2017年6月25日日曜日

表情筋を鍛えるのではなく、第二の脳である腸を信頼する~真の笑顔は、正しい腕と舌の使い方から。

プロメテウス解剖学 頭頸編


某関西美人から、「笑顔について解説してくれはりますか?」との依頼。

7月27日(木)の大阪集中講座で解説することになりました。


安部塾では、「表情筋は、無理に鍛えない」が基本です。

顔面以外の骨格筋同様に、余計な筋肉は、自然な動きを阻害するからです。

顔芸をやればやるほど、自然な表情が失われてしまいます。

身体機能に適合した表情筋の使い方を学ぶことを推奨しています。


ヒントは、私たちの御祖先様であるピカイアです。

ピカイア

ピカイアには、頭蓋はありますが、顔面はありません。

私たちの頭蓋骨も、脳頭蓋と顔面は、わかれています。

顔面は、「腸の一部」なのです。

表情筋の解剖図を見れば、一目瞭然ですね。

表情筋
腸は、第二の脳と呼ばれます。

参考サイト → 腸は第2の脳。腸に関する10の豆知識

1. 脳の監視がなくても機能できる唯一の臓器

 腸は権威に抗するレジスタンスのように、脳からの信号を待つことなく消化という重要な機能を果たすことができる。こうした芸当は、他の臓器はもちろん、あの力強い心臓でさえできないことだ。

2. 1億個もの脳細胞が存在する

 腸が自分で判断できるのも驚くにはあたらない。食道から肛門まで続く9mの腸には、無数の脳細胞が存在するのだから。このニューロンの数は脊髄や末梢神経系よりも多いのだ。

3. 腸は独自の神経系を持つ

 腸の神経系は、消化や排泄を司る絶対者として君臨しており、それ自体であらゆる機能を遂行する。科学者の中には、ここを中枢神経系の一部とみなす者や、その本体であるとみなす者もいる。”実行”刺激がくると、脳からの司令なく腸にキューを出すよう進化したようにも見える。これは無力な新生児の脳を考えると特に妥当に思えてくる。

4. 腸が脳に感情のサインを送る

 腸には迷走神経という、大きくて、厄介な神経が埋め込まれている。研究では、その繊維の最大90パーセントまでが腸から脳へと情報を運んでいることが明らかとなっている。言い換えると、脳は腸からの信号を感情として解釈しているのだ。だから、あなたは心から腸を信頼するべきだ。

5. 胃腸障害は腸の”精神疾患”とも言えるかもしれない

 抗鬱剤として身体の調子を整える素晴らしい気分物質セロトニンだが、およそ95パーセントが腸の中で見ることができる。ということは、食事や薬、抗生物質が人の気分をめちゃくちゃにしてもちっとも不思議ではないということだ。

引用ココまで


賢明な方なら、もうおわかりだと思います。

脳から指令を出して表情をつくるという行為の愚かさというものが。


この理由で、安部塾では表情筋を鍛えません。

ピカイアに学ぶのです。


私たちは腸の一部である顔面の口に食べ物を運ぶために、手を発達させました。

腕の使い方を改善し、美しい動きで食事をすることで、笑顔が生まれます。

腸から笑うことができるのです。

腸が喜ぶ朋友と一緒に食事をすると、自然と笑顔になる理由でもあります。


美しい作法と朋友が、素敵な表情をつくってくれるのです。


合わせて、「舌」をきちんと使うことが大切です。

真の笑顔は、舌と手がつくるからです。

舌が堕ちれば、口角も堕ちます。

墜落した舌と口角は、ゆがんだ笑いを生みます。


脳からの指令と、腸からの指令が一致したとき、真の笑顔が生まれます。

脳からの指令と、腸からの指令が不一致なとき、歪んだ笑顔が生まれます。


表情筋を鍛えるという行為は、愚かなことです。

ピカイアに学びましょう。