩を下げようとするより、肩を上げようとする無駄な力を抜くイメージをした方が楽だと思います。肩を下げる筋肉は小胸筋と僧帽筋下部繊維を意識します。

肩を下げる筋肉のイメージ
首すじを伸ばす動きを加えることが大切です(下図の手をふれているあたり)。

喜多川歌麿「うなじに粉をはたく女性」
こんな感じになるかと思います。

上村松園先生の絵画

伊東 深水先生の美人画
興味がある方は、「美人画」で画像検索してみてください。

12月13・14・15日の東京集中講座では、かなりの時間を「首すじを伸ばす」「肩を下げる」の解説に費やす予定です。基本中の基本ですので、みっちりやりたいと思います。